2012-08-26

「ウィーン行政の遊び心が凄い件」日本考@ウィーン 2012,8

ブダペストからバスで約4時間、
オーストリアのウィーンにやってまいりました。

モーツァルト、スワロフスキなどオーストリアと言えばなんとなくオシャレで、ゴージャスなイメージが浮かんでしまいます。

実際、ウィーンの街並みはどこもかしこも美しい。

中心部の観光エリアはもちろんのこと、少し外れた場所でも手の混んだ装飾が散りばめられた建物や、ハンモックなんかを用意している公園がたくさんあります。

そのどれもがデザインが洗練されていて美しいのです。


また、ウィーンの素敵なところは
とにかく自転車乗りに優しいところです。

歩道と、車道と、自転車道がしっかり整備されているし、地下鉄などにも自転車を持ち込めるし。

市内各所に公共の自転車整備用具まで用意されているんですよ。

この余裕がオーストリアの魅力を一層引き立てているんでしょうね。

加えて、私が感じたことは
とにかくウィーンの行政には遊び心があるということです。

ある晩市内の中心部を歩いている
トラムも通る四車線ある大通りが警察によって封鎖されていました。

「なんじゃこりゃ?
デモでも始まるんかな?」

と思ってしばらく様子を眺めていると、封鎖された道の向こうからたくさんの人が楽しそうに叫ながら押し寄せてきます。

少なくとも200人以上は参加しているようですが、みなさんローラーブレードや自転車果ては車椅子なんかに乗っていて、普段は走れない大通りのど真ん中を気持ち良さそうに疾走していました。

実はこれは毎週末に行われているイベントらしく、単純にしないの大通りを自転車なんかで自由に走り廻るためのものなんだそうです。

こんなイベントのために
毎週末警察が出動して大掛かりに道を封鎖するんですよ。

これを受け入れられるウィーンの行政って面白いなぁ、と感じませんか?

この他にも、
戦時中に建てられた背の高い空軍施設の壁面をクライミング施設として再利用したりだとかね。

とにかく、
遊び心があるんです。

警察とか行政ってのが
管理運営のレベルで満足するんじゃなくて、より積極的に「市民を幸せにする」ために働きかける。

そこには当然うまくいかないリスクもあるんだけれど、それを請け負って挑戦する。

日本の行政も、もう少しそういうActiveさを持てると、豊かなというか、面白い社会創りに近づくと思うのですが、みなさんはどう思いますか?

以上

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