2012-08-31

「飲泉文化」世界八十八湯温泉巡り@Podebrady温泉、チェコ。 2012年8月


プラハから電車で東に向かうこと約一時間、Podebrady(ポデブラディ)というまちにやってきましたよ。

カルロヴィヴァリがチェコでは最も有名な温泉地ですが、このポデブラディにも温泉があるというのです。

プラハからのアクセスは
電車がほぼ1時間おきに出ているので簡単。

ポデブラディの駅を降りると、
駅のすぐ目の前に美しい緑が広がります。

花と緑に恵まれた、
手入れの行き届いた大きな公園です。そして温泉もこの公園周辺に
あります。

公園内をゆったり散歩しながら、
案内板の温泉マークに向かって歩きます。

どうやら外国人観光客はほとんどいないようですが、チェコの方には有名な保養地のようで公園内はちょっとした野外コンサートや芝生の上でリラックスしている家族連れなどで、思いの外賑わっています。

そんなみなさんの幸せそうな姿を眺めつつ、温泉に到着です。

実は今回の温泉は
「入る」ではなく、「飲む」メインなのです。

チェコでは温泉はまず飲むものとして、いわゆる飲泉が好まれています。

なので、飲泉施設もおしゃれに、便利に、整備されています。

公園周辺には
少なくとも三箇所の飲泉施設があります。

早速飲んで味を確かめてみると、

「!!!」

もう、たまらんぐらいに温泉です。

故郷別府の鉄輪温泉あたりの濃いお湯をかぶっと飲んでいる感じです。正直、あまりの鉄分の多さに私は好きにはなれませんでした。

けれど、つぎから次へとおそらく地元の人がタンク持って来てはこのお湯を汲んで持ち帰っています。

これもまた一つの温泉の愛し方ですね。

もちろん、公園周辺のホテルではSPAなど入浴施設も用意されているので、そちらの方も楽しめます。(注;夏はオフシーズンらしく、空いてる施設は少なかった。)

正直外国人向け観光地ではないので、プラハの賑やかな雰囲気はありません。けれど、だからこそ、ここではリアルなチェコの人々の姿に触れることができました。


以上

次は、「人生初のアイスホッケー観戦」

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世界八十八湯温泉道の
起源、私のふるさと、別府とは
一体どんなマチなのか?

気になった方も、気にならない方も以下のサイトをチェックするといい事あるかも、、。

別府八湯温泉道 公式HP
http://onsendo.beppu-navi.jp/

NPO法人 ハットウ・オンパク
http://www.onpaku.jp/

混浴温泉世界2012
http://mixedbathingworld.com/

2012-08-30

「プラハ良いとこ一度はおいで。」@チェコ、プラハ 2012年8月


チェコの首都プラハにやってきました〜。

ここ、なんか楽しい!
物価が隣国オーストリアやドイツと比べて安いにもかかわらず、市街地の景観はGOージャス!です。

まずは一泊目に泊まった安宿。

以前は学校かなんかの体育館だった建物をそのまま改造して大ドミトリールームにしてるってとこなんです。

なんとベット数は一部屋に80台。

一見、居心地悪そうな感じでしたが、これが思いのほか快適。

BARスペースと客室がしっかり区別されているので、静かに眠れます。

Wi-Fiなどももちろん完備、メインのお城まで徒歩15分くらいなので、立地もいいですよ。一泊8ユーロくらいだったと記憶しとります。

また、
観光名所に挙げられている場所はもちろん、街並みの美しさはウィーンに匹敵するほどだと感じました。特にお城周辺なんかね。

それだけでなく、路地裏や、公園などにも感じの良い小さなお店や、楽器を演奏しているアーティストがひょっこり居たりします。

なのでぶらぶら歩き回るのも、また楽し。

も一つ、ついでに感心させられたのが観光用MAPの内容です。

宿で無料でいただいたものなんですが、主に徒歩で散策するお客さん向けに情報がわかりやすく整理されています。それでいて遊び心のあふれるデザインなんです。

こんな観光MAPがあれば、
どこに行っても楽しいハズ。

最後に
ピルスナービールの美味しさと言ったら、、、、


とまぁ、
語り尽くせぬ魅力いっぱいのプラハ。みなさんにも是非訪れて欲しい都市の一つです。


以上

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2012-08-29

ウィーンでのカウチサーフィン体験@オーストリア。


ウィーンでお世話になったカウチサーフィン(CS)ホストは
日本の格闘技に精通した方でした。中でも、柔術がもっとも得意らしく子供達に教える師範代みたいなレベルなんだそうです!

滞在中は彼にウィーン市内をくまなく案内してもらったんですが、
その途中美術館前のオープンカフェで”Boccha”というゲームを一緒に楽しみました。

お店でビールを頼むと、
ゲームで使うボールセット一式を借りることができます。

私だけじゃなくて、彼もこういう遊びが好きみたいで、その場にいる子供達をよそ目に真剣プレイ。


ルールは日本のおはじきみたいなもんで、そのでっかい版ですね。

いやぁ、楽しかった。

また、彼と一緒にすんでいる彼女はオンラインゲームのロードオブザリングにはまっていたので、それに関する詳しい説明が興味深い。

けど、さすがに保育園の先生だけあって、ゲームを楽しむ時間はきっちり決めていました。

彼女の参加してるチームのメンバーがみなドイツ出身者らしくて、二ヶ月前にはドイツで初のオフ会に参加したんだって。

お互いに顔を合わせてからは、さらにゲームが面白くなったらしい。

なんというか、
健全なオンラインゲームとの付き合い方やなぁ。

なんてことを
ウィーンで感じております。

妙な親近感、、、。


以上

お次はチェコのプラハへ移動。

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2012-08-27

「ヨーロッパのスパ とはこういうもの」世界八十八湯温泉巡り@オーストリア、ウィーン


ここオーストリア、ウィーンにも温泉があります。

その名もテルマルウィーン。

中身は最新式のスパ施設で、
屋内外に十数カ所のプールを有しています。さらにマッサージなどはもちろん、水着着用のまま利用できるレストランも併設されておりサービスの充実さには目を見張るものがあります。
もちろん、お客さんも大入り。
生まれたての赤ん坊から、ヨロヨロのおじいちゃんまで幅広い層が利用しています。

施設内の源泉付近は
たしかに硫黄の香りが漂っていますが、とはいえほとんどの浴槽ではカルキ臭のほうが強く温泉にしているという感じはありません。

温度もぬるいしね。

けれど、この温度のぬるさってのが、案外肝でございまして、日本の熱々の温泉にと違って長くのんびり愉しめるんですよね。

私たちの感覚だと温泉はやはり熱いくらいじゃないと物足りないものですが、一日中居られるこういう温泉施設もあるとお客さんの裾野が広がるかもしれませんね。

なんてことを実感させられました。

以上

次は
オーストリアのカウチサーフィン体験です。

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世界八十八湯温泉道の
起源、私のふるさと、別府とは
一体どんなマチなのか?

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2012-08-26

「ウィーン行政の遊び心が凄い件」日本考@ウィーン 2012,8

ブダペストからバスで約4時間、
オーストリアのウィーンにやってまいりました。

モーツァルト、スワロフスキなどオーストリアと言えばなんとなくオシャレで、ゴージャスなイメージが浮かんでしまいます。

実際、ウィーンの街並みはどこもかしこも美しい。

中心部の観光エリアはもちろんのこと、少し外れた場所でも手の混んだ装飾が散りばめられた建物や、ハンモックなんかを用意している公園がたくさんあります。

そのどれもがデザインが洗練されていて美しいのです。


また、ウィーンの素敵なところは
とにかく自転車乗りに優しいところです。

歩道と、車道と、自転車道がしっかり整備されているし、地下鉄などにも自転車を持ち込めるし。

市内各所に公共の自転車整備用具まで用意されているんですよ。

この余裕がオーストリアの魅力を一層引き立てているんでしょうね。

加えて、私が感じたことは
とにかくウィーンの行政には遊び心があるということです。

ある晩市内の中心部を歩いている
トラムも通る四車線ある大通りが警察によって封鎖されていました。

「なんじゃこりゃ?
デモでも始まるんかな?」

と思ってしばらく様子を眺めていると、封鎖された道の向こうからたくさんの人が楽しそうに叫ながら押し寄せてきます。

少なくとも200人以上は参加しているようですが、みなさんローラーブレードや自転車果ては車椅子なんかに乗っていて、普段は走れない大通りのど真ん中を気持ち良さそうに疾走していました。

実はこれは毎週末に行われているイベントらしく、単純にしないの大通りを自転車なんかで自由に走り廻るためのものなんだそうです。

こんなイベントのために
毎週末警察が出動して大掛かりに道を封鎖するんですよ。

これを受け入れられるウィーンの行政って面白いなぁ、と感じませんか?

この他にも、
戦時中に建てられた背の高い空軍施設の壁面をクライミング施設として再利用したりだとかね。

とにかく、
遊び心があるんです。

警察とか行政ってのが
管理運営のレベルで満足するんじゃなくて、より積極的に「市民を幸せにする」ために働きかける。

そこには当然うまくいかないリスクもあるんだけれど、それを請け負って挑戦する。

日本の行政も、もう少しそういうActiveさを持てると、豊かなというか、面白い社会創りに近づくと思うのですが、みなさんはどう思いますか?

以上

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「歴史から学べること」日本考@ハンガリー



ここハンガリーにて、少数民族のサポートをしたいと考えている方と出会った。

その時印象深かったのが、
話題がヨーロッパに居る
ロマの人々についての話になっとき、

「こういう話は公にはし辛いので」

と、その方が急に声を小さくされたことだ。

その理由は近年の景気悪化とともに、ハンガリーでは右派運動が勢いづいているからだという。

特に職の無い若者の中で、そういった運動に参加している人々は過激な手段に出ることがチラホラ出てきているとのこと。

「やっぱりなぁ。」

というのが私の感想である。

人間はいつの時代も、自分自身が困窮すると自分よりもさらに弱い他者のせいにして、他者を苦しめることで自分自身を満足させようと試みてきた。

そして、その際の他者とは概して、外国人、他民族の人々であった。

平たくいうと、
生活が苦しくなったらレイシズムは勢いを増す傾向にあるように感じている。

「俺たちの仕事が無いのはアイツらのせいだ。」

なんて台詞が大っぴらに聞こえる以前にも、私たちが意識するにせよ、しないにせよ、私たちはそういう心の逃げ道に入り込みがちだと思う。

自分よりも弱い誰かのせいにして、誰かを傷つけることで、
今日の空虚を忘れることができるし、明日への不安を紛らわすことができる。


それらを踏まえた上で考える。

たぶん、
私たちが歴史から学ぶべきことはたくさんあると思うけれど、
そのうち最も重要なことは二つ。

その一つは、

「人間が如何に怠惰で弱い生き物か」

ということだろう。

苦しくなったら、誰かのせいにする。そういった心の作用が悪いことだとは思わない。苦しくなったら誰だって、逃げ出したくなるのは当たり前。

ただ、それでは真の平安には程遠いんだろうし、いつか自分が強者によって同じ目に合わされるんだ、ということを自覚しておく必要はある。

それが嫌ならまず
私達は他者に向けている刃を収めなければならない。


また一方で、歴史には
「真に誇り高い人々」の姿もみられる。

彼らは決して自らを高めるために他者を蔑むようなことはしなかった。

なぜなら、他者を蔑むことでは自分も家族も救われることはなく、むしろ自分自身が弱く、醜くなっていくことを知っているからだ。

「真に誇り高い人々」はしばしば
歴史の中で無残な最後を余儀なくされる。

理不尽な要求。

堪え難い屈辱。

望まぬ死。

そんな絶望の中にいても、
それでも、なお、弱者を苦しめるような行為は恥ずかしいこととして自戒し続けることのできた人々。

私たちはそういう人々の姿から、

「人間が如何に怠惰で弱い生き物か」

ということの先に、

「人間は怠惰で弱い生き物だが、それらを克服することのできる生き物だ。」

というもう一つの教訓を学ぶことができる。


だからこそ、
そのために私たちは一度
日本の歴史をまっさらな気持ちで、自らの手で、掘り起こさなければならない。

先人たちの「真に誇り高き姿」を
見つめ直さなければならない、
と感じている。


以上


次はオーストリアへ移ります。
「ウィーン行政の遊び心が凄い件。
」です。

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2012-08-25

世界八十八湯温泉巡り@ブダペスト、キラーイ温泉。ルダシュ温泉


前回のセーチェニ温泉に引き続き、温泉の街ブダペストの他二湯を紹介しておきましょう。

まずはキラーイ温泉、
中心部からトラムで3分程度のこの温泉はオスマントルコ時代に建てられたトルコ様式の温泉のです。

水着着用、男女混浴です。

外観は良い雰囲気出してます。
内部はというと、これまた素敵!

浴室のドーム状天井には
数十箇所の小窓がついていて、
そのうち一つの窓からだけ太陽光戦がまっすぐ入ってきます。

その光が浴室内の湯気に映されてなんとも面白く美しい情景を作り出します。

お湯の温度は
メインの浴槽で36度くらい、
隅にある温かい浴槽で40度ないくらいだと感じました。

また、
浴室から出ると建物の中庭部分には休憩スペースがあります。

ここで、横になって
リラックスしてまた湯に戻る。

そんな繰り返しが可能なのです。

うん、この温泉は良いね!
ただ、ちょっと高いのかな。

別府なら300円も出せば、
このクラスの温泉にはいくらでも入れるぜ!

さて、
続いてはキラーイ温泉から
バスで5分ほどドナウ川を下った(上った?)場所にあるルダシュ温泉です。

こちらは男女が曜日別で別れております。

以前は裸で入浴していたようですが、現在は水着もしくは貸出されるフンドシのようなものを着用して前を隠して入浴することになります。

髪型から明らかにパンク好きとわかる、イギリス出身のお兄ちゃんがフンドシ巻いてお風呂に入っている姿には流石に笑いました。

この温泉は
キラーイ温泉よりも、
よりトルコ、トルコしい作りの浴室で、浴室だけとればこちらの方が雰囲気あります。

それにサウナも二種類使えるしね。

なにより、一番温かい浴槽は42度近くはあるので日本人も満足度できるんじゃないですかね。

湯上がりは
なぜかコレだけはやたらと安い
ハンガリーの生ビールを頂いてリラックスしてみましょう。

ブダペストの満足度が一段高くなること間違いなしです。


以上

次は「こういう話は公にはし辛いので。」日本考@ハンガリー

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2012-08-21

「地下鉄もトラムもバスも全部タダ、温泉も一箇所入浴無料!?」観光JAPON@ブダペスト



私がブダペストに滞在者した四日間はちょうどヨーロッパでも有名なフェス(音楽祭)の開催期間でした。

そのため、
ブダペストにはヨーロッパ中から
若者が集まっていてすごい熱気。

そして、
その期間限定なのですが、
ブダペストではCityPassという観光客向けの観光パスが提供されておりました。

内容は
二日間で2700フォリント(約950円)のパスを購入すると、その間公共交通機関が全て無料で利用できるというもの。

片道料金が300フォリント程度するので、元を取るには9回以上乗ることになりますが、
公共交通機関が発展しているブダペストでは難しくはありません。

なので、それだけでも十分価値はあるのですが、このパスのすごいところは市内有名温泉にも無料で入場できることなんです。

温泉施設の入浴料は
どこも2000〜3000フォリントはしますから、一回入浴するだけでお得なんです。

温泉入浴が目的の私なので、
滞在中に二回もこのCityPassを購入することになりました。

このパス自体は前述のとおり、
機関限定のものですが、

この公共交通機関フリーパスと
温泉施設の入浴無料の組み合わせは、かなり意欲をそそられますね。

そして、
こういった観光パスを発行することの意味はおもてなしをする側にはとっても大きいのです。

もちろん集客効果という点でも作用はして来るでしょうが、最大のポイントは「観光客を誘導出来る」ことにあると言えるでしょう。

利用できる施設の選択や、利用できる日時の限定などをパスの条件に組み込むことで、
観光客の自主性を損なわないながらも、しっかりと流れを把握することができるのです。

運営側に携わったことがある方ならわかると思いますが、この利点は計り知れないですよね。


これも日本に帰ったら試してみたいなぁ、、、。


以上

次は再び世界八十八湯温泉巡り@ブダペスト、キラーイ温泉とルダシュ温泉です。

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2012-08-19

世界八十八湯温泉巡り@ハンガリー、セーチェニ温泉 2012年8月



ここハンガリーは言わずとしれた温泉大国。

首都ブダペストだけでも、
数多くの温泉施設が存在します。

今日はその一つ
セーチェニ温泉をご紹介しておきましょう。

このセーチェニ温泉は
ブダペストの中心駅から、
バスで5分ほどの距離に位置しています。

温泉施設は巨大な公園の
一角にあるのです。

東京でいうならば、
代々木公園といったような
緑がいっぱいで広々とした
気持ちの良い公園です。

実はこの温泉には二回訪れています。

最初は日曜日の14時ごろ。
ちょうど8月5日からブダペストで開催されているフェスの影響もあってか、温泉入り口には長蛇の列。

炎天下で並ぶほど、
根性は座っていませんので、
翌月曜日の午前中に出直しました。

今度はすんなり入れます。

さすがに
ヨーロッパ有数の温泉施設だけあって、設備が充実しております。

特に入場時に渡される
腕輪式の電子ロックには
ちょっと感動。

で、肝心の温泉はというと、
屋内外に十箇所以上の浴槽がありますが、

ここでは豪華な装飾に彩られていて贅沢な雰囲気が漂う屋外プールがメインでしょう。

屋外プールといっても、
温度別に浴槽が別れていて、中央には水泳用25mプール、両サイドには子供向けの流れるプール、ゆったり浸かる大人向けのプールなどが設置されています。

楽しみ方は人それぞれで、
本当に自由。

セーチェニ名物の温泉チェスを
湯に浸かりながら楽しんでいる
おじいちゃん達もいれば、

明らかに齢70は超えているおばあちゃまが、ビキニを着てプールサイドで

プっかぁ~〜!!

とタバコをふかしながら
肌を焼いていたりもします。


子供たちは、
流れるプールで大はしゃぎ。

家族連れは
ピクニック感覚で、
サンドイッチつまんだりもしてます。

正直、
私にとってお湯自体はカルキ臭が目立ってしまい、あまり心地の良いものではありませんでした。

けれど、
この場にいる人達の幸せそうなこと。

こっちまで、
自然と笑顔になってしまいます。

温泉を楽しむというよりは、
むしろヨーロッパの人達を好きになりに行く。

そんなスタンスで楽しんでもらいたい温泉ですね。

以上

次回は観光JAPON
交通機関全部タダ!温泉一箇所無料!ブダペストで見つけた便利な観光パスです。

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世界八十八湯温泉道の
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2012-08-18

「お気に入りは『晴れのちグゥ』」カウチサーフィン@ハンガリー、ブダペスト。



ルーマニア、ブカレストから、ブラショフ二泊を経て、夜行列車で
ハンガリーのブダペストへと移動してきました。


ブダペスト。

なんというか、
想像以上にゴージャスな街です。

地元民いわく、
ブダペストには
郊外にもともとのハンガリー馴染みの住居、一方中心部にはオーストリア帝国時代のおしゃれな建築物と、
旧ソ連下に建てられた味気のない巨大な建築物などが入り混じってみられるそうです。

そういわれてみると
確かに。

とはいえ、
観光客の目的はもちろん
オーストリア帝国時代の
おしゃれな街並みでしょう。

女の子とかは
きっと好きなんじゃないかな、
こういう街並み。

ちなみに、
現在ブルースウィリスが
ダイハード5の撮影のため、
ブダペストに来ているとのこと。

ついこの間までは
真田広之と柴咲コウも居たらしいです。

なんでも、
このブダペストは
映画撮影にもよく使われる街らしくて、その理由にはモスクワやウィーンのような美しい街並みが残っていることと、その割に滞在費用が安くあがることが挙げられます。

ドナウ川沿いの景色も美しいしね。ブダペストに来るなら、是非カップルでどうぞ。

さて、このブダペストでも、
カウチサーフィンホストにお世話になりました。

今回のホストは
ブダペスト出身の同年代の女性。

彼女は日本語が大変上手で、
滞在中の会話はほぼ日本語でいけました。

仕事が終わってからの時間を割いて、主要な観光スポットを案内してくれたりと、彼女のおかげでブダペストを満喫出来たのは言うまでもありません。

さて、興味深いのは
その彼女が好きなものが
なんと日本のアニメとジャニーズのArashiだということです。

現在、
彼女はArashiのコンサートチケットを入手すべく抽選結果を待っております。大野くんファンだそうです。

こんな遠くヨーロッパにも
ファンがいるなんて!

Arashiって、ジャニーズって
凄いね。

また、
滞在中は彼女から日本のアニメについて教わりました(笑)。

中でも「Cowboy Bebap」は
私好みで面白かった。

彼女のお気に入りは
「晴れのちグゥ。」というアニメで、ガンガンで連載してた漫画のアニメ版です。

かつての
「魔法陣ぐるぐる」みたいな感じのアニメって言えばいいかな。

「あずまんが大王」も始めて見たし、いやはや、とかく勉強になりました。

加えて感激だったのはある晩、
出汁からとったお味噌汁と、
炊きたての御飯と果ては納豆までご馳走になったことです。

ハンガリーで納豆が食べられるとは!!

もうとにかく感謝、感謝!

彼女のArashiコンサートのチケットが当たるように心から祈っております。

カウチサーフィンに
興味を持っている旅人の皆さん

どうです?

カウチサーフィンのホストの中にはたまに日本語を話せるホストも居るのです。

そう考えると、
少しハードル下がるでしょ?


以上

次回は「これぞヨーロッパの温泉!」世界八十八湯温泉巡り@ブダペスト、セーチェニ温泉です。

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2012-08-17

「差別の温床」日本考@ルーマニア。



ルーマニアの首都ブカレストに向かうちょっと前、とある旅人から

「ブカレストは治安が悪い。」

との話を聞いた。
意地悪な私は

「どうしてそう思うのですか?」

と試しに聞き返したら、

「ブカレストにはジプシーが多いから。」

との答え。

「ジプシーが多いと治安が悪いの?」

「だってジプシーは貧しいですからね、スリとかやって生活してるんですよ。」

「ジプシーについてやたらと
詳しいけど友達でもいるんすか?」

「そりゃ、いませんよ。」

「じゃあ、今までにジプシーって人たちに会ったことはあるんすか?」

「いや、インドとかであってるかもしれないけど、、、まだ無いかな?」

「じゃ、どうしてジプシーが多いと治安が悪いって言えるんすか?」

「・・・」

と、あえて
意地悪なやり方で
質問をしてみました。

その後の空気の気まずさ、、。


もちろん、
この方になんの悪気もないのはわかっています。

ただ、何気なく、
これまでに与えられてきた情報に

ただ、なんとなく、
流されているだけなのです。


だけど、この
何気なく、なんとなく。

ってのが
本当の差別の温床なのだと実感させられています。


ブカレストに到着後、
明らかに肌の浅黒い人々と
肌の白い人々の間に生活水準の
大きな差があることを感じます。

夜中歩き回っていても、
おしゃれな飲屋街、そのバーの中にいるお客さんと、そのすぐ裏路地で何をするでもなく佇んで居る人々の間には確かに生物学的・民族学的な人種の違いがあります。

確かに、
ブカレストの社会の
際貧困層にジプシーとか、
ロマとか呼ばれる人々が
いるのです。

そして彼らの
生業が法に背く行為になることも
割合としては多いのだろうと
想像し得ます。

しかし、
想像してみてください。

彼らは
数世紀にも渡って
差別を受け続けているのです。

現在ルーマニアでは
ロマ(ジプシー)と呼ばれる人々は存在しない。というのが、政府の見解になっているそうです。

従って、
対象が存在しない以上。
彼らに対する差別や迫害も存在
し得ない、というロジックらしいです。

問題が存在しないから、
解決する必要もない。


もはや、無視です。
存在そのものの否定。


自分が、
もしこの世界に
ジプシーの子どもとして
生を受けたら、、、。

ジプシーだからという理由で
貧しく、学が無く、犯罪予備軍だとイメージングされたら?


真っ直ぐに生きて行くことが
出来るでしょうか?


もちろん、
今日ルーマニアや他のヨーロッパ諸国の人々が抱えている考えやイメージは、長い歴史の中で築かれているものですし、当事者のものです。

それについて、
どうこういうつもりはありません。

しかし、
せめて私達日本人だけは、
人を人として先入観を持たずに
真っ直ぐ見つめてあげられない
ものでしょうか?


特に世界を旅する身としては、
そんな心のフラットさを大事にしたい。

折角、
貴重な時間を使って他国を歩き回るのです。

自分の偏見に囚われて、
大切なものを見落とすよりも、

心を平らかにして、
ありのままの美しさを感じられたほうが素敵だと思います。


ブカレストの街角でみかけた
ジプシーの母子が笑顔で見つめ合う姿。

私の妻と娘がみせるそれと
なんら違いはなかったけどなぁ。


以上
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2012-08-16

「その名も『温泉』」世界八十八湯温泉巡り@ブルガリア、バーニャ温泉。


ギリシャから再びブルガリアのソフィアへ戻ったあと、現在バーニャという小さな町に向かっています。

このバーニャは日本語に訳すと「温泉」つまり「温泉」という名前のまちに向かっているのです。

バラ祭りで有名らしいカルロボをからバーニャまでは,カルロボープロブディフ間を往復している
バスで15分ほど、ちなみにバスは一時間おきに出発しています。

バーニャの小さなバスターミナルに到着すると、

「温泉こっち」

と書いた看板が目に入りますので、それに従って町の中心部に向かってください。

町と言っても、本当に小さくのどかな場所です。

町の中央にある並木通りを、
その終わりまで進んでいくとガヤガヤ人が集まっている気配がします。

ここが温泉です。

この町の温泉は、
いわゆる湯治用の医療施設と、
レクリエーション用のプールの二パターンで利用されています。

今回は、
面白そうだったのであえてプールの方に飛び込んでみることにします。

中はもう、
小さな町には似つかわしくないほど、家族連れやなんかでとにかく賑わっています。

ここの温泉はブルガリアでも有名なので、近隣の町からも人が訪れているそうです。

お湯は結構な硫黄臭がしますが、
プールの中の温度は27度テイクなので、温泉という感じはあまりしません。

みんなプールで泳いだり、
プールサイドの原っぱに寝そべってみたり、ビールを飲んだりと思い思いに過ごしています。

またプールの周りには
ビーチバレーコートなんかも設置してあり、さながら海水浴場のような雰囲気も醸し出しています。

ロッカーやなんかがない場所なのでやや貴重品の管理には気を使いましたが、それ以外は極めて心地よく楽しめますよ。


以上

次は「差別の温床」日本考@ルーマニア

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2012-08-15

「特攻隊員の遺した手紙について」 日本考@ギリシャ。


旅の中では当然、日本のことについて
いろんな国の方から質問を受けるものです。

日本人ではないといえど、
日本の近現代史に詳しい人もいるのです。

特に日本の歴史の中でも戦争の話題は、印象的なようです。

中でも、

「よく聞かれるなぁ」と感じるのが

太平洋戦争期の「特攻隊」についてです。

この話題について、外国出身の方に質問された時、みなさんはきちんと回答できますか?

無論、英語でね。

正直、旅の始めの方では、
このことについて質問されても、英語力が無いためにうまく伝えることができませんでした。

これって、物凄く悔しいことなのです。

通常の話題ならともかく、
近現代の日本の歴史はこと西欧諸国では評判が良い方ではありません。

アジア諸国へ侵略して、
あのドイツと手を組んで、戦争をしかけた国。

最後は無謀にも
アメリカに挑んで自爆テロみたいな攻撃までして、結局負けた国。

そんな印象を
程度の差はあれ持たれているように感じます。

相手の考えを否定する必要はありませんが、

中にはどうしても
伝えておかなければならない事が、私たちにはあるはずです。


今回、
ギリシャでお世話になった
カウチホストともその話題になりました。

そこで歴史的な背景に
詳しかった彼に、

特攻隊員の皆さんが出発直前に
家族にあてて遺した手紙についての話をしてみました。

正直どんな反応が返ってくるのか
ドキドキしていたけれど、

わたしが一通り話し終えると
それを聞いて彼は

「とても美しい話だ。
その話は今までに聞いたことがなかったよ。正直、今まで特攻隊についてはただ単にクレイジーな集団だと思っていたんだ。全く理解できなかった。けれど、君の話を聞いて、特攻が何かを守りたいと願っていた人々の行動だったことがわかったよ。」

と言って、深く理解を示してくれたのでした。きちんと伝えれば、伝わるものです。

大切な誰かを守ろうとする人間。

そういった人々の生き様が放つ
物語のパワーは人類普遍のものです。

もし私たちが、

日本という国を
世界中から憧れられる国にしたいと願うならば、

真にやるべきことは、
他国をただ単に批判することではなく、

自らの歴史を学び、
その中にある物語を紡ぎ、

そして、
それを伝える技術を
身につけることでは無いでしょうか?

今回の経験を通じて、その事を実感しました。


以上


次回、再びブルガリアへ戻ります。「こんな温泉あっても良い方じゃない。」バーニャ温泉
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