2011-10-09

「いくらかわからないと、恐くて入れない」 観光JAPON 正札の威力

観光JAPON
「正札」の威力。

アジアでのバックパッカー経験のある方はご存知の通り、
ベトナムに限らずアジアの街かどで買い物をしていると
値段が表示されていないことが多々あります。

例えば、お土産もの、安食堂の食事、ホテル料金あるいは
レンタルバイクの値段といったものもそうです。

おわかりの通りこれは、
店側からすればお客(特に外国人観光客)に対して
価格交渉の際有利にことを勧めるためにも、当然の措置です。

1ドルのものを
とりあえず5ドルと言ってみたりね。

なので「正札」が無いと
お客はしばしば価格交渉に一定のエネルギーを
使わねばなりません。

これが面白いところでもあるのですが、
ある程度わかってくると、これが面倒くさくなってきます。

私たち自身、旅も五カ月目に入り
自分達なりの購買行動のパターンが決まっています。

特に日用品、消耗品はスーパーなど価格のハッキリしたところで買い、
それ以外の贈答用の品にしても、同じものが売っていれば「正札」がある場所で購入する
というのがスタイルになってきました。

つまり、「いくらかわかる」お店で購入することが多くなるのです。


また、こんなこともあります。

たま~に、門構えも内層も立派で
「こりゃ、見るからに高いな!」と思われるカフェやレストランに
人に連れられて入ることがあります。

もちろんそんなお店に「正札」などなく、
入口にはメニューも置いておりません。

私達だけなら絶対に入らない(笑)お店です。

しかし、実際に店内でメニューを見てみると
「意外とそうでもないな」と思うことが多々あります。

むしろ、この雰囲気、サービス、味に対して
「この値段は安いな~。」と思うのです。

そんな時は
「表にメニュー置いておいてくれればいいのに(笑)」
と感じますね。


さて、翻って日本を旅行する外国人観光客はどう感じるでしょうか?

一概に言えませんが、
外国人からすれば東洋の島国で
はじめて使う通貨で(しかも呆れるほど物価の高い国で!!)
買い物をしているわけです。

やはり「値段がわからない。」

ということは、ともすれば財布のひもを閉じたくなる
一因になるのではないでしょうか?

もちろん、
とはいっても日本はとても親切な国です。
ほとんどの商品が価格を堂々と表示しています。

ですが「都市から田舎」「新しいものから伝統的なもの」に向かうにつれて
様子が少し変わるようにおもいます。

例えば各種武道や茶道、華道といったもの。

本来ならば、外国人観光客に強く訴えていきたい
日本の「古き良きモノ」そういったものほど、
「高そう」だし「いくらかかるか解らない」と感じたことはありませんか?

いわゆる「敷居が高い」という感じです。

日本人の私でも感じまるのです、
外国人にも感じられるのではないかな?と心配しています。

そういった視点から、
外国人観光客に本当の日本を心地よく楽しんでもらうためにも
必要なものには「正札」を張って安心させて挙げる。
これも、大切なことかもしれません。

以上


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