2011-05-25

天津港から天津駅へ

さて、天津港に降り立ったものの、
うっかり現地情報を事前にチェックし忘れてたので
天津の町までどのくらいなのか、
交通手段には何があるのか全く調べておりません。

港を出ると太った坊主頭の怪しげなタクシードライバーが

「天津まで180元(約2340円)!」

と近寄ってきます。

「高いよねぇ」「高いやろ」

というものの、比べる情報がないので実際どうなのかわからない。

「天津まで65kmあるから、1時間はかかるよ」
「本当かなぁ」

しょうがないので、とりあえずタクシーのいいなりに。

どちみち人民元がなかったので、
なけなしの韓国ウォンをその場にいたおっちゃんに両替してもらいます。

幸か不幸か、それでも180元もない。

「町まで行ったらATMのある銀行で止まってやるよ」

とりあえずメーターでタクシーを走らせます。

にしても、土地勘が全くなくて
怪しげタクシーに乗るというのは不安なものです。

「やだなぁ」

と思いつつ、天津港を出て最初の町の銀行の前でタクシーが止まってくれました。
メーターの表示は約20元。

しかし!ここで賢のファインプレー!

「銀行の人に天津までの行き方聞いたら
すぐそこのバス停からバスが出ちょんらしいで!
しかも6元とか7元って!」

タクシーのおじちゃんは「しくじった!」
とばかりに悔しそう。

私たちは笑顔でタクシーに別れを告げ、バスに乗りました。

料金は天津まで1人9元。

「いやぁ~助かったねー!」

しかし、ここからが長かった。
天津までは本当に60km以上あるらしく、
ローカルバスで2時間近くかかりました。

道路も結構混んでたし、
メーターでタクシーを走らせて行ってたら
軽く100元以上かかる距離です。

「別にタクシーもぼってるわけじゃないんだね。」

天津までの道のりは、韓国の風景とはガラリと変わって
とても興味深いものでした。

まず埃っぽい!
だだっぴろい!

そして上海のように発展した都市とはかけ離れた荒涼とした土地。

がれきのような家々に実際に人が住んでおり
今にも分解しそうな車や
タイヤが3つの小型自動車が
未舗装の道に溢れています。



バスに乗り込んでくる人の顔つきも
都会とは全く異なる人が多いです。

日に焼け土埃で汚れています。
日本だったら(きっと上海でも)明らかに捨てられているような
リュックサックを背負う子ども。

パンパンに膨らませたボロボロの布袋をいくつも抱える人たち。

中国は本当に発展の『途上』にある国なんだな、
ということを実感させられます。

そして、この広大な国土に住む膨大な人口を
すべて養い、豊かにするというのは
大変なことなんだな、と改めて感じました。

と、そんなことを考えているうちに天津駅到着!!



北京までの切符を確認したら、バスでホテルへ!

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