ある日グラミンバンクの本部へ飛び込み訪問。
意外と簡単に中に入ることができて、
郵便物仕分室長さんと仲良くなることができました。
彼はグラミン勤務歴20年のベテラン。
彼の目から見た
グラミンバンクの裏話をたくさん聞かせていただきました。
それらを踏まえて感じたこと。
日本ではグラミンバンクあるいはその関連企業が行う事業を
いわゆる「ソーシャル」なものとして捉えていることが多いですが、
彼らにとってはただ単にバングラに無かったものを
一つずつ発展の度合いに合わせて提供していっただけのことだ、
ということです。
「きっちり利益上げてます!」ってことでした。
実はBOP(Base of the Pyramid)ビジネスなどの呼称も
あくまで(経済的に発展しきった)先進諸国の視点からみて
そう呼んでいるケースが多く、現地の人達にとっては
対象はあくまで発展段階にある自国民でしか無いのです。
生活水準の向上、その過程は
先進諸国の発展の道のりとそれほど変わらないと思います。
ただ唯一先進諸国の歴史と違いがあるとすれば、
あらゆる意味で技術が極端に進歩しているということでしょう。
例えば
以前は全国に電線をひいてから
各家庭に固定電話を普及させることで
通信網を整備していたのに対して、
現在では
各地に中継地点をつくって
携帯電話を普及させればこと足りるのです。
そういった事から、
あらゆる経済活動においてレバレッジが効きやすい状態に
なっているのだと思います。
それらの違いを踏まえておかないと、
(私達がそう言った観点から世界を見つめてしまっていることに気付いていないと)
「ソーシャル」と呼ばれる活動の本質や、このバングラという素晴らしい国の現状を見誤ることになります。
以上
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