2011-06-13

世界八十八湯温泉道 第11湯 華清池

『世界八十八湯温泉道』
これは私たちが愛し、誇りにしている別府の温泉文化そのものと、
『別府八十八湯温泉道』を世界中に広めるための取り組みです。

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西安から東へ約35kmの驪山のふもとにある温泉です。

ここに、唐の時代の玄宗皇帝と楊貴妃が入っていたという
浴槽の遺跡が発見され、展示されています。

温泉は現在でも湧いており、入場客も入浴可能。
もちろん、私たちは温泉目当てでやってきました。

この辺りには温泉のあるホテルが結構多いようです(バスから見えました)。

西暦747年、唐の玄宗皇帝がこの地に宮殿を建てるよう命じたそうですが、
その華清宮はとっくに壊れてしまいました。

現在の華清池は清代に再建されたものに基づいて修復され
私たちが訪れた今でも園内の整備・拡大が続いていました。

拡大に伴って、入場料の値上げがなされる予定だそうです。

源泉。他にも2つあります。



源泉のそばには温泉分析表。



手湯。こちらは無料。



平日だというのに園内は中国人ツアー客で溢れていました。

びっくりしたのは園内のトイレ。
センサーで流れるタイプですが、センサーが全く働かないので
どのトイレも悲惨な状態に…(涙)
見かけだけの近代化はやめて…

個人的には温泉地の後ろの驪山にもひかれました。
登ると気持ちよさそう。
60元くらいでケーブルカーも出てます。



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≪一般情報≫

温泉地名:驪山温泉
営業時間:9:00~19:00(夏期)、9:00~18:30(冬期)
華清池への入場料:夏場70元、冬場40元(値上げの可能性あり)
入浴料:128元(個室、単人部屋)
泉質:炭酸ナトリウム、二酸化珪素、アルミナ、酸化ナトリウム、
硫黄、硫酸ナトリウム等、豊富なミネラルを含む

アクセス:西安駅前の東側から緑色で遊5(306)の公共バス(兵馬俑行き)に乗る。
西安から約35キロ。だいたい45分ぐらい華清池に到着(6元)。
兵馬俑と組み合わせて1日観光するとちょうどいい。


≪評価≫

清潔さ:2
泉質:3
人情/ホスピタリティ:3
コストパフォーマンス:3
興味をそそるユニークさ:3
雰囲気:2
合計:16点

≪コメント≫

園内にはいくつか入浴施設がありますが、
どれも同じっぽいです。

私たちが入ったのはこちら、『長湯』。



(廊下)



20元の共同浴場があると聞いていましたが
掲示されているメニューにそれらしき項目が無いので、
一番安い『単人湯』(シングルルーム?)にしました。

係のおばちゃんがお湯をドボドボ入れてくれつつ
お湯の出し方・止め方を指導してくれます。

タオルやシャンプーなどのアメニティは別料金。



打たせ湯風なのかシャワー代わりなのか、
浴槽の上部に蛇口が2つ、湯船の中に1つ。

水がでる蛇口はありません。

お湯は無味無臭ながら、柔らかくて気持ちいい。
普通に日本で湯船につかっている感覚に襲われます。

温度は41度くらいかな。

天井は吹き抜けで湯気がこもらず快適。

上がったら浴室の横の簡易ベッドで休憩できます。
特に時間制限はありませんでした。



お風呂の造り的に、風情とかは全くありませんでしたが
たっぷりのお湯で気持ち良く入浴できました。



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