インレー湖畔の街ニャウンシュエからは
まずシュエニャウンという街道沿いに出て、
そこから長距離バスでマンダレーへ向かいます。
マンダレー到着は10時間後の朝の4時半。
私は少し悩んだ挙句、
無理をしてマンダレーからそのまま
北東の街、ラーショ、ティーボの温泉へと向かうことにしました。
到着した南バスターミナルから
別の東バスターミナルへバイタクで移動(2500チャット)
そこから今度は5時半発ラーショ行きに乗り込みました。
車窓に見事な花畑を見ながら、山道を進むこと約8時間
ラーショに到着するなりバスの前には客引きの群れが、
その中の少し純朴そうな青年に声をかけて
温泉まで連れて行ってもらうことにしました。
温泉の事は次回。
さて温泉に入ったところ午後4時。
ティーボへのバスは5時半に出るとのこと。
「ここはもう一発移動しとくか!」
と調子に乗って、
ティーボ経由マンダレー行きのバスに乗り込みました。
これが不味かった。
バスは順調に出発したものの
走ること3時間経ってもなかなかティーボに着きません。
「なんかおかしいな~、まだかなティーボ。」
「もう着いてもいいのにな~」
「外真っ暗やな~」
「ここやないんかな~」
とか思ってうちに、
バスはとある休憩所へ到着、時間は夜11時。
恐る恐る、乗客の一人に
「ティーボはまだですか?」と聞いてみると
「ティーボは過ぎたよ。」とのこと。
なんと、事前に「ティーボについたら教えてね」とお願いしていた
車掌のお兄ちゃんが、私を下すのを忘れてしまったです。
「しまった~!温泉に行けない!!」と思いつつも
「いま事を大きくしたら、ここで放り出されるか、
マンダレーまでの運賃を要求されるに違いない。」
と考えた私は、沈黙。
その後もバスはずんずんと南西に向けて
突き進みました。
「まぁ、これでマンダレーにつけば
それはそれでいっか~」と思ってい出したころ。
午前三時、
真っ暗な山道の中で、
完全にバスが停止しました。
「ん?なんで?」
プチパニックに陥った私は
運転手に詰め寄ります。
なんで、こんなとこで止まるんだ?
「マンダレーには行かないのか?」と英語できくと、
困った表情で
「マンダレーなんちゃらかんちゃら。」と繰り返すばかり、
何を聞いても
「マンダレーなんちゃらかんちゃら」
そのうち、私には
「マンダレーなんちゃらかんちゃら」が
「マンダレーはもう過ぎましたよ。」に聞こえてきたのです!
かなり動揺。外は完全な闇。
しかし
「もう、ジタバタしてもしょうがない。流れに身を任せるしかない。」
そう開き直って、再び車内で寝る事にしたのでした。
そして3時間後
明るくなってきた頃にバスは動き始め、
なぜか元来た道を戻りだしましたが、
約二時間後にマンダレーのバスターミナルへと到着したのでした。
あぁ~よかった。
この二日間(48h)のうち
バスの乗車時間、のべ32時間。
マンダレーの宿では
ただひたすら眠りつづけましたとさ。
以上
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