2012-07-20

5円を恵むかどうか真剣に悩んだことはありますか? エチオピアお金の話


エチオピアの首都アディスアベバ
に滞在中、街を歩いていると
結構な頻度で「お金を恵んでくれ」という声をかけられます。

求めてくる人は
年老いたヨボヨボのおじいちゃんから、わずか3歳程度の子供まで様々です。

私個人の考え方で
明らかに身体的なハンデキャップを背負っている人以外には、
お金を恵むということはしないようにしています。

特に子供には絶対にお金を恵むことはありません。

ただし、働いている子供には
積極的にその子の提供する価値を
購入するように心がけています。


しかし、
さすがにアフリカともなると、
自体は少し複雑なのです。

生後間もない乳飲み子を含め、二、三人の子供とともに、道端に寝転がっている母親がいたりします。

まさに
数日前に
父親になった、私としては
汚い空気の中で、ただぼんやりと宙を見つめる赤ん坊の焦点のあっていない目を見ると、
心が揺れてしまいます。

私が
その家族に渡そうかどうか迷っていたのは日本円でたったの5円。

それでも、
この5円を恵む事が、
彼らにとって良い事なのか?
そうでないのか?

真剣に考えてしまうものなのです。

例えば、
アフリカでは
外国人をみれば
とりあえず「恵んでください」と
聞いてくる場合が多くあります。

そんなとき、
これまでの諸外国からの
援助や、支援への過剰な依存が
結果として、現地の人々に

「お金はもらうもの」

という考え方を植え付けてしまっているように感じるのです。

だからこそ、
簡単にお金を恵むことはできないなぁ、と感じています。

きっと、
旅人の多くはそういう感覚を持っているはずです。

その経験から
相手の顔も見ないで、
ただお金をあげるだけという、
寄付や援助の仕組みに
違和感を感じるようになりました。。

もちろん、
誰かからの金銭的な援助を必要としてういる人は世界中にたくさんいます。

それで助けられている人も、
たくさんいるのです。

なので、
お金を恵む行為自体が必ずしも
悪いことだとは全く思っていません。

ただし、
渡す側の立場として
相手の事を何も知らずに
知ろうともせずに、
お金を恵むことは
とても無責任な行為なんだなぁ
と実感しています。

以上

次回からは、ウガンダ編。

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