2011-06-30

成都の繁華街をぷらぷら

成都といえば、2010年に起きた反日デモが
記憶に新しい方もいらっしゃるのではないでしょうか。

正直な話、当時は
「中国に行くの気をつけたほうがいいかもね」
「内陸は避けた方がいいかもね」
なんて話していましたが…

実際来てみると、現在はいたって平和。



襲撃を受けた成都のイトーヨーカドーも
平日の昼間にも関わらず、中国人の消費者で溢れています。

私たちは地下の食品売り場で
日本の味、アジフライを購入。

この辺りはイトーヨーカドー以外にも、
デパードやH&M、ユニクロ、ハーゲンダッツ、その他
いろんなお店がひしめき合っています。

内陸とは言っても、中国の都市部は見たところとても豊か、
というのが印象ですかね。

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さて、本日成都の繁華街、春熙路に来たのは
デモの現場であるイトーヨーカドーを見たかったのと、

もう一つ、

成都で一番美味しい坦々麺がこちらにあると聞いたからです!

成都と言えば、麻婆豆腐だけでなく
坦々麺の発祥の地でもあります。

けれど、日本と違ってこちらは汁なし坦々麺。

やってきたのはこちら、「龍抄手」。



カウンターで坦々麺とワンタンを注文し、料理を待ちます。

以上4点で24元(約310円)
あえ麺、というか油そばみたいな感じ?

底にたれがあるので、良くかき混ぜていただきます。



お味は…

「か、辛い!!」←賢太郎
「そんなに辛くないけど、麻(山椒)が効いてるねー」←千明

んー、確かに美味しいけど、日本で食べる
ゴマのきいた坦々麺の方が好きかな。

ワンタンは美味しいです。
特に一緒に入ってたシイタケがいい味出してます。

坦々麺より、ワンタンを食べにまた来たいかな。

成都の宿

成都では、日本人の旅人の間でとっても有名な
『Sim's Cozy Garden Hostel(成都老沈青年旅舎)』
に滞在しました。

ここにくれば、チベット行きの情報などもゲットできるという感じでしたが、
着いて草々、
「チベット入境について聞きたいんですが…」
「あ、チベットは今クローズしてます!」
と笑顔で言われ、あっさり終了。

なんでも、年に1度のお祭りか何かで、
6月末から7月末まで外国人の入境を規制しているとのこと。
8月ならもしかしたら行けるかも…という感じだそうです。


さて、この宿では安いダブルルーム(バストイレ共有)があったので
ドミトリーではなく個室をチョイス。
(一部屋90元、バスタオル・エアコン・扇風機・窓・TV・DVD有)



共有スペースがとても快適で過ごしやすく、
ついつい長居してしまいました。

私たちが滞在したとき、日本人のスタッフが二人常駐しており、
九寨溝や四姑娘山への行き方や楽しみ方など
とても親切に説明してくださいました。

また、Sim's のレストランのご飯が美味しい。
程よく日本人好みの味付けで、値段も良心的。



Sim's には旅人が楽しめる企画やサービスがかなり充実してます。

日本語の書籍も豊富で、本・DVDは無料でかりられます(デポジット有)。

私たちはここぞとばかりにジブリシリーズをレンタル。

ナウシカに始まり、ラピュタ、魔女の宅急便、紅の豚、
ぱんだこぱんだ、もののけ姫などなど。

レンタサイクルは24時間10元という嬉しい格安価格。

毎週金曜はビリヤード大会を開催しており、
なんと賢が一度優勝を勝ち取りました!

一試合勝つごとにビールがただでもらえるので、
その時の戦利品はすべて千明のお腹に収まりました。



夫の意外な特技に千明びっくり。

曜日によっては太極拳の体験もできちゃいます。

笑顔の素敵な先生のしぐさを、ただひたすら真似します。
ただ、先生ダボダボの服着てるから
細かい動きがわかりずらい…(涙)



そんなこんなで、Sim's は成都での滞在と
その先の旅の計画の
素敵なパートナーになってくれますよ。
私たちはチベットには行けなかったものの、
四川省にチベット人の村が結構あるそうなので、
そちらを周ってこようかと考えております。

2011-06-23

九寨溝はジブリの世界?

行ってまいりました、世界自然遺産、九寨溝。

九寨溝は今回の旅で賢太郎がもっとも楽しみにしていた場所の1つ。

成都から飛行機も出ていますが、
私たちはえっちらおっちら、
バスで山道を10時間かけて向かいます。



車に酔いやすい千明は心底心配しておりましたが、
幸い、事前に聞いていたように車内で嘔吐する中国人も出ず、
窓からの景色がとにかく面白かったので
狭いシートながら、快適なバス旅となりました。

ちなみに道中のトイレはすべて中国式ニーハオトイレ。
つまり、ドアが無く隣の人との間には腰くらいの高さの仕切りのみ。

個別に流せるトイレが主でしたが、
みんなで長い溝のようなものの上にまたがって、
前の人の汚物が流れてくるのが見えるスタイルのトイレもありました。

バスが一緒だったカナダ人の女の子3人組は
「Oh my God! I can't do this!!!」
と騒いでました。そりゃそーよね。。

さて、車窓の景色でまず印象的だったのが、
2008年の四川大地震の爪痕。

倒壊した橋や、当時の国道に覆いかぶさる土砂崩れ、
巨大な落石岩など、
自然の脅威をまざまざと見せつけられます。





今、自分たちが無事に道路を走っていることですら
単なる偶然。いつ土砂が崩れてきてもおかしくないのでは、
と、背筋がぞっとする思いでした。

地震エリアを過ぎてしばらく行くと、
チベット族の住む集落や、ヤクのいる休憩所を通ります。



チベット式の塔がある山の中の集落の景色は
風の谷のナウシカを彷彿とさせます。



そうこうするうちに、九寨溝に到着。
一日目は特に何も出来ないので、ご飯を食べて就寝となります。

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バスターミナルから宿までは無料送迎サービスがあるのですが、
その時、車で一緒になったマカオからのカップル2人と
とても良い友達になることができました。

フローラとアントニオです。

なんと、アントニオは私たちが大学時代に所属していた
よさこいサークル(よっしゃ虎威)を知っており、
互いに共通の友人がいたのです!

きっかけはよっしゃ虎威がマカオでパフォーマンスをしたこと。
(当時、賢と千明はマカオには行ってませんでした)

世界は狭い!!

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2日目。

すっきりしない曇り空の下、アントニオ&フローラと連れだって、
いざ九寨溝へ出発です。

入場料220元、園内でのバス90元。
容赦ない価格設定です。

実際バスチケットはチェックされることはないので、
買わなくても大丈夫かも…

入場すると、まずは一番標高の高いてっぺんの原生林へ。
ここは標高が3000メートル以上あり、さすがに空気が薄い!

あとはバスを使ったり遊歩道を歩いたり、
景色を楽しみつつ、好きなように下っていきます。

とにかく水が青い!
場所によっては鮮やかな水色だったり、エメラルドグリーンだったり。



前日、宿のお兄さんから、
「あれはバスクリンですよ」
なんて言われてましたが、バスクリンじゃないのが不思議なくらい
鮮やかな色です。

まるで、もののけ姫?ラピュタ?いやいやナウシカ??



今日はあいにくの曇り空で、途中雨にまで降られましたが
晴れていれば、日光の光でさらに色鮮やかな水面の様子を楽しめたことでしょう。

紅葉の時期に来たらそれこそ鼻血ものの美しさかも。


九寨溝では、湖が見えなくても純粋にトレッキングも楽しめます。
中国人のツアーの団体客は、バスで要所要所を移動するので
遊歩道を歩いた方が静かに山の景色を楽しめます。

なんてったって、ステレオで変な音楽を大音量で流しながら
観光してる団体もいますからね。

みんなで踊りながらポーズを決めて、はいチーズ。



これはこれで面白いです。

九寨溝ではさすがに旅行客のマナーもそこそこ良いのか、
もしくは園内の掃除が徹底しているのか、
万里の長城のようにゴミが散らかっていることはありませんでした。

しかし、透き通ったブルーの湖で
魚にせんべいをやってるオッサンを見た時は、
後ろから蹴りを入れてやろうかと思いました。

園内は遊歩道もトイレも整備されていて快適。
食べ物は高くてオススメ出来ませんが、
私たちは宿で注文したサンドイッチを持ち込み、美味しく頂きました。



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さて、九寨溝を見て回った後の2人の感想です。

「九寨溝もすごいキレイだけど日本の自然も負けてないよね。
植生が似てるからそう感じるのかな。」

「まぁ今日は太陽も出てなかったしな。
もちろん規模では九寨溝に負けるけど、
日本で朝一で見た五色沼は相当キレイやったからなぁ。
しかもあっちは無料やし。」

「大分の男池とかもキレイよね。あと宮崎の川も。」

「上高地なんかもいいよな。」

「水の青さだけで言うと、別府のいちのいで温泉も全然負けてないし。
しかもあっちは温泉!」

そうなんです。

この日は九寨溝が本領発揮していなかったせいか、
九寨溝への期待が大きすぎたせいか、
日本の自然の美しさを再認識する結果となってしまいました。

それはそれで、まぁ良いでしょう。

もちろん、なんだかんだ言っても九寨溝だって素晴らしかったです。
値段が無料かもう少し安ければ、
もう何日か滞在して、隅々まで歩き回りたいところです。

2011-06-19

成都でサイクリング

成都は西安から到着後、始めて駅を出た時から
なんとなく雰囲気がいいな、と思った町です。

今日は九寨溝へのバスチケット購入も兼ねて、
成都の町をサイクリング。

宿のレンタサイクルが、何と24時間10元という破格なので、
自転車好きの私たちがチャリに乗らない手はありません。

ここでも自転車は台湾のGIANT製。
タイヤの空気とブレーキを確認し、サドルを調整したら出発です!

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まずは、宿の近く、文殊院というお寺周辺の観光ストリートへ。

ふむふむ、なかなか雰囲気の良いところです。



お寺には興味がないので入っていませんが、
お寺の券売所の前にはしっかり物乞いが。



「財布出したついでに、ほら、ここにもお恵みを」

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町をひたすら南に下り、ヴィトンやグッチ(本物)をすりぬけて
新南門バスターミナルへ向かいます。

が、一歩手前でエネルギー切れ。
偶然前を通りかかった大学のキャンパスの庭で一休み。

中国の大学は基本的に一般人も入れるので、
天津や上海でもいくつかお邪魔してきましたが
どこもなかなかに緑豊かで公園みたいにくつろげます。



ちょっと昼寝をしたらまた出発。

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ようやく到着、新南門バスターミナル。



ここから、九寨溝や峨眉山、楽山、麗江へのバスが出ています。
チケットは一人141元。宿代より高い。。

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帰りは川沿いをぶらぶらサイクリング。
緑がずっと続いてて気持ちが良いです。

途中のショッピングエリアで遭遇したまさかのリオのカーニバル。

が、いまいちだったので、こっちで一緒に記念撮影。



再度、川沿いに戻ります。
と、なんだか大勢の人でにぎわっている青空カフェが。

皆さん木陰でマージャンやトランプに興じてらっしゃいます。




せっかくなので私たちも休憩。
メニューはなし。

さっき買ったライチをおやつに菊花入り緑茶をいただきます。
一杯5元。ポットのお湯を足し放題。

こんな空間、日本にも欲しい。



川沿いの道路には、同様のお茶スポットがいくつもありました。
成都でサイクリングの際には寄ってみてはいかがでしょうか。

2011-06-18

成都パンダ基地

中国と言えば、パンダ。

パンダ好きの千明にとって夢の楽園、
『成都パンダ基地(成都大熊猫繁育研究基地)』
に行ってきました!

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成都がある中国四川省には
「ジャイアントパンダ保護区」なるものがあり
世界中のパンダの3割が生息しているそうです。

この保護区は、7つの自然保護区と9つの国立公園からなり
世界遺産(自然遺産)にも登録されています。

7つの保護区の中でも一番規模の大きい保護区、臥龍保護区には
世界初のパンダ研究センターがあったそうですが、
2008年の四川大地震によって甚大な被害を受け、現在は再建中とのこと。

震災前にこの臥龍パンダセンターで飼育されていた約120頭のパンダは
成都市内の成都パンダ基地と
四川省内の雅安碧峰峡基地などに避難しているそうです。


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臥龍や雅安のパンダセンターは成都市内から
バスで2時間~4時間かかりますが、
成都のパンダ基地は市バスで1時間で行けます(2元/人)。

入場料は58元。
九寨溝の220元や兵馬俑の110元に比べたらかなりお手頃価格です。




予備知識ほぼゼロで行くのでドキドキわくわく…

園内はとにかく広いです。

そのせいか、人の多さも全然気にならない程度。
(この日は土曜日)

園内を行き来するミニカーもありますが、
私たちは運動と節約を兼ねて、もちろん徒歩。

まずは入口から一番遠い場所を目指します。

笹がたくさん植えてあって気持ちいいー!
と、思ったら、この園内の笹はパンダたちのエサになるそうな。

息を切らしつつ到着!

こちらが最初のパンダたちの様子。
一心不乱に笹をむさぼり食っています。



なかなかキヨウ。。

パンダ基地では午前9時ごろにエサやりがあるから
朝一で行くのがベスト!と聞いていました。が、
めんどくさがりの私たちは朝10時過ぎに基地に到着。

エサを食べるシーンを期待していなかっただけラッキー♪

さぁ、ここからはどんどん先に進みます。

しかし、この先登場するパンダたちは
みんな寝てるか食べてるか。

いいけどね。別に。かわいいから。



寝てる。

なんだかとにかく暑そう。
パンダは暑さに弱いそうです。



人間みたいな寝姿。。



こっちは食べてる。

このパンダしまいには寝転がりながら笹を食べだして
その姿はもはや着ぐるみを着ただらしないオッサン。



こっちはイスに腰掛けて食べてる。オッサン…



これはどうやら子パンダ。

子パンダは5~6匹いたけど、みんな木の上でキヨウに寝てました。

はぁ~、抱っこしたい。

ちなみに1000元(約13000円)で子パンダを抱いて写真がとれます。
撮影料というよりは、センターへの寄付ですね。

もちろん私たちは撮ってません

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10時過ぎに基地に到着して全部見終わったのは3時前くらい。

たっぷりパンダを堪能しました!

ツアーで来るのもいいけど、好きなだけパンダを眺めたかったら
やっぱり個人がオススメですね。

そして夏は暑くてパンダが動かないようなので
春か秋がいいのかな。

この基地の良さは、なんといってもパンダの多さ!
パンダのケージによってはその場を独り占めして
何時間でも見てられます。

大満足の成都パンダ基地でした。
≪参考URL≫
成都大熊猫繁育研究基地ホームページ

2011-06-17

西安―成都 またまた夜行列車の旅

中国の主要都市、特に上海や北京では
鉄道の駅がだいぶ発展して、飛行場のロビーの様ですが、
西安の駅は比較的古い様子。

今夜は電車に乗って西安から内陸の町、成都へ向かいます。


西安駅。上の黒いのは城壁。

出発時間は20:07発ですが
始発ではないためか遅れに遅れ、
実際に乗車したのは21:30頃。

人でごった返す待合室には、ある意味、
私たちが想像していたような「中国らしさ」がありました。



大きな荷物を地べたに置いて
その上に座り電車待ちする、浅黒い人々。

明らかに貧しそうな人もいれば、
日本人とも見分けがつかないようなお洒落な女性もちらほら。

子どもを連れて物乞いをする薄汚れた女性。

手にブレスレットを勝手に巻いてきて
笑顔で寄付(?)を請う
聾唖の少年少女。


さらには、私たちのすぐ横で、いきなり用をたし始めた女の子。
もちろん両親は叱りません。

その場に残された液体は拭かれることもなく、そのまんま。


自分のしたトイレの横ではしゃぐ少女。
ちなみに彼女のズボンもお尻の部分が割れてるタイプ。
わざわざズボンを脱がなくても用をたせます。

この一家、特に貧しそうには見えません。
ごくごく普通の中流階級の様子。

明らかに、我々日本人とは全く異なる
「公衆衛生」や「恥」の概念があるようです。

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さて、こうしてボーっと人間観察をしていたら、
いつのまにか検票開始。

電車に乗ってみると、上海から西安までの車両と違います。

ヘッドライトもなく、なんだか古い感じ。
なるほど、チケットがいささか安いわけです。

西安の駅を出ると、まだ夜10時前後なのに突然消灯。
暗がりの中、果物やカップ麺など車内販売がやってきます。

これといって何もできないので強制的に就寝。


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翌朝はお粥の車内販売で目を覚ましました。

窓の外には、これまであまり目にしなかった水田の景色が広がっています。



これまでとどことなく植生が変わった様子。
緑豊かな風景が続き、見ていて飽きません。

西安への到着が1時間遅れたので
到着も遅れるだろう、とのんびり構えていたら
なんと成都着は時間通り!

中国人の皆さんは当然のようにさっさと下車し
車内はあっという間に私たち二人だけに。

慌ただしい成都到着となりました。

朝の車内の様子。

さぁ!
成都と言えばチベットや九寨溝の玄関口。

情報収集も兼ねて、
ここでの宿は旅人の間で有名なSim's Cozy Garden Hostelに決定。

2011-06-16

中国の宿② 西安

西安では中心部(城壁に囲まれたエリア)から南へちょっと離れた
『大雁塔』があるエリアに宿をとりました。

このあたりは近年、開発が進められ、
ある意味一大観光地になっています。

公園も近く、朝の広場では太極拳やエアロビ(?)、
夜はよくわからないダンスを見ることができます。



素朴でどっしりとした大雁塔は千明のお気に入り。


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『汉文武德青年旅舍 Hanwood Youth Hostel』

滞在日:2011/6/10~5/16(6泊)
価格:45元/泊/人(ドミトリー)
アメニティ:特になし



≪感想≫

ここは何といってもスタッフがフレンドリーで親切。
みんな20代前半で若いからかもしれません。

賢はAndyに中国将棋を教えてもらい
千明はCatherineに処女泉他、いろんな場所への行き方で
大変お世話になりました。

ドミトリーには窓が無く、超快適!とは言えませんが
共有スペースは居心地◎。

宿のスタッフや他の旅人との良い出会いに恵まれた場所でした。



ドミに宿泊するなら快適な共有スペースが不可欠です。

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宿の周囲は食にも困りません。
小さなスーパーや果物屋が近くにあって便利です。

近年の開発によって「不夜城」なるものが誕生し、
そっちにレストランが集中しています。

スタッフのお勧めは『天下第一面』。
店の外観の割に、麺はお手頃価格。
味ももちろん、美味しかったです。


ホウレンソウが練りこんである麺。他多数。

千明のお気に入り、『花渓牛肉面』。
香草と牛肉と酢キャベツのコンビネーションが素晴らしい!
(No photo)

ユースホステルの後ろは、よりローカル向けの飲食店が集まっています。

宿のすぐ後ろという手軽さから何度も足を運んだ串焼き屋。
いつもお腹いっぱい食べて飲んで40元(520円)ほど。



ここは朝になると朝ごはんの屋台に早変わり。
豆乳やお粥、揚げパン(各1元)、中国風ハンバーガー(3元)などを販売。



西安名物の一つ、泡膜。
豚骨スープが美味です。10元(130円)。


パンみたいなものをちぎって…


豚骨スープがかかります。
以上、西安の宿情報でした。

2011-06-15

行けずじまい、西安近郊の温泉

今回は時間とお金の関係から
訪れた温泉地は二湯に限られましたが、
この辺りはかなり温泉があるようなので、簡単にご紹介。

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まず、国際温泉リゾート都市を目指し
開発に力を入れている咸陽。

西安からは市内バスで行けます。

咸陽市観光局は日本語のホームページも用意しており、
温泉の紹介をしています。

http://www.dlbjc.com/kanyou/goraku/index.html

咸陽市は温泉地として発展していくために、
北海道の洞爺湖や大分県の湯布院も視察に来ているそうです。

「なんで別府じゃなくて湯布院なんよ!」
「湯布院は観光地として真似できるけど、
別府の温泉は真似できんやろ。」
「なるほど!!」

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お次は西安。

西安といえば皇帝の湯。
華清池の他にも、近年できた温泉リゾート
『湯峡温泉』があります。

この温泉は西安の観光地『大雁塔』近くに営業所のような場所を持っており、
そこで受け付けや送迎をしてくれるみたいです。

HPはこちら:
http://www.zgtywq.com/

に、しても、リゾート型の温泉は
どうもどこも一緒な印象。

金額的にも一般市民が毎日通うには無理があるし。

韓国、中国と、なんとなく似たような温泉が続いたこともあり、
こちらに行くのはやめました。

とはいえ、もちろん温泉好きとしては
お金と時間さえあればいつか全部行ってみたいな
と思うのですが。

以上、西安近郊の温泉紹介でした。

世界八十八湯温泉道 第12湯 処女泉

『世界八十八湯温泉道』
これは私たちが愛し、誇りにしている別府の温泉文化そのものと、
『別府八十八湯温泉道』を世界中に広めるための取り組みです。

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「西安の近郊に、黄河流域最大の温泉湿地がある」

それが『処女泉』です。

処女泉は渭南市合陽県から約20kmの『洽川風景名勝区』にあります。

かつて婚姻で嫁ぐ娘さんがここで沐浴したことから、
処女泉と呼ばれるようになったそうな。

片道3時間以上かかる道のりですが、
千明は好奇心を抑えきれず
賢太郎の心配と不安をよそに強行突破。

何とか無事に行って帰ってこれました。



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≪一般情報≫

温泉地名:洽川風景名勝区
営業時間:4月15日~10月7日:8:00~18:00、
10月8日~4月14日:9:00~17:00
料金:入場料41元、入浴料48元
(2011年6月現在、一帯を大開発中。今後値上げの可能性大)
泉質:不明。ミネラルに富む様子。
アクセス:城東客運駅(西安城東バスターミナル)から
『合陽』行きに乗車(約3時間)、
合陽のバスターミナルから『洽川』行きに乗車(約40分)。
補足:水着着用、タオルサービス

≪評価≫

清潔さ:3
泉質:2
人情/ホスピタリティ:4
コストパフォーマンス:3
興味をそそるユニークさ:4
雰囲気:3
合計:19点

≪コメント≫

まずうけたのが、スタッフのやる気のなさ。
まあ、平日ですからね。
お客さんもまばらでした。

人力の渡し船に乗って向こう岸へ。



あたり一帯は湿地。
日本でも良く見たような草がたくさん生えています。



長い小道をトコトコ歩くと、ありました。
お目当ての処女泉。



あと変な絵。




フロントで入場料とは別途お金を払います。

中国ではよくあることですが…
事前にネットで調べてた金額より高い。
観光地はどこも料金の値上げが著しくて嫌になります。

フロントには服のお尻部分がパックリ割れた子どもが。
中国にはこういう子がどこにでもいます。



トイレはしたいときにしたい場所で。
紙おむついらずでかえってエコなんですかね。

建物はどうやらまだ新しいらしく、脱衣所もシャワー室もきれい。



浮き輪は無料で貸してくれます。

レッツゴー!



二人とも初湿地。
川でも池でもない、不思議な感じです。
なんとここに魚も泳いでます。

水温は年間を通して約30度前後。
なので、温泉というにはちょっと低い温度かもしれません。

30度の水温といったら、もはやプールに入っている感じです。
今日は暑いので気持ちいい~。

深水エリアの方に行くと、湧いてる湧いてる!
これはすごい!!

そして意外に透明度が高く、
立っていてもぎりぎり自分の足の指がわかります。

この日はなぜか、園内で人形劇をしているおじちゃんや
お茶屋のおばちゃんなど、スタッフの人が
休憩時間なのか楽しそうに泳いでいました。

この人たち、なんだか底抜けに明るくてフレンドリー。

日本人の個人旅行客が珍しいらしく、
盛んに話しかけられました。

突然、何かの時間がきたのか、
「さいなら~」
と言い残して、みんな去って行きました。

私たちも存分に満喫して上がりました。



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アクセス補足:

西安には長距離バスターミナルが東西南北4つあります。
処女泉に行くには、西安の東へ向かうバスの発着所、
城東客運駅からの乗車となります。

城東客運駅の最寄りバス停は『金花路』。
私たちは、『大雁塔』から401番のバスで『金花路』へ行きました(2元/人)。
他のバスについては、西安の地図を買うと詳しく書かれています。

城東客運駅からは『合陽』行きのバスに乗りますが、
大体朝の7時台から夕方5時台まで25分間隔で、
結構たくさんバスがあります。(50.5元/人)


『合陽』までの所要時間は、看板には「3時間10分」と書かれていましたが、
実際には、行きも帰りも2時間40分でした。
途中1回トイレ休憩あり。

合陽のバスターミナルからは『洽川』行きの
ミニバスに乗車(約40分)。(6元/人)

下された場所からは処女泉までは、歩いても行けますが、
寄ってくる遊覧車みたいなので行ってもOK。(5元/人)

帰りは以上のルートをちょうど逆行する形です。

合陽から西安への最終バスは17:30みたいです。
時間指定のバスではなく、
満席になったら出発のようです。