2012-08-04

「壊れゆくイスラム」カウチサーフィン@イラン


今回は
テヘランでのカウチサーフィンについて。

実は泊めてもらったホスト夫妻とは以前にケニアでお会いしたのです。

彼らとは
マサイマラ国立公園への
サファリツアーで二泊三日を
ご一緒したんです。

その際に、
「是非イランにおいでよ。
危ないことなんて何にもないし、うちに泊めてあげるから。」

と言われたので、
迷っていたイラン行を決意したというわけです。

お二人の住まいは
テヘラン西バスターミナルから車で10分程離れた新しい集合マンション街にあります。

久しぶりの再会を
お互いに喜びあったあと、
トルコで作った

一休さんTシャツ

をお土産として渡しました。

なんでも、
彼らいわくイランでは
少し古めの日本のアニメやドラマ
が有名らしく、中でも
「一休さん」と
「おしん」が人気らしいのです。

なので、
一休さんTシャツなんですが、
これにはホストもはしゃいでた。


彼らの家での生活は
いろいろな意味で刺激的でした。

イランでは法律で禁じられている
お酒も手に入るようでしたし、
彼らはテレビではいつもアメリカ映画か、BBCをみてました。


ムスリムっぽくないでしょ?

大変興味深いことに、
ムスリム国家としてのイランでは、
というかだからこそ、
西欧文明へに
強い憧れが存在するのです。

と同時に驚いたことに
イスラームへの信仰心が
希薄化しているのです。

女性は
スカーフを巻かねば外に出られない法律に苛立っているし、

男性は
自由に酒も飲めない
今を嘆いています。

このことについて
ホストが言っていた興味深い一言。

それは

「イランは革命前の方が
自由だったんだよ。」



本来
イスラームを復興するため
自由を勝ち得るために

革命を経て、
立ち上げられたハズのイラン。

しかし、
自発的にではなく、
法令として宗教を強制されることで、
返って人々の心はイスラームから確実に離れていっているようです。

なんとも皮肉です。

まぁ、
信仰とはそういうものですが、、、


と、
こんな実感も、
ただ宿やホテルに泊まっているだけでは、なかなか持てないでしょう?

これぞカウチサーフィンの
醍醐味なんですよ。


以上


次は「やっぱり原油だね。」投資の話@イラン

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