2011-07-20

「地獄の18時間」 成都から昆明へ 中国鉄道 硬座の旅

なんだかんだで、成都Sim'sに20日近く滞在しました☆
いや~ほんとに過ごしやすい宿だった。

Sim'sの皆さんありがとう、お元気で!

さて、成都を出発し向かうのは南の都市、昆明。
しかし中国も夏休み時期に入っており、
鉄道寝台のチケットは10日先まで常に完売。

やむなく硬座旅を決断しました。

まぁ、硬座といっても
日本の電車の普通の席です

シートは倒せないけど。

その電車で18時間の移動となります。
正直シート自体の辛さも応えますが
それ以上に参ったのが、
人の多さです。


御覧の通り、指定席無しで乗り込む人は
全員この硬座車両に集結します。

廊下は荷物と人であふれかえり、しかもやかましい!!

私たちの席にも先に座っている青年がいて、

「すみません、ここ俺らの席なんですけど?」
というと

「いや、こうやって詰めれば、座れるから、あんたも早く座りな」
と答えてきます。

「いや、あんたチケット持ってんならみせて?」

「いや、だからここ座れるじゃん。ほら座れよ!」

「そういう、問題じゃないんだよ。どいてくれ!」

「ち、しょうがねぇな。」

といった
いちいち面倒くさいやり取りもあり。

すっかり疲れ切ってしまいました。

本来は床と、階段が移るショット

硬座車両はその後も様々な手で
私たちをいら立たせてくれます。

何時になっても、
鳴りやまない携帯の着信音。

車内で堂々とタバコを吸うオジサマ方。

と行った具合で、
身も心もボロボロになってしまいました。

とはいえ、
明け方近く、昆明に近づくにつれて人も降りて行き、
段々と車内も過ごしやすくなりました。

昆明、到着した車両。硬座は二階建
ようやく昆明に到着したのは
お昼過ぎ。

私たちの脳に
「もう二度と乗りたくない乗り物」
として記憶された、中国の鉄道硬座旅でした。

以上



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