2012-07-31

「高級温泉医療ホテル」 世界八十八湯温泉巡り@アルメニア、ジェルムークJermuk温泉



エレバンを出て、
南部の町ゴリスに向かうことにしました。

途中、
アルメニアでも最も有名な
ジェルムーク温泉に立ち寄ることにしました。

朝一番で、
リタを出て、
バスターミナルへ。

いろんな人に聞いて回った結果、
あるミニバスの運転手が、

「ジェルムークまで連れて行ってやるから5000ドラム(約1000円)払え」

とのこと。

とりあえず、
その言葉を信じて
バスに乗り込んだのですが、

途中の町で

「ジェルムークに行くなんておれは言ってない。金も返さない。」

とか言い出したので、
散々文句言ってバスをおりました。

ジェルムーク温泉は
エレバンからゴリスに向かう幹線道路から30分ほど脇に入った、
山の上にある温泉地なのです。

結局、
タクシーをチャーターして、
幹線道路までの往復を4000ドラム(約800円)でお願いしました。

山の上に広がる町の景色は
これまた美しい。

アルメニアは
どこを切り取っても絵になります。

「温泉ならココだ」

そういって、街の中央部に位置するホテルの前でタクシーを降ろされました。

受付にすすむと、
辛うじて英語が通じる様子。

ただ、厄介なことに

「まず医師の診察を
受けてもらいます。」

だそうです。

「いや、温泉だけ入れれば、いいんだけど?」

「診察は簡単にすみますから。」

そういって、
医師のいる部屋に案内されました。

血圧を測ったら、

「どっか悪いとこあるの?」

と聞かれたので、

「特には無いです。」

と答えると、

「そ、じゃいいわよ。」

これだけで診察は終わりました。
次に、浴室まで案内されるのですが、このホテル、かなり、しっかりとした医療設備が整っています。

建物一階部分は医療施設。
二階部分が客室のようです。

んで、
通されたのは個室に
バスタブがポツンと置いてある
無機質なお部屋。

看護婦さんらしき人が、

「入浴時間は20分までです。」

と念を押して去っていきました。

湯の質はたしかに良いらしく、
軽い硫黄泉のようです。

どうやら、
ここは温泉を楽しむというよりは、近隣諸国のハイソな人々が、
温泉医療を受けるための専門施設のようです。

温泉を楽しむという感じでは無いけれど、ヨーロッパらしい温泉利用法を初体験!ということで、
それなりに興味深かったです。

また、
ホテルの周辺には
飲泉施設があります。

ユニークなのが、
いくつかある飲み口が
25度、30度、35度、、、
というふうに
温度ごとに分けられている
ことです。

ただ飲んでみると
実際、そんなに温度の違いがなかったけど、、、。


以上

次も世界八十八湯温泉巡り@アルメニア。完全ローカルオンリーの
秘湯を見つけました!


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世界八十八湯温泉道の
起源、私のふるさと、別府とは
一体どんなマチなのか?

気になった方も、気にならない方も以下のサイトをチェックするといい事あるかも、、。

別府八湯温泉道 公式HP
http://onsendo.beppu-navi.jp/

NPO法人 ハットウ・オンパク
http://www.onpaku.jp/

混浴温泉世界2012
http://mixedbathingworld.com/

2012-07-30

「たった1000円で20人で貸切れる天然温泉がアルメニアにありました。」世界八 十八湯温泉巡り@アルメニア、アルザカン温泉


グルジアから
アルメニアの首都エレバンYerevanに移りました。

世界一周旅人にはおなじみ
「リタの家」に宿泊しております。

リタおばあちゃんも、
その家族も本当に可愛らしくてね。
いつまででも居れちゃう、
そんないいお宿です。

さて、
そんなエレバン近郊にも
日帰りで行ける温泉があります。

ちょっと行き方が難しいので、
詳しくご説明しましょう。

①リタの家を出る。
②鉄道駅に行く。
③253番のバスストップに行き、
アルザカン!タクジュール(温泉の意)!!と叫ぶ。
④バスにのって一時間半まつ。

以上です。

ドライバーさんに、
タクジュール!と言っておけば、
そのそばで降ろしてくれます。

降りたら、
大通りを背にして、
まっすぐ突き当たりまで進み左折。50メートルほどで、右手に
怪しい建物が見つかるはずです。

さて、
私が到着した時は、
温泉場の鍵がしまっていました。

「これは困った」

ということで、
近所の人に尋ねて歩きます。

「温泉に入りたいんだけど?」

「あぁ、うちじゃわからないから、隣に聞いて。」

「温泉に入りたいんだけど?」

「あぁ、うちじゃわからないから、向かいに聞いて。」

そんなやり取りを繰り返したのち、とあるご家族のご主人が、
何やら電話をかけてくれました。

「ここで待ってろ(ジェスチャー)」

ということなので、
しばらく待っていると、
温泉の管理人さんが登場。

何人でも、浴室丸々
一時間貸切りで5000ドラム(約1000円)だそうです。

早速、お金を払い浴室へ。

プールみたいに広々とした、
露天風呂じゃないですか!!

「これ20いや30人は余裕で
入れるぞ!!」

そんなことを思いながら、
たった一人で浴槽にダイブ。

温度も40度ちょっと、
湧出口にちかづいてみると
濃い炭酸ガス臭でむせ返って
しまいました。

また、頭上に広がる
山あいの景色は、
ふるさと別府の
明礬の山の湯を思わせます。

そしてこの時偶然、
空には、
タンポポの綿毛のような
何かの植物の種が漂っていて、
晴天にもかかわらず、
雪見風呂にいるような
不思議な景観を楽しめました。


是非お友達と一緒に
アルメニアで温泉旅行なんて
以下かがでしょうか?

ちなみに、
行くなら午前中出発をおすすめ
します。

夕方5時前にはエレバン鉄道駅までの直通バスはなくなってしまうようです。

なので、
私はヒッチハイクで帰りました。

以上

次も世界八十八湯温泉巡り
「高級温泉医療ホテル」
@アルメニア、ジェルムークJermuk温泉です。


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一体どんなマチなのか?

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2012-07-29

「日本の英語教育の根本的な問題点」日本考@グルジア


トルコやグルジアでは、
英語が通じないことで
困ってしまうことが多かった。

もちろん、
私自身まだまだ大してお話できるわけでは無いのですが、

とはいえ、文脈としての意味がないどころか、簡単な単語自体が通じないので参ります。

それもそのはず、
ラテン文字と似たような
アルファベットを使っていても、
その発音は全く違うのです。

なので、おおよその解釈で、
ラテン文字読みで発音のしてみても、全く通じません。

ラテン文字を正しく発音しても、
伝わらないわけです。



さて、
んなことを
幾度か経験する中で、

はたと気づきました。

「あぁ、アルファベットは表音文字だった。」

「何を当たり前のことを今更!」

というツッコミを
受けるかもしれません。

しかし、
この当然だが、
最も重要なのことが
日本の英語教育の中では
軽視されていないでしょうか?

6年間も学校で英語教育を受けているのに、

「R」と「L」の発音の違いが
わからない人達として世界でも
有名な日本人。

笑い話のように、
自分たちでもネタにすることがありますが、

しかし、これ笑い事じゃなく、
単に英語教が苦手とかでもなく、
そういう以前の重大な問題なんです。

ご存知の通り、
私たちのなじみ深い「漢字」は
表意文字。

文字そのものが、
意味を表しています。

なので、私たちは
基本的に読み書きの文字文化に
慣れているのです。

一方、
アルファベットは表音文字です。

その文字自体が意味を持つことは
無く、発音記号としての役割に
重点がおかれます。

なので、
英語は読み書きよりも、
話して聞くことに重きをおかれた文化です。

正しくコミュニケーションを取るためには正しく発音することが、必須なのです。

この当たり前だけど、
大前提としての違いを、
日本の英語は教育では意識がしているように感じられるでしょうか?

受験勉強のため云々とかじゃなくて、単語を書いて覚えるなんて、それだけではあまり意味が無いのです。


音として覚えて、
音としてアウトプットできなければ、6年間の英語学習はゴミ箱に
時間を捨てるのと同じことなのです。

まぁ、今現在
中高生がどんな英語教育を受けているのかは知らないけれども、

このこと、
どれだけの先生が
意識しているのか、正直、
疑問です。

学生の皆さん。

英単語の読みをカタカナで
表記して教えてくれる先生には
気をつけましょうね。

まぁ、
英語をツールとして
使いたければの話ですが、、、

とにかく、
この大きな違いの上に
私たちは英語学習をしているの
だと意識しなきゃなりません。


以上

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「裸で良いのよ。」世界八十八湯温泉巡り@グルジア、トビリシ温泉 2012年5月

ここグルジアにも温泉があります。

しかも、
首都のトビリシのど真ん中に。

有名なので、
「ハマムに行きたい」と聞けば、
教えてもらえます。

宿泊していたスリコの家から、
バスに乗って10分程度で
温泉の近くにつきます。

尋ねながら歩いて行くと、
ありました、温泉。

その名も「NO,5」
なんかカッコいい。

番台のおばちゃんも温かく
迎えてくれました。

おばちゃんが
「石鹸は持ってるの?」
と聞くので、

「石鹸から水着まで全部持っちょんよ。」

と答えました。
すると、

「お兄ちゃん。ここは裸で良いのよ。」

だって。

んで、早速男子更衣室
中へ入ってみると、
結構な数のお客さんで
賑わっています。

しかも、本当に
みんな裸。

そう、
ここグルジアでは
温泉に裸で入る習慣があるのです。

久しぶりの
水着なし入浴。

やっぱり
温泉はこうでなくちゃね!!

さて浴室内はというと、
トルコのハマムに近い作りです。

が、ハマム特有の
個別洗い場が用意されておらず、
代わりに温泉水シャワーが浴室の中央に設置されています。

みんな、
裸で向き合って
そこで身体を洗うのです。

身体を洗い終えて、
浴槽へとむかうと
しっかりとした硫黄臭が香ります。

お湯の温度もしっかり熱めで、
いい感じです。

地元民が多いらしく、
別府浜脇界隈の温泉に入ったあとのようなノンビリした雰囲気が漂っております。

ちなみに湯上りには
温泉のすぐ近くにある
バーでビールを安く飲むことが
できますよ。

トビリシに訪れたら
かならず訪れてほしい
オススメの温泉です!!

以上

次は「日本の英語教育の根本的な欠点について」日本考@グルジア


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世界八十八湯温泉道の
起源、私のふるさと、別府とは
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2012-07-28

ヴェリコタルノヴォ オススメ お宿@ブルガリア

2012年7月末現在、
私はブルガリアのヴェリコタルノボに滞在しております。

ここ最近のブログ記事は
書き溜めていた分を
UPしているので時差がございます。

悪しからず。

さて、
このヴェリコタルノボには
めちゃくちゃオススメの安宿があります。


その名もNomads Hostelです。
http://nomadshostel.com/

大抵の日本人旅人は
ホステルモステルに泊まっているようですが、

特にゆるく、
心静かに過ごしたい方には
この宿は本当にお勧めですよ。

オーナー夫婦の
ゆったりとした感じには
いつも心がニュートラルになるし。

朝の食事は美味しいし。

バルコニーからの
眺めは素晴らしいしね。

もちろん、
基本設備は充実しています。

ドミで一泊18レバ
もちろん朝食付きです。

私自身なんだかんだで
今日で七泊目!!

本当に良い宿なんです。

以上

ヴェリコタルノボ 安宿 オススメ ベジタリアン




「ため息がでるような美しさ、ってこういうことを言うんだな」 世界八十八湯温泉巡@グルジア、ウシュグリ村。


トルコのアイデル温泉から
公共バスを乗り継ぎ
一気にグルジアへと入国しました。

国境もゆるい雰囲気で
なんなく通過、
グルジア西部ズグディディというなんにも無い町で一泊ししたあと、翌朝ミニバスで六時間
山奥の村メスティアへとやってきました。

小さな田舎町のメスティアは
町の風景がどこもかしこも可愛らしく、またその背景には雪に覆われたコーカサス山脈が続きます。

宿は
民泊のような感じで、
食事も込みなので、
気楽なもんです。


さて、
この町から車で山道を
三時間いったところに
お目当てのウシュグリ村があります。

メスティアで偶然出会った、
日本人旅人の万平くんほか、
各国の旅人達とバンをシェアしてウシュグリへと向かいます。

結構な山路をきっかり3時間走ってウシュグリ村に到着しました。

この村、
各家々が持つ塔の景観が有名で、
村自体が世界遺産らしいのです。

もちろん、
村の景観は面白いし、
いいカメラ持ってる万平くん
なんかには撮りどころ満載だったに違いありません。

しかし、
私が最もひかれたのは町の裏手の高台から眺めた山々の風景でした。

ベタだけれど、
まさに、ため息がでるような景色。

ネパールの山々もたしかに綺麗だったけど、
草原の緑と、雪山のコントラストがこれほど美しいとは思いませんでした。

なので、
村の中を
歩き回りもせず、
ただ山々を見つめて
3時間を過ごしました。

この村にも宿はあるので、
車などうまく手配できるなら、
是非一泊することをオススメしますよ。

たぶん、
星とかめっちゃ綺麗だから。

PS、メスティアからトビリシまでのセスナ飛行はオススメです!
早くて安くて、空からの景観が美しい。

以上

次は、「グルジアの温泉は裸で入るもの。」世界八十八湯温泉巡り@グルジア、トビリシ温泉です。

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「もういいよ!歩いて行くから!」黒海沿いの秘湯@トルコ、アイデル温泉



イスタンブールを離れ、
一路トラブゾンへ参りました。

イランビザを取得して、
この後グルジアへと入国する
つもりなのです。

トラブゾンでの
イランビザ取得は本当に簡単で、
朝九時に申請、その日の午後四時にはゲットできました。

なので、
その日の夕方便で
トラブゾンから山奥に入った
温泉地アイデルへ向かうことにしました。

トラブゾンから、
隣町まで公共バスで移動、
その後ミニバスに乗り換えて
アイデルへと向かいます。

ミニバスのドライバーも

「今日はこれが最終便だ、お前は
ラッキーだな」

なんて気さくに話しかけてきます。

「ま、よろしく頼むよ。」

ってことで、
午後6時半ごろアイデルへ向けてミニバスは出発。

谷沿いの道を順調に山奥へと
向かって走っていきます。

「これはきっといい温泉があるぞ。」

と期待に胸を膨らませていたころ、40分くらい走った山中で、
バスはストップ。

「今日はプロブレムがあるから、
ここでお終いだ。こっから先はタクシーかなんか使ってくれ。」

「え?何?何のプロブレム?さっきまで最終便だとか言いよったやろ!?
アイデルまでタクシーだといくらかかるの?」

「そうだな。ここから20キロ弱はあるから、60リラくらいだな。」

「は?一日30リラで生活している人間にそんなタクシー代出せるか!つーか、アイデルまで行くって言ったじゃん。」

「でも、プロブレムだから、、」

ってなやり取りを続けてみたものの、ドライバーの煮え切らない
態度が頭にきたので、

「もういいよ!歩いて行くから!」

と勢いで、
ミニバスを降りてしまいました。

辺りは真っ暗。
かろうじて見つけた
道路標識には

「アイデル17キロ。」

くわぁ、けどしょうがない。

「寒くもないし、
歩けば四時間くらいで着くやろ。」

ということで
登り坂をテクテク歩き始めました。

すると、
その五分後くらいに
一台の車が後ろから近づいてきます。

助手席の人が
窓を開けて何やら言っている。

よくみると、さっきのミニバスのドライバーじゃないか!?

「この車がアイデルまで送ってくれるから、乗っていけ。」

そう言って、
ドライバーを紹介してくれました。

「え!何?俺のためにわざわざ車探してきてくれたの?ありがとう。」

何やら、
ミニバスには
本当にプロブレムがあったらしく、先に進めなかったようです。

けど、
わざわざ代わりのドライバーを探して追いかけて来てくれるなんて!!

「あんた本当にいい奴やったんやな。ありがとう!」

とミニバスドライバーには
別れを告げて、その後車は
無事アイデルへと到着、
そのドライバーさんも親切な方で、お金は取らないのはもちろんのこと、夜中の宿探しを手伝ってくれました。

その晩は、
山小屋みたいな宿に一泊し、
翌朝宿の目の間にある大浴場へ。

朝風呂なので綺麗だし、
泉質もよくってノンビリ楽しむことができました。

町の景色も美しいしね。

何より、
トルコの人々の温かさに
癒された温泉巡りとなりました。


以上

次は、美しの国グルジアへ。
山好きなら是非訪れてほしい
ウシュグリ村をご紹介します。

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「マルマラ海を渡っていく温泉」世界八十八湯温泉巡り@トルコ、ヤロワ温泉。


体調もすっかり元に戻り、
久しぶりに温泉に浸かりたくなってきました。

ハマムで有名なトルコですが、
いわゆる銭湯的なハマムだけでなく、ここトルコは温泉大国なのです!!

国中至る所に
温泉が湧き出ています。

そこで今回は、
イスタンブールから日帰りでいける美しい山間の温泉地、ヤロワ温泉をご紹介します。

行き方は簡単、
イスタンブールから
フェリーで片道2時間弱、
対岸の街についたら
フェリー乗り場のすぐそばに
温泉地行のミニバスがたくさん
待ち構えております。

それに乗って、およそ30分くらいでヤロワ温泉の入口へと着きます。

新緑が気持ち良く、
川のせせらぎも聞こえてきて、
リラックスできるこじんまりとした温泉場です。

入浴するのは、
ヤロワ温泉で一番安い公共浴場。

ここ、当たりでした!!

浴室内のデザインは
どことなく故郷別府の
不老泉を思い出させます。

しかし、
不老泉よりも
数段オシャレですが(笑

泉質も病み上がりには有難い、
軽めの硫黄泉。

客数も少ないのですが、
みなさん、どことなく
シャイな感じですが、
フレンドリーです。

その雰囲気も
不老泉に似ていて、、、

なんだか嬉しくなったので
思わず、隣のおっちゃんに

「石鹸かして!」

と別府の調子で
声かけちゃいました。


湯上りは
川沿いの森の中を散策。

独特な蒸気吸引機なども
あって、飽きずに楽しめました。

良かったら
イスタンブールから
足を伸ばしてみて下さい。

満足できると思いますよ。

以上

次も、世界八十八湯温泉巡り。
トルコ黒海沿い山奥の温泉場、アイデル温泉です。

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2012-07-27

「マラリア?って何ですか?」イスタンブール病院巡り@トルコ


さて、エジプトからトルコにやっ
てきた時のこと。

カイロを飛び立つ直前から、
下痢が酷く、体調がどんどん悪くなっていきます。

機内では、
何も口にできないくらい
体調がよろしくありません。

「まずいな。」

そうつぶやいていると、
案の定イスタンブールに到着した
ころには、クラクラしてきました。

常備している体温計で体温を測ってみると、

なんと、39,8度!!

「やばいな。本当にやばい。。」

何がやばいかというと、
この二日前カイロの宿で、
マラリアを発症した方が
いたのです。

もちろん、エジプトで
マラリアにかかる可能性は低いので、アフリカのどこかでもらっていたものが発症したのでしょう。

しかし、
アフリカを旅してきた
自分もマラリア発症を
少し警戒をしていた最中だったのです。

とりあえず、
よる術も無いので、
急遽イスタンブールの
日本人宿に向かうことにしました。

困った時は日本人の
誰かに助けて頂かなければならないと感じたからです。

宿に到着してすぐに

「あのマラリアの検査を受けたいんですけど?」

と宿のスタッフさんに尋ねると、
いくつか病院を教えてくださいました。

万が一、マラリアだったら、
早めに検査を受けて、薬を飲まなきゃいけない。

そのことだけが、
ぼーっとする頭の中を
ぐるぐる回っていました。

話は少し飛びますが、

この一年ほど前、
日本人世界一周旅行者の間に、
マラリアで亡くなったある夫妻の話が伝わりました。

実際の詳しい状況や
事実はわからないものの、

私はこの話を聞いた時に
妻とともに、

「自分達は絶対に
マラリアでは死なない。」

と誓ったのでした。
ご夫妻の死が教えてくれたことを
残っている私たちが無駄にしてはいけない。

そんな気持ちだったのです。
そういう旅人はたくさんいるんじゃないかなぁ?

という背景があるので、
マラリアの疑いがあれば
すぐに病院で検査を受ける!
という意識が強くあったのです。

話は戻ります。

強い日差しの中、
イスタンブールの街中を
公共バスを乗り継いぎ、
人に道を訪ねつつ、
タクシム広場近くの
ドイツ病院へ。

この病院は
私の加入している
海外旅行保険のキャッシュレス提携病院になっているので、
手持ちがなくても検査が受けられる、、、、、はずなのに。

「急いで、マラリアの検査を受けたいんですけど?」

と受付の方に英語で話しかけると

「?」

「いや、マラリアの、、」

「英語わかんないから。」

と、まずは冷たくあしらわれます。

こいつじゃ話にならん。
と近くを歩いていたドクターに
話しかけると今度は通じた。

ドクターが
再び受付に用件を伝えてくれます。

すると、

「あんたの保険ウチじゃ使えないよ。名前も聞いたこと無い。」

とまたしても冷たい返事。

「いや、そんなわけない、ここにおたくの病院名が載ってるよ。」

「とにかく、知らないよ。
検査を受けるにしても現金で一回払ってからにして下さいね。
まぁ、どっちにしろ、今日はお終いだから、明日の朝おいで。」

「え?嘘でしょう?
とにかく急いで見て
貰いたいんだよ。
急患扱いでいいから、
検査だけじゃなくて、実際に熱が
あるんだからお願いしますよ。」

「でも、うちは五時半までなの。
先生もみんな帰っちゃうたし。
明日おいで。」

「では、せめてこの時間から検査を受けられる他の病院を教えてくれませんか?」

と聞いても、

「知らない。もう閉まりますので。」

「!!!」

自分が精神的、体力的に
追い込まれているときとはいえ、
流石にこの冷たい
対応には怒りを覚えました。

けれど、
これ以上ここにいても仕方がない。

そこで、
宿の方に教えていただいた、
もう一つのアメリカン病院へ
タクシーで向かうことにしました。

幸いイスタンブールの
タクシー運転手は人が良く、
何も言わずにメーターで走ってくれました。

そんな当たり前のことでも
いまはとても有難い。

ついたアメリカン病院でも
まずは受付へ。

陽気なお姉ちゃんが迎えて
くれます。

「あのマラリアの検査を受けたいんですけど?」

「マラリア?何ですかそれ?」

「え?マラリアですよ。
蚊にさされて発症するやつ。
アフリカでかかるやつ。」

「マラリア、、、どんな綴り?
Googleで検索してみるわ。」

「え?綴りは正確に覚えていないな。つーか、マラリア知らないの?マラリアだよ?ビルゲイツも根絶のために動いている、あのマラリアだよ?そうか、ブラッドパラサイト、ブラッドパラサイトなら聞いたことあるでしょ?」

「いいえ、わかんないです。」

嘘じゃないんです。
結局受付のお姉さんは
マラリアのことを
本当に知りませんでした。

とはいえ、
呼び出してくれた先生が、
当然わかってくれて、
丁寧に応対してくれます。

ただ先生いわく、
「うちにはマラリア検索をする器具なんておいてないんだよ。
なので、通常の血液検査で専門家に見てもらうことになるから、少し時間がかかるよ。」

「どの位?」

「明日採血して、明々後日には結果出ると思います。」

「いや、それじゃ遅いんじゃないですか?」

「けど、それが限界なんだよ。どうする?」

結局、この日検査も治療も
受けませんでした。

保険が使えるか不確かなこと、
検査結果がでるまでに時間がかかることを考えると、いまいち確信が持てない。

なので、
一晩様子を見ることにしました。

有難いことに、
こちらの必死さを感じとってか、
対応してくれたドクターは
結局診察代を取らずに見て
くださいました。

んで、
タクシーで再び宿に戻って、
この日は寝ることに。

気休めに、
手元に残っていたマラリア薬を
三錠全て飲み干しました。


さて、翌朝、
下がらない熱を確認して、
空港で近くのもう一つの病院、
International hospitalへと向かいました。

保険会社のキャッシュレス提携
欄に名前があったもう一つの病院です。

到着して受付の女性に話かけると、案の定英語は話せない様子。

ところが、
すぐに外国人客対応専門の方を
呼んでくれました。

この方が、
気配りのできる方で、
こちらの用件もすぐに理解してくれて、担当ドクターに連絡をしてくれました。

また保険についても
日本に電話をしてまで、詳しく調べてくれたのですが、
何故かキャッシュレスサービスは使えないとのこと。

とはいえ、
保険申請に必要な書類を
全て揃えて渡してくれて、

「ごめんなさい。けど、
これを保険会社に提出すれば
費用は戻ってきますからね。」

と一言添えてくれました。
その後、ドクターの対応も
理路整然としており、

マラリアの可能性が少ないこと。
しかし、心配だろうから検査をしてくれること。
検査結果は翌日電話で確認できるように手配しておくこと。

などを、
丁寧に説明してくれました。

結局、
翌日の電話で、
マラリアでは無いことを確認。

ただし、黄疸が出ているから、
しばらくは休養をすること、
との指示をいただきました。

それを受け、
宿を出てイスタンブールの友人宅に移り、一週間に及ぶ療養をさせていただき無事復活と相成りました。


まとめ

アフリカを出ると
急にマラリアは特別な病気になります。やはり、予防薬は手元に残しておきたいですね。できれば、検査キットも。

あと、
イスタンブールで病気になったら、とにかくInternational hospitalへ!心強いですよ。

最後に、
旅の中の病気治療はやっぱり難しいです。

まして保険に入っていないと
病院で診療を受ける気持ちすら
失せてしまうと思います。

まぁ、いざとなれば
高いお金はらっても病院にいくさ。
と思っている人も
少なくないでしょう。

けどね、いざ!という時では
もう遅いのです。

やっぱり、
長期世界旅に出るなら、
海外旅行保険には入っておきましょう。と私は言いたい。


以上、
長々とお付き合いいただき
有難うございました。

次回は
世界八十八湯温泉巡り。
イスタンブール近郊の素敵な温泉場、ヤロワ温泉のご紹介です。

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ピラミッド前で叫んだ言葉は「いいから離せよ!」観光JAPON @エジプト



エジプトの観光スポットは
正直、前評判通り、酷かったです(笑。

どこに行っても、
ボッタくってくるし、
まぁ、気を緩める暇がありません。

観光地なんだから
当然なんだけれども
暑さでイライラしているところに
輪をかけてイライラさせられます。

特にピラミッドね。

あの周辺の商売人達の
不快さといったら、
世界屈指でしょうね。
(もちろん中には
稀に親切な方もいますよ。)

こちらが
完全に無視して歩いていても、
「ちょと待ってよ。ラクダ乗ろうよ。」なんて言いながら、腕掴んでくらいですからね。

「いいから離せよ!」
と声を荒げてしまいます。

あぁ、実にもったいない。

さて、
そんなことはさておき、
そこで感じたことを
シェアしておきたいのですが、

それは、
ハードが良くてもソフトが
しっかりしてなけりゃ、
価値がないってことです。

エジプト、
流石に歴史のある国です。

至る所に世界遺産。

おそらく見る価値のあるモノがいっぱいです。

けれど、
実際に訪れてみると、

「なんか惜しいなぁ」

というものばかりでした
(個人的には)。

博物館みたいな場所でも、
少し工夫したら見栄えするのになぁ、と感じさせられることが多々ありました。

同時に、
観光地に至るまでの
交通機関のなかで、
品のないボッタクリ方を
されるのもしばしばだし、

深夜バスは一晩中
映画を流し続けるし。

と、まぁ、とにかく
エジプトの持つ歴史の偉大さとは裏腹に、イライラポイントがたくさんあるのです。

結果、
個人的にはエジプトでピラミッドに行くことをオススメする気にはなれません。

大切なのはソフトです。

観光業においてソフトとは、
お客さんに楽しんで貰う工夫です。

そして、それは
おもてなしの心から
育まれるものなのです。

ハードが良くても、
ソフトがダメなら訪れる価値はない。

そして、その逆も成り立つのです。

金がなけりゃ、
大きな施設は作れない。

歴史がなけりゃ、
遺跡なんて見つからない。

けれど、
そんなもの無くても
おもてなし心があれば、
楽しんで貰いたいと思って、
工夫ができるなら、、

訪れる価値のある場所に
なるのではないでしょうか?

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世界八十八湯温泉巡り@エジプト、ベドウィン村の温泉&ファラフラオアシス周 辺の温泉 by 白砂漠ツアー


今回は
白砂漠ツアーに参加した時のお話。

カイロからバスで四時間くらいかけて、ファラフラオアシスにやってまいりました。

この町には温泉と、念願の砂漠ツアーに参加するために来ました。

町にはついたのは夜中、
目的の宿に入って一泊。

翌日、宿の主人から
名物白砂漠ツアーを勧められる。

ただし、
温泉三つに途中立ち寄るという
特別コースになるので、
一人でツアーを組むことになります。

ちょっと高くつきました。

んで、その日のうちに
砂漠へ向けて出発。

まずは、
途中で立ち寄った
ベドウィン村の鉱泉を紹介します。

ここも水温は低く、
砂漠の中のプールといった感じです。

が、砂漠を眺めながらの入浴は絶景です!

白砂漠ツアーに参加にすると
大抵ここには立ち寄るようなので、みなさんも水着の用意をお忘れなく!!

んで、
その後黒砂漠やら、クリスタルなんちゃらやらを経て、日が沈む頃には白砂漠のど真ん中へ。

ここの景色は流石に凄い。

行ったことはないけれど、
まるで火星に来ているような
風景です。

360度どちらを見渡しても
地平線の彼方までただ奇妙な形の白い岩、砂の大地が広がっています。

夜はこの砂漠のど真ん中で一泊。

正直、友人や家族と
一緒に来れなかったのが残念。

誰かと一緒なら、
はしゃげたと思います。

けれど、
一人だとその分、
宇宙との対話を楽しむことができます。

夜中は
マットレスを持って、
ガイドさんからも離れて、
人の気配も全く感じられない岩山の上に行き、孤独を味わいながら
星空を見上げました。

翌朝の日の出からは、
とても多くのことを学べたし、
白砂漠ツアー自体も満足して終わることができましたよ。

二日目は砂漠での
朝食を済ませたあと、
いそいそとファラフラオアシスへと戻ります。

で、ホテルに帰ってから、
このホテルのすぐ目の前にある
温泉を訪れました。

ここは
とにかく熱い!

ただでさえ気温が高いのに、
お湯も45度以上はあるようで、
足をつけるのがやっとでした。

地元の人も
冬場にしか入らないそうですが。

ただし、宿のご主人が近いうちにこの温泉お湯を引いて、
宿の中に浴場を作ろうと計画しているとのことです。

近いうちに、
ファラフラオアシスの新名物として温泉が広まるかもしれません。

以上


次は、エジプトの観光から学んだこといろいろ。観光じゃぽん、です。


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世界八十八湯温泉道の
起源、私のふるさと、別府とは
一体どんなマチなのか?

気になった方も、気にならない方も以下のサイトをチェックするといい事あるかも、、。

別府八湯温泉道 公式HP
http://onsendo.beppu-navi.jp/

NPO法人 ハットウ・オンパク
http://www.onpaku.jp/

混浴温泉世界2012
http://mixedbathingworld.com/



2012-07-26

「民主主義は正義か?」日本考@エジプト。


そもそも、
民主主義が絶対正しいなんて誰が決めたのか?

自由、平等、
一見見栄えの良いこの言葉達は、
果たして私達自身と将来世代の
幸福を約束してくれるものだろうか?

自由になることで
人は幸せになったと言い切れるだろうか?

史上、平等が達成されたことが、
一度でもあったのだろうか?
それは人間社会を幸せにしたか?


エジプトの大統領選に関する混乱ん、それ依存の実質的な独裁政治期間。そんな現場の雰囲気を肌で感じると、そういう事を考えずにはいられない。

そもそも、
民主主義なんてのは
ほんのちょっと前に、
世界のとある風土で生まれた
主義思想に過ぎない。

何故それが、現在あたかも
絶対的正義であるかのように
世界中でもてはやされているのか?

それは、
それが勝者のモノであったからでは無いだろうか?

民主主義の旗を掲げた国が、
ずっとケンカに勝ってきた。

だから、それ自体も
敗者に強要されてきたのではないだろうか?

風土の上に、衣食住が成りたち、
その上に信仰が生まれ、儀礼が造られて、やがて主義思想となるのだ。

つまり、
風土それぞれに
本来固有の主義思想が存在したはずだ。

そして、それらが最も
その土地に適した主義思想であったに違いない。

ただし、
時代が変わり、技術が発達すれば、衣食住のあり方も次第に変わる。

であれば、
主義思想もそれに合わせて変化して然るべきだろう。

また戦に敗れて
敗者となった以上、
勝者の主義思想を強要されることになる。

人間社会は時間の経過とともに
次第に風土から離れ、
もう一つの世界を
風土の上に築いてきた。

しかし、
どんなに技術が発達しようとも、
私達は大地の上に生きている。
風土の恩恵なしに生きていくことなど、決してできないのである。

つまり、
頭の、心の、遺伝子の奥底にある
古来からの主義思想から完全に
離れることなどできないのである。

その事を踏まえて、考えた時、
豊かな森に囲まれた土地で生きてきた人々の主義思想が、
砂漠の真ん中でよる術も無く漂ってきた人々に完全に受け入れられるというのは到底無理な話ではないだろうか?

独裁政治と聞くと、
イメージはよくないかもしれない。

民主化と聞くと
いかにも耳触りは良いかもしれない。

市民の自由、平等な社会構築のためだと聞くと、正義の香りがするかもしれない。

けれど、
それが本当にその土地の人々が望むモノだろうか?
それが本当にその風土の上に生きていく人々の幸福を約束するのだろうか?

そういった、
単純だけれども、
物事の根本を疑う姿勢は
とても重要です。

そして、
その姿勢で私達自身の国の歴史、
特に現代日本の成立の過程を
見つめ直してみることが、
いまこそ必要なのではないでしょうか?


以上

次回は、
世界八十八湯温泉巡り@エジプト
砂漠のど真ん中!ベドウィン村の温泉紹介。

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「砂漠では冷たい鉱泉がいいね!」世界八十八湯温泉巡り@エジプト、シーワオ アシス、アイランド鉱泉。

今回はエジプトの
シーワオアシスから、素敵な鉱泉情報をお届けします。

まぁ、
正直前情報とは違い、
温かくはなかったけれど、
エジプトしかも、砂漠の真ん中のオアシスならではの、温泉(鉱泉)の楽しみ方ということで是非ご紹介しておきたいのです。

シーワの町は小さく、
自転車で周辺を回ることができます。

町の周囲はイメージしていた
砂の砂漠ではなく、岩や石の多い風景が延々と広がっています。

ここ、たしかに
オアシスなんですよ。

町の中心部から、
トラクターのような乗り物をチャーターしてアイランド鉱泉へと向かいます。

およそ10分くらいで到着。

到着すると、
円形の巨大な井戸のような
浴槽が待ち構えておりました。

地元の若者たちが、
すでに楽しんでいます。

早速着替えて、
その中へ。

水温は冷たい。
源泉は温かいそうですが、
浴槽も広いしね。

まぁ、温泉というよりは
プールですね。

けど、この灼熱の砂漠の真ん中では、こちらの方が有難い。

それなりに楽しめます。

すぐそばには、
オープンカフェもあり、
何かとのんびりできる場所です。

ちなみに、町の反対側にある
もう一つの鉱泉
クレオパトラ鉱泉は、
ここよりも三倍以上は大きな浴槽の周りにオシャレなカフェが併設されています。

単純に、
楽しむならば
そちらの方が良いかも。

とはいえ、
よく考えてみると、
砂漠のど真ん中で、
これだけ大量の水が湧き出ているっていうのは、かなり贅沢なことなんですよ。

いやぁ、地球の恵み
ありがたいなぁ。

以上


次は、民主主義って正しいの?日本考@エジプト

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世界八十八湯温泉道の
起源、私のふるさと、別府とは
一体どんなマチなのか?

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2012-07-25

カウチサーフィン in カイロ @エジプト


突然ですが。

フレッシュジュースとジェラートが安くて美味い。
安宿サファリがとにかく
居心地が良い。とはいえ、

やっぱり
カウチサーフィンをやって無けりゃ、

私はたぶん
カイロを好きにはならなかった
だろうなと思います。

さぁ、ケニアの次はエジプト。
ナイロビからエジプトエアで、カイロにやって来ました。


個人的な経験ですが、
各国でムスリムのみなさんには
大変お世話になっているので、
このエジプトというムスリム大国には、正直かなりの期待を寄せております。

まずは
カイロの空港から
今回のカウチホストの自宅へ移動。

ホストからは事前に
タクシーを使うように指示されていた(自宅の場所がややわかりづらい)ので、その指示通りに、私らしくないものの、空港でタクシーを捕まえます。

ホストから
事前に相場を聞いていたので、
バカみたいにふっかけられはしませんでした。

が、それでもおつりをチップとして、勝手にとっちゃう
ドライバーとは一悶着ありました。

やれやれ、先が思いやられるぜ。

とはいえ、
カイロの中心部から少し離れた
ホストの自宅には無事到着。

今回のホストは私から
リクエストを出した訳ではなく、

「カイロに行くよ」

とカウチサーフィンのサイト上に
お知らせを出していたところ、

彼のほうから

「良かったらうちにおいでよ!」

とお誘いを頂いたのです。
カウチには、そういうパターンもあるんですよ。

もちろん、そんな彼も
素晴らしい人で、
フレンドリーかつ、
とても礼儀正しい方です。

彼は一人暮らしで、
フランス語の先生をしています。
なので、フランス出身の友達が
多く何人も紹介されました。

宿泊したのは全部で3日間。

その間、彼(はキリスト教徒なので)のお気に入りのバーに飲みに連れていってもらったり、
地元の人しかいかない食堂なんかを紹介してもらったりと、
とにかくカイロの下町の日常に
一番最初に触れることができました。

(そのおかげで、
後に中心部の異様な空気の悪さに巻き込まれたり、ピラミッドで客引きとケンカになったりしても、最後までカイロを嫌いにならずに済んだのです、笑。)

ということで、
繰り返しになりますが、
カウチサーフィン。

やっぱりオススメですよ!!


以上

次回は世界八十八湯温泉巡り@シーワオアシス、エジプト。

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なぜ、ウガンダの学校では外国人に寄付をもとめるのか?日本考@ウガンダ


ウガンダにいる間、
ずっと疑問に感じていたことがありました。

それは

「なぜ、この国の人々は
今なお貧しいのか?」

という疑問です。


ウガンダという国に入って以来、
私の目はこの国の風土の豊かさに魅入ってしまうばかりです。

どこもかしこも、
生い茂る緑でいっぱい。

畑は果実や野菜に溢れています。
また、ビクトリア湖に面しているという立地からか、水資源も豊富です。

私の見た感じ、

ウガンダの風土は
たくさんの人の生活を
豊かに育むだけのエネルギーを
十分に備えているように思うのです。


しかし、一方で

この国ほど、
「貧しさ」を感じさせられた国も
ありません。

これまで、
この国のいたるところで、
学校に招かれました。

こちらが頼むわけでもなく、
システマチックに授業を見せてくれて、最後に

「鉛筆でも、ノートでもなんでもいい。少しでいいから支援をして欲しい。」

というお願いをされます。

この公教育制度の未熟さが、
ウガンダの土地の豊かさと
どうしてもリンクしないのです。

で、何人かの
ウガンダの人々に
話を聞いて見ました。

するとみなさん
少し小声で

「この国の政治は機能していない。」

というような言葉をつぶやきます。

ウガンダでは
一部の部族が強い権力を握っていて、政治の世界は
その権力者の都合の良い形で
進んでいるというのです。

そのため、
本来整備されるはずの
公教育や医療制度が
いつも後回しになっているとの
こと。

その話を
聞いて始めて腑に落ちたように
感じました。

結局、
その国の風土がいかに豊かであれ、その国の人々がいかに優秀であれ、そこから生まれるエネルギーや価値を、コーディネートするはずの政治が機能しなければ、
全く意味が無いのです。

本来の政治の役割は
現在の国力100を
10年後110に増やすために、
あるいは現在の100で110の成果を得るためにコーディネートすることなんです。

それが、国によっては
現在の100が10年後90に
減るのをわかっていても
お茶を濁してみたり、
現在100で50の成果しかあがっていないのにその事を問題だとも思わない。

政治の結果は
いつも未来にしかでません。

けど、
政治の結果は
必ず国民の日常に現れるのです。

以上

次回、旅は東アフリカを離れ、
一気にエジプトへ移動します。カウチサーフィン in カイロ!!

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2012-07-23

「これぞ本物の湯治場!!」世界八十八湯温泉巡@ウガンダ


前回紹介したブヨニ湖には
結局、三泊もしてしまいました。

ドミトリーも快適だし、
値段も安いかった。

特に思いで深いのは
仲良くなったDrewとの
カヌーフローティング、、、、

そんな心地良い思い出を携えながら、再びカバレの街へ。

今日は午後には
カバレから再び首都カンパラに戻る予定。

その前に、
もう一カ所温泉を探しに行こうとおもいます 。

前回温泉に連れて行ってくれた、
バイタクドライバーの
フランクを探し出し、

「新しい温泉に連れて行って!」

とお願い。

すると、

「ちょっと遠いけど、
すっごく良い温泉があるから
そこに行こう!」

そして、往復の料金も
20000シリング約600円と良心的。

なので、
ふたたびフランクと共に
温泉を目指します。

片道40kmの道のりは
予想通りにハードでしたが、
ウガンダの山奥の風景や、
村の生活が垣間見られて楽しい
もんです。

どうも、
この温泉はフランクの
地元に近いらしく、
道端ですれ違う人みんな、
彼と明るく挨拶を交わします。


んで、
たどり着いた場所には、
面白い景色が広がっていました。


そこには小川が流れていて、
そのそばに藁を重ねただけの
小さな小屋が幾つもならんでいます。

近づいてみると、
その小屋の中で
横になっていたり、
料理をしていたり、
人が生活していました。

「みんな何してるの?」

とフランクに聞くと、

「それぞれ、身体のどこかに
怪我や病気を抱えていて、
それを治すためにここに来ているんだよ。ウガンダの田舎では病院にかかるのは難しいからね。」

とのこと。
つまり、ここは天然の湯治場なのです。

近くで料理をしていた
おばちゃんに話を聞いたところ、

旦那さんが足を
骨折かなんかしたらしく、
ここから200km離れた小さな村から2週間前に出て来たそうです。

「すごい!ここで二週間!?
そんなにいいお湯なのか?」

ということで、自分もいざ入湯。

源泉からは高温で強い硫黄臭が
周囲に漂っています。

泉質は抜群、周囲の緑と
澄んだ空の景色が美しい
完全天然の露天風呂。

湯治にきているみなさんも、
シャイだけれども温かく迎えてくれます。

これらの雰囲気のすべてが
現在の故郷別府、鉄輪温泉あたりで見かけられる湯治場の雰囲気と
どこか通じるところが感じられます。

きっと、
私が生まれるもっとずっと前の
別府でもきっとこんな感じで
のんびりとした湯治を
してたんだろうな。

と、イメージが湧いてきました。

ここは、
観光客なんて来なくていい。

ずっとこんな素敵な湯治場で
あり続けて欲しいなぁ。


以上

次回は、ウガンダの小さな学校から学んだこと、ウガンダ日本考。

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「こういう雰囲気を地上の楽園っていうだと思う。」@ウガンダ、 ブヨニ湖

実は
ここカバレには、ただ
温泉に入りにきたつもりでした。

ところが、
たまたま知り合った
アメリカ出身のDrewが

「ケンは、ブヨニ湖には行かないの?」

だって。

「何それ?いいとこなの?」

「大きな湖の中に
いくつか島が点在してるんだ。
その中の一つの島が丸ごと
ゲストハウスに
なってるんだぜ。」

なんと?

それは
ちょっと面白そうやな

ということで、
一泊だけのつもりで
ブヨニ湖へと向かいました。

カバレの街から
湖まではバイクタクシーで
20分程度。

お目当ての宿の
専用の船着き場まで
送ってもらいます。

ここからが、面白い!

宿のある島までは
カヌーで移動します。

もちろん、
宿の用意した漕ぎ手もいるんですが、お客さんも手伝うことになります。

ちょっとした、
カヌー体験に、正直わくわくしていたのですが、実際には、
島に着くまでに
一時間半近くかかりました。

まぁ、
それでも楽しかったけど。

で、その島についてですが、
大きさは歩いて回っても10分くらいで一周できる小さな島なんです。

その中に、
中心となる
カフェレストランスペースを
はじめとし、
快適なドミトリー、
小さな図書室、
おしゃれなコテージ、などが
美しく、小粋に配置されています。

この島の素敵なところは
エネルギーをすべてソーラーパネルだけで賄っている点です。

ジェネレーターなどを
一切使わないので、
一日中、周囲は自然の音色で
満ち溢れているのです。

また、
周囲の島々と湖の景色は
太陽の佇まいとともに
刻々と変化していくので、
見飽きることがありません。

昼間は
小さなスイミングドッグから
湖に飛び込んだり、カヌーを借りて周辺の島を散策したり。

夜は日没とともに暗闇につつまれ、ロウソクの灯りを頼りに
ディナー。

その食事だって、
文句なく美味しいのです。

この島の初日の夜に
思い浮かんだ言葉は、

「地上の楽園」

でした。

この旅で、
これまで訪れた場所の中で、
もっとも心が開放された場所は
いまのところ、ここなのです。

まさか、
ウガンダで
こんな素敵な場所に出逢えるとは
思ってもみなかった。

ここには
家族や友人とともに
また帰って来たいなぁ。

と強く感じているし、
同時にこういう場所を
日本でも見つけたいと
思うようになりました。

みなさんもチャンスがあれば
ぜひ訪れて見てください。

以上

次は再び温泉巡り!
ウガンダで見つけた
本格天然湯治場のご紹介です。

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2012-07-22

密林秘湯。世界八十八湯温泉巡り@ウガンダ、カバレ温泉


さて、
この緑豊かな国ウガンダにもやっぱり温泉はあります。

ルワンダとの国境に近い
カバレ近郊の温泉を訪ねてみることにします。

ちなみに、今回は
宿で偶然知り合ったアメリカ出身のナイスガイ
Drewと一緒に行動します。

まずはカバレの街の中心地で、
バイクタクシーの運ちゃんに

「温泉に行きたい」

と聞き取り調査を開始。

何人かに聞いてみたけど
イマイチ信頼できません。
(危険そうだとかじゃなくて、
温泉の場所についての証言が
あやふやだという事です。)

宿泊していた
ホテルのスタッフに聞くと、
信頼できるドライバーを読んであげるからと
とんでもなく高い値段を提示されました。

結局、
道端で捕まえたドライバーさんの
中で一番安い値段を提示してくれた
おっちゃんにお願いすることにしました。

結果、この判断が大当たり。

めちゃくちゃ誠実で、
かつ温泉の場所にも詳しい
このおっちゃんのおかげで
なんなく、カバれから8キロほど離れた
温泉沼に到着しました。

見た目は
完全に沼です。


「ここ?温泉のなの?」

「そうだ。俺はあっちで
バイクを洗っているから、
終わったら読んでくれ。」

と運ちゃんには
ニコヤカに立ち去ります。

たしかに、
湖面には湯気というか、
薄い靄がかかっている。

恐る恐る
沼の水に手をつけてみますと、

「あら、本当にあったかい!!」

一気にテンションUP!!

ということで、
水着に着替えて、いざ、沼の中へ。

水温は35℃程度とぬるい。
かれど、沼の底にたまっている
泥がいい感じにあったかいんです。

これがなんとも言えず、快適。

慣れてくると、
鬱蒼としたジャングルの中の秘湯の景色に
徐々に目が奪われて行きます。

これはある意味で
とっても贅沢な露天風呂、、、。

いい具合に
温まったところで、
運ちゃんと合流。

カバレの街へと戻ったのでした。


次回は、
ウガンダで見つけた「地上の楽園!?」
これまでの旅の中で
最もピースフルだなと感じられた場所を
ご紹介します。

以上

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「ウガンダ、とある村での生活」カウチサーフィン@ウガンダ


ウガンダの首都 カンパラ近郊?にて
カウチサーフィンでお世話になることにしました。

ホストはフルジェさんご一家。
子供が三人に、お手伝いさんっぽい人が三人いる賑やかな過程です。

バスで到着した直後、
カンパラ市内の
大きなスーパーマーケットで
待ち合わせ。

わざわざ迎えにきてくださいました。

フルジェ一家は
カンパラに住んでいると聞いていたのだけれど、いざ到着してみるとカンパラから車で1時間半もかかかりました。

「ここカンパラからなの?(笑」

「まぁ広い意味ではカンパラから地域なんだよ。(笑」

ともあれ、
到着したフルジェさんの自宅は
小さな教会を中心とした村の
一角にありました。

村の周りは緑がおおく、
いろんな作物を自給しています。

村に到着すると、
早速子供たちと遭遇。

村中の子供達が、
一緒になって遊んでいます。

葉っぱに木の棒を刺して、
其れをもって駆け出すと、
葉っぱがプロペラのように回る
自前のおもちゃとかもってね。

どっちが、
より上手く回せるか勝負だ!
みたいな感じでね。

素朴だけれど、
想像力の逞しくい
子供達ですよ。

しかも、
驚いたことに
みんな英語ペラペラ。

ウガンダで学校にいける子供達は
英語を学ぶのです。

もちろん、現地の言葉も使えます。

子供ってのは、
ちゃんと教えてあげれば、
二つの言語くらい同時に学んで
いけるもんなんですね。

さて、
夕暮れも近づいてくると、
子供達が列をなして
村の奥へと進んで行きます。

結構な距離を
私もついていってみると、
その先には何かの作物が植えてありました。

子供達は一斉に
その畑に水撒きをして、
また何事もなかったかのように
村へと戻り始めます。

毎日、
自分たちで、
この畑に水やりをするの
だそうです。

村に帰ったころはすっかり
暗くなっていたので、
みんな家に戻って行きます。

私たちもフルジェさん宅に戻り、
夕食を頂きました。

豆と芋の煮物を
ご飯にかけて食べる。

というシンプルな食事でしたが、
とても美味しかった。

デザートは
畑で取れるパパイヤです。

なんだか、
私の父から聞いていた、
父が子供だった頃の
日本の田舎みたいだなぁと感じました。


加えて印象的だったのが、
子供達が生えている木や植物の名前、それは何に使うものなのかについて
きちんと知っていることです。

現代日本人なら
大人でもわからないようなこと
でしょう。

ウガンダの人々は
今なお、大地に根を張って
生活をしているんだなぁと感じました。

この国も私の目には
バングラデシュと同じく、
とても豊かな国に映ります。

以上

次回は世界八十八湯温泉巡、ウガンダの密林秘湯。沼温泉!!


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