2011-08-29

カウチサーフィン in サイゴン

サイゴン(ホーチミン)でも4~5件のカウチリクエストを出し、
運良くそのうち1件から色よい返事をいただきました。

今回お世話になったのは、サイゴンの中心部から見て北西部にある
Tan Binh(タンビン)区のKhanh(カイン)ちゃん。

家族構成は、
トラックドライバーの父(コンテナ輸送)
自宅前で簡単なカフェを営む母
英語が堪能でいろんな国際イベントのボランティアとして活躍する大学生のKhanhちゃん。
日本の音楽やダンスが大好きな専門学校生の弟
そして、母方の祖母です。

しかし、ご自宅には家族だけでなく、
母方の親戚がプラス2世帯一緒に住んでいるという大家族。
玄関は一緒ですがシャワーやキッチン、居間などのスペースは
家族ごとに別という造りのようすです。

家を正面から見ると、とても想像はできませんが、
中に入ってみると奥行きが長い長い。

他のベトナム人やサイゴン在住の日本人の方に聞いても、
こういった形の多世帯住宅は、ベトナム、特に都市部ではよくあるそうです。

理由はなんといっても生活コストが抑えられるからだそう。



(正面から見た入口の写真)


(ずっと奥まで続く外の廊下)

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さて、ベトナム人のご家庭にお邪魔すると誰しも経験するのが
"An Di! An Di!" (食べて食べて)攻撃!

もともと客人におもてなしをするのが礼儀であり、大好きでもあるベトナム人。
食事ともなると、

「もっと食べて!」
「これも食べてみて!」
「なくなるまで全部食べて!」

と、際限なく勧められます。

Khanh ちゃん家には2泊お世話になりましたが、
絶対この間に体重増えてること間違いなし。

けれど、お母さんが作る家庭料理は美味しいのなんのって!
どれもレストランで出されてもおかしくない味!
味の決め手はヌクマムで作るタレだそうな。

一日目の昼:生春巻き、魚と豚の煮物、豚足とタケノコのスープ



一日目の夜:お昼の残り+牛肉とセロリの炒め物

二日目の昼:バインホーイとローストポーク



二日目の夜:一日目の残り+野菜とエビの炒め物、揚げ魚

(朝は近所の屋台で食べました)

その国ならではの家庭料理を味わえるのは
カウチサーフィンの大きな魅力の一つですよね。

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Khanh ちゃん家でのカウチサーフィン体験では、
賢が風邪で寝込んでしまったこともあり、
逆にどこにも遊びに行かず、家でじっくりと
ベトナムの歴史や文化について、いろいろな話を聞くことが出来ました。

ざっとかいつまんでも、

家に飾ってある大きな(部屋の4分の1のスペースは占める)御仏壇。
家の随所に置いてある線香のわけ。

母方の家族が、54年組と呼ばれる北部からの移住者であること。

ベトナム戦争中のご両親のラブストーリー。

大学入学前に必ず行く兵隊の訓練では、Khanh ちゃんも銃の使い方を学んだそう。



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また、中心部(1区)ではほとんどといっていいほど見かけなくなった
枯葉剤被害によると思われる、身体が不自由な人々も
Tan Binh区のKhanhちゃん家の近所では何人も目にしました。

我々旅行者の目に入らないだけで、
枯葉剤の被害は、いまだこの国に当然のように存在し続けている。
その事実を改めて実感しました。

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最後に、こちらが2晩お世話になったお部屋。
普段はご両親が使っているそう。




以上、Khanhちゃんファミリーと過ごした2泊3日の
カウチサーフィン in サイゴンでした。

2011-08-26

サイゴン 安宿 今住んでます

サイゴンでは快適な宿に恵まれ、すっかりお世話になってます。

『Ngoc』

住所:219/14 Pham Ngu Lao, Quan 1, HCM
TEL:+84 (0)8 3837 8214

ここは、デタム通りからベンタイン市場と反対方面に1本奥に入った路地です。
通りに面してない路地の中なのでとっても静か。

同じ通り沿いに姉妹ホテルの『Thuan Duc』があります。
たぶんこっちがメイン。
家族経営で、英語上手なおかみさんがとっても親切。

予約:先に宿泊していた友人の紹介。予約せずに早朝、直接飛び込み。
滞在日:8月19日~9月某日(約1カ月?)
料金:1泊12ドル/1部屋のところ、10日以上いるから!といって10ドルに
設備:エアコン、扇風機、テレビ、ホットシャワー、バスタオル、窓2つ!
サービス:毎日掃除、バスタオルは2~3日に1度交換、初日だけ石鹸あり
レンタルバイクやビザの延長も相談可。


部屋に窓が2つあるのは3階以上の部屋みたいです。
天井も高くて部屋が広く感じます。

手前にテレビと冷蔵庫、トイレ&シャワー。


この辺りは路地に入ればもう少し安いところも結構見つかるかと思います。
(特にBui Vien Street 40/xx =Pham Ngu Lao 185/xx の通りとか)

が、結局私たちは、この路地の雰囲気とおかみさんの人柄、
部屋の居心地の良さで、『Ngoc』にずっと居座っています。

サイゴンにお越しの際は、ぜひ考慮に入れてみてください。

2011-08-25

サイゴン デタム周辺 安くて美味いもの②

前回に引き続き、サイゴンの安くて美味いもの特集です。

今回は千明の大好物、貝です。

貝はお酒のつまみなので、基本は夕方以降の営業でしょうか。
デタムに限らず、サイゴンには貝の屋台やお店がたくさんあります。
お客さんが多ければ、回転も良いでしょうし
お腹を壊すこともまずないと思います。(たぶん…)

騙されたと思ってぜひチャレンジしてみてください!
(責任はとれませんが…)

さて、ここでは旅行者のためにデタム周辺に限って書きます。

まずブイビエン通り沿いのお店。

デタムと反対方向に歩いて行くと
左手にお店があります。三叉路より手前。
向かいのお洒落な洋服屋が目印かな。

また、ファングーラオをベンタイン市場方向に進み、
Nguyen Thai Hoc (グエンタイホック)を右折すると、
右手に何件か貝屋が並んでます。

基本、お客の多いところを選びましょう。

さて、貝といってもいろいろありますが、
名前なんて覚えてられないので店頭に置いてある現物を指さしでOK。

ぜひ食べてほしいのはハマグリ!
サイゴンでは超定番!はまること間違いなし!


Ngheu Hap Xa (ンゲウ・ハップ・サー)
この単語だけは覚えてください。
ハマグリをレモングラスやショウガでゆでたもの。むちゃくちゃうまい!

他にはこんなのも…



So Huyet(ソー・フィェット)
いわゆる赤貝。
焼いたものかさっとゆでたものを塩コショウレモンで。


So Duong Nuong(ソー・ユーン・ヌーン)
大きめの二枚貝にバター、ピーナッツ、ネギなどを乗せて焼いたもの。
初心者にも食べやすいしビールによく合う!



Oc Mong Tay Xao Toi(オッ・モン・タイ・サオ・トーイ)
マテガイのニンニク炒め


Oc Len Xao Dua (オッ・レン・サオ・ユーア)
小さめの巻貝をココナツミルクで炒めたもの。
ほんのり甘くて癖になる味! じゅるっと吸いついて食べます。

ご紹介は以上とさせていただきますが、
もちろん、サイゴンにはまだまだいろんな貝がありますし、調理法も様々。

ぜひぜひぜひ!お試しあれ!
(注:身体に自身の無い方はA型肝炎の予防接種をうってからね!)

サイゴン デタム周辺 安くて美味いもの①

賢太郎のツイッターやフェイスブックでも既に紹介しておりますが、
改めて、ブログでデタム周辺の美味しいものをご紹介しようと思います。

(デタム:サイゴンで外国人観光客や安宿が集まるところ)

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まず米!

ベトナムには "Com Binh Dan" や "Com Tam" と呼ばれる
定食屋があちこちにあります。

デタム周辺にも結構ありますが、私たちのお気に入りはこちら!

"Com Tam 77"
Bui Vien(ブイビエン)通りの真ん中らへん(若干デタムより)にある定食屋。
ほぼ毎日行ってます(^^;

隣の隣くらいにある薬局が目印。
昼前から夜にかけて営業。
(なくなったらおしまい)

ここはまず、お米が他の定食やよりも比較的美味しいです。
そして食べた後、変にのどが渇いたり、嫌な後味がしたりしません。

特におすすめは、大きな豚肉に甘めのタレをつけて炭火で焼いた
"Com Suon"(25,000ドン)!
もちろんその他のメニューも美味しいですが
ものによって結構値段が違うので食べる前に聞いた方がいいかも。

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お次は "Hu Tieu" を2軒。
"Hu Tieu" とは米から出来た細麺で、南部らしい甘めのスープです。
ブンやフォーよりも細くて歯ごたえがあるので、九州出身の方に特におすすめかも。

1軒目はあっさりタイプ。同じくブイビエン通りです。
この通りとデタムと反対側にずっと歩いて行くと、三叉路に出ます。
そのちょっと先に、なかなか流行ってる "Bun Bo Hue" があるので
その隣くらいです。

朝7時から夜10時ごろまで営業。お値段20,000ドン。

2軒目はこってりタイプ。こちらは朝10時ごろまでの営業。

ちょっと探しにくいんですが、ファングーラオとブイビエンをつなぐ路地で
"Nhan Dan Khu Pho 2" と入口に書かれてます。

この通りは朝ごはんの時間帯、いろんな屋台が出てるので楽しいですよ。
このHu Tieu屋は、ファングーラオ側から入った方が近く、
フォー屋さんの前で屋台営業してます。
豚肉とエビがたっぷり入って、食べ応えあり!

値段はちょっと高めの30,000ドン。

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最後は蒸鶏ご飯!
シンガポールやタイ、マレーシアでも有名ですよね。

ベトナムにもあります!
特にホイアンで "Com Ga"といえば、この蒸鶏ご飯みたいです。

デタム近くの美味しいお店は "Com Ga Hai Nam"。
黄色の看板が目印です。
住所:114 Le Thi Hong Gam, Dist 1
ファングーラオ、もしくはブイビエンからグエンタイホックに出て右折、
ちょっと歩いて上記のレティホンガムを左折してまっすぐ進み右手にあります。


ちょっとボリュームに欠けるかもしれませんが、
とっても美味しいですよ。これで30,000ドン。

写真は看板メニューの "Com Ga Hai Nam" です。
こんがり焼いた豚を乗せた "Com Heo Quay" もカリカリしてて美味。

メニューが多い店は微妙というのが賢と千明の持論ですが、
ここのメニューは開拓し甲斐がありそうです。

つづく

2011-08-19

またまた寝台バス ニャチャン―サイゴン


寝台バスが意外と快適だということに気付いたので、
ニャチャンからサイゴン(ホーチミン)へも迷わずバスで向かいます。

所要時間約10時間、お値段19ドル。

今回はシンカフェじゃないツアー会社で申し込んだところ、
ハンカフェのバスになりました。
ハンカフェも結構老舗だったかな。

夜8時半出発。
座席は下段、1列目、進行方向に向かって左と中央。

下段はクーラーが弱いかな、との淡い期待と裏腹に
しっかり下段にもクーラー付いてました。
賢太郎、クーラーの吹き出し口に、布を詰め込んでがっちり封鎖。

さて、中央下段の一番前は、はっきり言ってハズレでした!
すぐ前にスタッフが座れるようになっているため、
足が全然のばせない!お子様様の席ですね(涙)

しょうがないので、寝る時は通路に足を放り出して寝てました。

ただ、下段は横に荷物が置けたり足を出せたりするし、
揺れも上段よりは少ない感じですね。

サービスとしては、こちらも毛布と水あり。
バスの造りもほぼ同じですね。

ただ、「走行中の悪臭を防ぐため、トイレ使用禁止」の貼り紙。
なんじゃそりゃ!
わかるような、わからんような…

今回はトイレ休憩のタイミングが自分の身体とうまく合わなかったので、
運転手さんに途中ムイネーのハンカフェオフィスで止めてもらいました。
ふーっ!

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さて、ニャチャンからサイゴンへのルートでは、
途中、ムイネーというビーチリゾートを通ります。

ニャチャンよりこじんまりとしていて静かなので
ただ海でぼーっとしたいという人には
ムイネーの方が断然お勧めです。

ニャチャンもサイゴンよりはのんびりしてますが、
静かではないですね。

ただ、温泉はお勧めだし、バイクで街を観光するのも楽しいので
ま、好みでしょうか。

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そんなこんなで、あっとゆーまにサイゴンへ!
バスはファングーラオ通りに到着。

やっぱり他の街と比べてバイクの量が半端ないですね。

賢も千明もほぼ7年ぶりのサイゴン。

自動車がもっと増えてるかと思いきや、
走ってる車はほとんどタクシー。

サイゴンではしばらく滞在するつもりなので、
これからの生活が楽しみだー!

さ、まずは宿へ…

2011-08-17

世界八十八湯温泉道 第16湯 ニャチャン Thap Ba Hot Spring

『世界八十八湯温泉道』

これは私たちが愛し、誇りにしている別府の温泉文化そのものと、
『別府八十八湯温泉道』を世界中に広めるための取り組みです。


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ニャチャンはベトナム屈指のビーチリゾート。

ベトナム戦争後は旧ソ連の海軍基地の軍港があったためか、
街にはロシア語の看板が随所にあり、不思議な雰囲気。

ニャチャンについてホテルから街を眺めた際の二人の感想。
「べ、別府に似てる!!!」

海岸線沿いに乱立するホテルといい、
海から日が昇り、後ろの山の方に日が沈む感じといい、
まさに別府そのもの!

一つ違うのは、こちらは常夏のリゾートで、
相変わらず観光客で賑わっているということ。
「こんなに雰囲気は似てるのに、熱帯のリゾートってだけで
こっちにはこんなに観光客が来るのか…」
と、ちょっとしみじみしてしまいました。

さて、話しを温泉に進めましょう。

そう!ニャチャンには有名な温泉!しかも泥湯があるのです!

泥湯と言えば、別府にも『保養ランド』という巨大な泥湯があります。
泉質も効能もピカイチであることは間違いないのですが、
露天は一部混浴になっており、
のぞき目当ての男性があまりに多かった記憶しかないのが残念です。

では、以下ニャチャンの泥湯レポートいってみよー!

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Thap Ba Hot Spring Center


≪一般情報≫

温泉地名:ニャチャン
営業時間:不明(一日中やってそう)
料金:サービスによって異なる
①スペシャル(ホット泥湯・プライベート浴槽)
シングルタブ 250,000ドン
ダブルタブ  450,000ドン
②普通(常温泥湯・他の客との共同浴槽)
大人100,000ドン/人(子ども半額)
①②共に料金に含む:泥湯、温泉、温泉シャワー、プール、滝湯、
①は水着とタオルは無料、②は各自用意か有料レンタル
泉質:炭酸ナトリウム、塩化ナトリウム等を含む
効能:効能:ストレス、筋肉痛、関節炎、神経痛、美肌効果など
アクセス:ニャチャンの中心から北に約5キロ。
タクシーかバイクで20分ほど。
(音楽が流れるので注意)

施設内はなんともリゾートっぽい雰囲気。
かなり広そうです。


水着に着替えていざ温泉へ!
(水着とタオルのレンタルで2人5万ドン以下くらい。
もちろん持参してもOK)

まずは温泉シャワーで身体を流します。


「んーしょっぱい!」
「海水みたい!」

私たちが選んだのは、プライベートではなく、
他のお客さんとの混浴泥湯。

とはいっても、4~5人様の浴槽に私たち2人と
イギリス人の女性2人でした。

こんなお風呂に泥が入って…


こうなります!


泥湯というより、子どもの頃、
雨の日に水たまりで泥んこになって遊ぶ感覚に近いかな。

泥の色は普通の茶色。
大変きめ細かくてサラサラ、トロトロ。

身体についた泥は、乾かしてから流したほうが良いそうですが
寒くなっちゃったのでさっさとシャワーで暖まり、
普通の温泉の方へ移動。

しかし、温泉に入る前に、強力ジェットシャワーで
改めて身体や水着についた泥を徹底的に洗い流します。


「きゃ~~~~!すごい水圧~~~!」

そして最後はゆっくり普通の温泉浴。

「泥湯もいいけど、やっぱこっちのが落ち着くわ~」
「海が近いせいか、本当に塩分が濃そうだね」


≪評価≫

清潔さ:4
泉質:5
人情/ホスピタリティ:3
コストパフォーマンス:4
興味をそそるユニークさ:3
雰囲気:3
合計:22点/30点

≪コメント≫

この泥湯&温泉施設、あがってみてビックリです!
手で触ると、全身吸いつくようなしっとり肌!
もちろん化粧水なんて必要なし!
美肌効果は抜群ですね!

頭の生え際がきわどい人にはそちらの効果もあるとかないとか…

温泉を楽しんだ後には温水プールで水泳も楽しめるそうですが…
プールの水が普通に温泉で熱めです。
ニャチャンは暑いから、普通のプールでいいじゃん、と思ってしまいます。

泥湯も普通の温泉も、客が変わるたびに新しい泥・お湯にしてくれるので
とても清潔ですね。

別府の保養ランドでは、掃除のしようが無いのかもしれませんが、
底の方にゴミとか髪の毛が沈んでるという悲しい情報が。
泉質はあちらも抜群なんですが…ん~もっと改善の余地があるように思います。

コストパフォーマンスは、10万ドン(約370円)でもたっぷり楽しめたので、
平均以上の『4』とさせていただきました。

以上、ニャチャンの素敵な温泉リゾートからのレポートでした。

2011-08-16

しんどい?楽ちん?寝台バスの旅 ホイアン―ニャチャン 

ホイアンから次なる目的地、ニャチャンまで
さて、どのように移動したものか。

千明は車に酔いやすいため、これまで極力バスを避け、
電車移動を選んできましたが、
残念ながら、ベトナムの寝台列車はかなり揺れるし狭いし、
中国の硬臥(ハードスリーパー)よりは、だいぶ寝心地が悪い印象。
また、ベトナムではバスの料金が列車の半分以下。
さんざん迷った挙句、今回は初の寝台バスをチョイスしてみました!
選んだ会社はベトナム旅行の老舗『シンカフェ』。
宿泊していた宿でも予約は出来たのですが、
直接予約した方が座席も選べるし、値段が5ドルほど安かったです。
選んだのは、上段の前から一番目と二番目。
トイレに近い方がいいからトイレ側!と、進行方向に向かって右側の列をチョイスしましたが、
残念ながらトイレ側の通路は繋がっておらず、
前から左側の通路を通って行くはめに。
(といっても実際トイレは使用しませんでしたが)

一番前の下段、中央の列は
やたら狭くて足が伸ばせないので要注意!!
車内の様子↓↓↓

寝返りをうつのはやっとなスペースですが、
賢太郎でも足が十分に伸ばせるし、
リクライニングもちゃんと付いててかなり快適!
心配した揺れもさほどひどくなく、周りに足の臭い人もおらず、
千明はそこそこ熟睡してニャチャンまで行くことができました。
しかし賢太郎の席は、残念ながら冷房が強烈で、
ガタガタ震えていたそうです。
車内に毛布はありますが、心配な人はさらに上着などを用意しましょう。
ちなみにミネラルウォーターも一人一本サービスしてくれます。

↑↑↑ こちらは途中の休憩所。夜1時くらいだったかな?

トイレに紙はありませんでしたが、食堂の机のティッシュを拝借。

このお店、明らかに田舎の小さな町なのに、
なんとFreeWifi が飛んでいたのです!
これには2人ともびっくり。

休憩は確かこの一回で、あとはニャチャンまでひたすら走ってたと思います。
結論として、ベトナムでは(乗車時間にもよりますが)
この寝台バス、全然ありだな、と思いました。

ちなみに今回の移動時間は12時間です。たしか一人15ドル。

2011-08-13

ホイアンがっかり満月祭

街自体が世界遺産に指定されているホイアンでは、
毎月陰暦の14日に『満月祭』という祭りがおこなわれます。

その日は街の明かりがおとされ、
伝統工芸品であるランタンが各家や店の軒先につるされて、
昼間とはガラリとかわった雰囲気になります。


結論から言うと、ホイアンは素敵な街ですが、
満月祭の当日だけは避けた方が、
ホイアン本来の雰囲気や風情を楽しめると思います。

私たちが満月祭にがっかりしてしまった原因は
きっと期待をしすぎたから。
今回、賢太郎は初のホイアンですが、
千明にとっては3度目のホイアン。

最初は今から約8年ほど前、
大学2年の終りにバックパックを背負って
ベトナム縦断一人旅に出たときでした。

ベトナムの他の街とは違う雰囲気が漂い、
観光地ながらものんびりとした空気が、素敵だなと思ったのを覚えています。

2度目に訪れたのは、その約1年後。
ホーチミン留学中に、ベトナムの旧正月に友人と訪れました。

街には満月祭のようにたくさんのランタンが灯され
当時はまだ開発されてなかった川沿いに、
たくさんの紙燈籠が浮かんでいたのがとても幻想的で感動しました。

今回も、ホイアンに行くとなると、過去に満月祭に訪れたことのある日本人の友人から
「満月祭、すごく良かったよ!ぜひ見てきて!!」
と口々に言われたのです。

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そういうわけで、二人とも大いに期待してホイアン入り。
満月祭の前日からランタンがそここで灯され、なかなか良い雰囲気。


しかし!満月祭の夜。
街で目にしたのは、道から溢れださんばかりの人・人・人・・・!!
ベトナム人はみな大声でぎゃーぎゃー騒ぎ、風情もへったくれもありません。
 
 
そこを無理やりバイクで通ろうとする輩もおり、
もはや、しっちゃかめっちゃか。
 
 
空を見上げると、月が悲しいくらいにキレイにポッツリ、輝いています。
もちろん、群衆は誰も月なんか見てやしません。

そして、昔と大きく違う点は、川沿いが開発されていつの間にか広場のようになり、
ホイアンの街にちっとも似合わないヤシの木が植えられてしまっています。
ブーゲンビリアならまだ許せた。

景観美化を目的としたものなら、この開発は大失敗としか言えないでしょう。
本来の美しいホイアンの雰囲気ぶち壊し。

人々はみな、楽しそうにはしゃいでいますが、
かといって、どうも日本の縁日なんかにあるような風情はない。
すっかり興ざめしてしまった私たち。
川面には申し訳程度に紙燈籠が漂うものの、どうもピンとこない。
見た時間帯が悪かったのかな?


川沿いには燈籠売りがずらり。
そんな彼らを横目で流し、とぼとぼとホテルに戻ったのでした。

ホイアン満月祭、本当にがっかり!!!

とはいえ、誤解がないように書いておきますが、
ホイアン自体はやはり素敵な街です。

狭い路地、古い建物、
日中はくすんだ黄色の壁に濃いピンクのブーゲンビリアの色合いがとても美しく
遥か昔に静かに思いを馳せながらのんびり散策するのにぴったり。

満月祭の前後でもランタンや燈籠流しはあったので、
お祭当日を避ければ、静かで落ち着いたホイアンを楽しめると思います。

ホイアン 美しい街並!

フエからホイアンへはバスで移動。
約4時間で朝出たら昼過ぎには着きます。

ホイアンには週末に控えた満月祭を目的に来ました!
川沿いの街にランタンが出てとってもキレイなんだって!

そんな時期だからか、
ホイアンではなかなか安くて、条件の良い宿を探すことができませんでした。

ですので、少し高め(一泊一部屋3000円くらい)の
宿に泊まることにしたんですが、これまたスゴイ!


部屋が綺麗なのはもちろんのこと、
ホテル内にはプール付き!


プール付きの宿なんて、
泊まったことあったかな?
という我々にとって、これは思わぬ贅沢となりました。

夕暮れ時から
街中へ繰り出してみると、
まぁ、街並みの綺麗なこと!!

月もはっきり見えるし、雲も一切ありません!


満月祭本番を明日に控えているものの、
既に街中はランタンで飾られ、その灯りが河に映って美しさも倍増!
こりゃ、良い街だわ!


欧米人観光客も多く、
お洒落なお店もたくさんあります。
少し離れた通りは、湯布院の景観を思い起こさせました!
おしゃれなお店がいっぱい。

少しコスト高ですが、
ビーチも近く、飽きの来ない素敵な街です!

次回は満月祭について
貴重な情報をお伝えします!




2011-08-12

日本の非営利セクター発展のために必要なこと。 ベトナムから学ぶ② 日本考~日本が憧れられる国になるために~

私の世界一周旅の課題の一つに、
日本社会で非営利セクター(NPO、社会起業家と呼ばれるものから、ファンドレイジングまで)を
英米のように社会の第三セクターとして、またプロフェッショナルとしての
地位を確立するためにはどうすれば良いか?というのがある。
理由は簡単で、現在の日本のNPOや社会起業家と呼ばれる人々の活動は、
いまだに「ボランティア」として呼ばれ、そして、実際にそのように見られることが多いからである。
(東日本大震災以降、様変わりし始めているのかもしれないが。)

そのことによって、優秀なマネージャークラスの方でも
同年代のいわゆる営利企業に勤めている人と比べて収入が格段に見劣りする。
その傾向が続くことで、次世代の優秀な担い手を獲得することが困難になっている。
私は今まで仮説として、現在多くの日本人には
社会起業家やNPOといったソーシャルビジネスへの理解が欠けており、
また長い間豊かな生活が送れているからこそ、そういった時代の変化に鈍感なのだと考えていた。

しかし、最近少し別の見方もするようになってきた。
それは日本人にとって、社会起業家や多くのNPOが掲げる「まず世のため人のために」という概念が、新しいものなのではなくて、実は古くからのものなのではないか?という見方である。

きっかけはハノイで偶然入った日本料理店での出来事だ。
その店では元気のよい「いらっしゃいませ」の掛け声をはじめ
日本式の接客を心掛けていた。
もちろん従業員はみなベトナムの若い女の子たちである。

しかし、その子たちの仕事をする姿がなんとも楽しそうなのである。

料理を出す時も、お皿を下げる時も
まるで「お客さんを喜ばせることが楽しい」という感じで
素敵な接客をしていた。
ベトナムで他の(私のような貧乏旅行者が入る様な)お店ではなかなか味わえない感覚である。

もちろんこれは偶然この店だけのことかもしれない。

しかし、このことをきっかけに振り返ってみると、
そもそも日本人にとって「仕事」というものは
単なる金稼ぎでは無かったように思うのである。

また、例えば、およそ30年ほど前に環境経済学といった概念が
西欧から逆輸入されたことがあったが、その根本的な概念は
元来禅宗や神道などを通じ、古来より日本人が当たり前のように持っていた考え方であった。

つまり、西欧科学にとっての最新の概念が、
必ずしも日本文明においても最新とは限らないのである。

それと同じことが、日本社会における非営利セクターの歴史にも当てはまらないだろうか?

NPO、社会起業家、ソーシャルベンチャー、プロボノといった新しい言葉で
「世のため人のために働く」ことを切り取って再提供しているが、
元来、日本人にとって働くことは「世のために人のため」に役に立つことと
同義であったのではないだろうか?と思わずにはいられないのである。

だからこそ、多くの日本人がわざわざNPOとか社会起業家とか
新しい言葉で紹介されるものに対して、斜に構えた態度をとってしまうのではないだろうか?

そして、そうだとすれば(ここからが重要だけど)
今後日本社会における非営利セクターが
正しく理解、評価され、社会の第三セクターとしての機能を果たすようにするためには、

新しい概念を輸入あるいは、創出していくことと同時に、
私たち日本人のルーツを見つめなおし、学び尽くすことが重要になる。

つまり、欧米の背中ばかり見つめるのではなく、
先人たちの築いてきたもの、遺してきたものを一つ一つ丁寧に見直し、
それを日本人同士分かち合っていくことでこそ、
非営利セクターの次なる成長期に繋がるのではないか?
と考えるようになった。

以上

「出逢いの街」フエ

フエでは出逢いが多かったのです!

これまで私たちはBPにありがちな
「日本人とはあまり関わらない」スタイルをとってきましたが、
中国、成都Sim'sでの出逢いが私たちの考え方を変えてくれました!

そしてここフエでは
同じビンジュンホテルに宿泊している日本人の皆さん、
東京のETICスタッフをしている友人からの紹介、
そしてカウチサーフィンなど、出逢いに事欠かない素敵な日々をすごしました!

中でも、まず印象的なのは
カワムラ君という日本の若者です。
彼は単身フエに渡り、「仕事を創る」をテーマに奮闘しているナイスガイです。

いずれご本人から
様々な情報発信があると思いますので、
詳しいお話は伏せておきますが、
いずれ日本の若者に強烈なインパクトを伴って
知られる日が来るはずです!

気になる方は彼のブログを要チェックや!

また20前後の若者にも強烈な印象を与えられました!
一人はみつ君。彼は若干21?ながら雰囲気のあるオトコでした。
仙人目指して旅しているそうですが、
彼の素直な人となりにすっかりファンになってしましました。

続いては、セキ君という20歳の若者です。
彼はこの後もホーチミンに至るまで、長い付き合いになるのですが、
本当に学ぶことの多い、素敵な青年でした!

何のコネもなく、英語も、ベトナム語も喋れないのに
単身フエに来て、外国語学校で日本語をしゃべれる人をまず探す!
こんなに単純で、だけど勇気のいる事ができるエネルギーってスゴイ!

しかも嬉しいことにかれの夢が
「日本の若者にもっと日本を好きになってもらうこと」なんです!
面白いでしょ?


フエ以降のセキ君の武勇伝は
また別の機会に紹介します。

また上記写真に移っているのは
ベトナムでお世話になったカウチサーフィンを通じて知り合った友達。

いつもホテルまで迎えに来て、
バイクに乗せていろんなお店に連れて行ってくれます。

21歳の彼女らの広い見識には驚かされました!
ベトナムの若者のレベルは高い!と思い知らされたものです。


また、こちらの写真はヒデさんとのツーショットです。
日本では誰もが知っている会社、設計の担当をしている
優秀な方なのですが、気張った感じも全く無く、
会うなりすぐに打ち解けてしまいました!

この後ホイアンのビーチなども
ご一緒させていただいたのですが、
ホントに気の合う友人に出逢えました!
特にカメラ講義は、役に立ってます!

最後に
私たちと同じく夫婦で世界一周旅をしている
ナルさん、アヤコさん夫婦をご紹介!

二人とも温和な人柄がにじみ出ており、
なんともいえない魅力に満ちております。

率直に「幸せそうだな~」と
一緒に居るこっちまで幸せになってくるから不思議です。
カポエラを軸にいろんな出逢いを楽しんでいるというお二人には
次に再会するのが楽しみです!

以上。

カウチサーフィン in フエ

目指せ、各都市1カウチサーフィン!

旅の都合上、ほぼ素通りになる都市や、
各地の住宅事情、ネット回線事情などが原因で
なかなか実現が難しい上記の目標。

ハノイでは残念ながら、カウチを体験するに至りませんでしたが、
フエでは素敵なカウチの出会いがありました。

今回のカウチはAnちゃんと彼女の友達、
HuongちゃんにMimiちゃん。
みんな、ぴちぴち?の女子大生です。
宿泊することはできなかったけど、2日間にわたり
食事やカフェを楽しみました。

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初日の夜は、An ちゃんと Huong ちゃんと
フエの名物、Com Hen (しじみご飯)屋さんへ。

このしじみご飯は千明の大大大好物。
「コムヘン大好き!」と言ったら、さっそく連れてきてくれました。


白米の上に、しじみのむき身、いろんな種類の香草、
ピーナッツ、なにか揚げたものが乗っかっており、
それに、しじみでとった出汁のようなものをかけていただきます。

(しまった、コムヘンにかまけて2人の写真がない!)

二人は現在夏休み中ですが、昼間はボランティアやバイトに精を出しているそう。

An ちゃんは孤児院に訪れる外国人の通訳、
Huong ちゃんはとあるNGOのスタッフだそうです。

若いながらにしっかりとした二人。
話してても違和感がないな~。

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翌日、An ちゃんはお仕事でこれなかったのですが、
Huong ちゃんと Mimi ちゃんが、またまた食事に連れてってれました。
我々の方でも、とある御縁で知り合った日本人の若者
シンゴ君を同行。

今夜のメニューはフエのもう一つの名物、Banh Canh Ca Loc(雷魚のバインカイン)です。
Banh Canh とは、米粉やタピオカ粉からつくられた
太めの麺のスープです。
雷魚の他にもカニや豚などのバリエーションあり。


とっても美味しくいただきました♪

その後、みんなでカフェに行ったのですが、
ここでの話が大盛り上がり。

Mimi ちゃんとHuong ちゃんは同じNGOでバイトしているのですが、
そのマネージャーが日本人とのこと。

バイトの内容やマネージャーの話、
さらには、互いの歴史観や現在の中国に対する考え、
ベトナムや日本の社会や教育に対する考え、
等々など・・・

若い二人なのに、とてもしっかりとした自分の意見を持っており、
しかもそれを、外語大とはいえ、たいへん流暢な英語でペラペラと話してくれ
我々日本人3人は脱帽でした。

カウチサーフィンでの出逢う人々は、
共通言語が英語、また、自国かつ海外に関心を持っているということで
こういった人々の意見交換は本当に貴重だし面白い!!

大満足の夜を過ごしたのでした。

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さて、話は変わってフエを出発する朝のこと。

宿近くの美味しいベーカリーに朝食を買いに出かけたところ、
「チアキー」と呼ぶ声が。
振り向くと、なんとAn ちゃんがいるではないですか。

早朝にも関わらず、見送りにきてくれたのです。
なんて嬉しい心遣い!

これまでの私たちのカウチサーフィン体験は、
本当に温かい思いやりや心遣いに溢れています。

こうやって、世界各地の人々が旅先で異国・異文化の人々との
ふれあいを少しずつ重ねていくことで、
世界は本当により良くなっていくんじゃないか、
カウチサーフィンとは(上手く使えば)そんな希望を持たせてくれるシステムです。

私たちは今後もどんどんカウチサーフィンを続けていきますし、
日本の皆さんにも大いに挑戦してほしい!と思っております。


2011-08-11

「げ、楽しい!」フエ レンタルバイクのススメ!

ハノイから無事フエへ到着!

こころなしか、人々の雰囲気がさらに穏やかになった気がします。


宿は日本人BPには有名なビンジュンホテル。
一部屋一泊12ドルかな、ドミもあります。

フエ駅に着くと、
無料送迎もやってくれてて便利!

このホテルは素敵な出逢いに満ちた宿なんですが、
その話は次の記事で。

フエはこじんまりとした街ですし、
交通量も少ないので、是非バイクで走ってもらいたい!

ここは王宮より少し北の
湖に囲まれた遺跡

なんか、雰囲気いいでしょ?
人もまばらだし、バイクだと細かいところに入っていける。

しかもフエの道端は
緑が豊かで、至る所に壊れかけた遺跡などがあり、
なんとも画になるのです。

気になった所で、
ふと立ち止まっては写真をパチリ。
そんな、時間を楽しんほしいな~☆




バイクで30分ちょっと走ると
ビーチもあります!

昼間は人気の無いビーチですが、
夕方からは結構賑わうそうですよ。

観光地として擦れてもないので、
人も温かい。

もちろん、美味しいものたくさん!!
何も考えたくないときは、フエで
のんびり一週間、なんてのもオススメ!!

ちなみにレンタルバイクは一日8万ドン(320円)
ガソリン代は2リットル4万ドン(160円)で一日十分遊べます!

以上

2011-08-10

世界八十八湯温泉道 第15湯 フエ My An Onsen Spa Resoet

『世界八十八湯温泉道』
これは私たちが愛し、誇りにしている別府の温泉文化そのものと、
『別府八十八湯温泉道』を世界中に広めるための取り組みです。

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ベトナムに入って私たちが最初に訪れた温泉は、
ベトナム最後の王朝があった中部の古都、フエという町にあります。

立派な門構えは、その名の通り「リゾート」って感じかも。
ところが温泉に入るだけなら、なかなかお手頃なお値段。

フエの中心部からもさほど遠くないし、日本人も納得の泉質なので
フエに来た際は是非足をのばしてみることをお勧めします☆


≪一般情報≫

温泉地名:フエ
営業時間:6:30~22:00 と施設内の看板にあり。
(ホテル併設のスパリゾートなので、多分休業日もないんでしょう)
料金:大人60,000ドン、子ども30,000ドン
(含まれるもの:温泉、シャンプー、石鹸、タオル、水着、ミネラルウォーター、ロッカー。
これにスイミングプールやマッサージを追加すると、値段も加算されます。)
泉質:たぶん硫黄泉?強酸泉?
アクセス:フエの町からThuan An Beach方向に10kmほど。
途中一度右に曲がりましたが、基本はメイン道路をまっすぐでした。
バイクかタクシーで15~20分ほど。

さて、受付で支払いを済ませ、大きな公園の様な敷地を進んでゆくと、
おお、ありました。温泉。


リゾートっぽい雰囲気と裏腹に、あたりはかなり濃厚な硫黄臭。
中国四川省の二道橋温泉ほど強烈ではないにしろ、
別府の明礬温泉に似た強い香りがムンムンします。

ウロウロしているとスタッフのオバちゃんが近づきてきて
まずは更衣室に案内してくれました。

水着のレンタル料が込みなのはありがたいですが、、
可愛くない。
しかもよく見ると使い古した感じ。


男性用はこちら。


千明は持参した水着を着ましたが、賢太郎は張り切ってレンタル水着を着用。

着替えが済むと、夫婦別々に個室のお風呂へ通されます。


これも温泉かな、と思いましたが、どうも温泉ぽくない。
というか普通の水。

外の温泉の方があまりに魅力的なので、
身体をさっと流していざ露天へ!

≪評価≫

清潔さ:3
泉質:5
人情/ホスピタリティ:3
コストパフォーマンス:4
興味をそそるユニークさ:3
雰囲気:3
合計:21点/30点

≪コメント≫

一見プールのようなのんきな雰囲気の温泉ですが、
その泉質は一級品。温度も41~42℃でしっかり暑く、
炎天下の下ではいろんな意味でクラクラします。
お水がサービスなので、しっかり水分補給しましょう。

プールのような浴槽は3つで、それぞれ温度が違うはずですが、
全く同じに感じられました。

プールサイドに横になれるイスがあるので、
5~10分おきに休み休み温泉を楽しむことができます。

温泉が強すぎるのと、ベトナムが暑すぎるのとで
長く入浴できないのが残念でしたが、
値段も安いし、タオルや石鹸などのアメニティーも充実していて
満足度の高い温泉でした。

効能:皮膚病、婦人病、動脈硬化、リューマチ、肩や手首などの関節痛、デトックスなど
温泉治療(?)のお医者様もいるそうですが、あまりにお客がいないせいか、
私たちの行った日はお目にかかれませんでした。


≪おまけ≫

ちなみに、この温泉よりバイクであと10分ほど先へ進むと
静かなビーチに出ます。

(バイクの駐車料金1万ドン?!絶対ぼってる!)

リゾートの雰囲気はないですが、地元の子どもたちが
楽しそうにはしゃいでいる様子が見られました。


2011-08-09

「デンマークはすげぇ国」 ハノイからフエ 鉄道旅

なんだかんだ、
ハノイには一週間以上滞在してしまいましたが、
意を決して、中部フエへと向かう事にしました。

移動はもちろん寝台列車です。

しかし、列車のチケットがくせもので、
どこで聴いても一番高い寝台席しか空いてないとのこと、
結局一人48ドルという(私たちにとっては)高すぎるチケットを購入することになりました。

後日触れますが、
結論から言うと、ベトナムでの移動はバスが断然お得です!
スリーピングバスも思いのほか快適ですし。

なにはともあれ、
ハノイでお世話になった人々に
別れを告げつつ、夜の列車に乗り込みます。

同室にはデンマーク人の熟年カップルが!

おじ様は銀行員とのことで、
デンマークの社会保障制度全般について
詳しいお話を聞くことができました。

以前、一度だけデンマークに行ったことがあり
その時からデンマークは「憧れられる国」候補の一つなのですが、
お二人の言葉の隅々から、国家への信頼や自身が現れていることに気付き、
改めて、関心を高めました。

医療行為は原則タダ、
保障される年金額の充実、
海外旅行の際の保険を国が負担すること、
などなど。

とにかく、デンマークはすげぇ国です!

詳しい話は、デンマークについてからまとめる事にしますが、
今回感じた日本との決定的な違いは、
国民の政府に対する信頼感が圧倒的に高い!という点です。

もちろん、あくまで二人に聴いた話であり、
若い世代の意見も聴いてみないとわかりませんが、
日本の中高年の方に「あなたは政府を信頼してますか?」
ときいたら何%の方が「もちろん!」と答えるでしょうか?

それはさておき、
列車旅の良さは何より車窓の風景をのんびり眺められること、
フエまでの景観は目を見張るものばかり!


広がる田園地帯には、
日本の田舎を思い出さずにいられません!


無事フエ到着!

少し高いお金を払ったけれど、
それ以上に出逢いあり、学びありの貴重な経験となりました!

以上