2011-07-03

四姑娘山① 木騾子までトレッキング

私たちが宿泊した『日月山荘』では、
日本語が非常に堪能な元ガイドのスタッフがおり、
トレッキングのオススメルートをいろいろおしえてくれました。

四姑娘山に来たからといって、四姑娘山に登るわけではありません。
四姑娘山がキレイに見えるトレッキングルートを周るのです。

四姑娘山自体は4つの山からなり、
一番低い大姑娘山(長女)は標高5355m。

高山植物、特にブルーポピーがきれいで、
ルートもそれほど険しくないため、日本の年配の登山者に人気です。

一番高いのは四姑娘山(末娘)で標高6250m。
岩だらけでとても険しい未踏峰の山ながら、
欧米のロッククライマーから注目を浴びている山だそうです。

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スタッフのすすめで本日私たちが目指したのは長坪溝の手前、木騾子。
片道4時間、往復8時間のトレッキングコースです。

早朝は小雨でしたが出発するころには雨も上がり曇り空。

まずはバス乗り場へ向かい、山への入場券とバスチケットを購入します。
(70元+20元=90元/人)

ほんの10分ほどバスに乗ったらトレッキングスタート!

途中までは遊歩道があるので楽ちん。



九寨溝でもしっかり整備されてた、この遊歩道。
こんなの森の中に創っちゃっていいのか?と思いましたが、
この方が、観光客が道を外れないから自然に優しいそうですね。

所々に置いてある木製のゴミ箱。
上に苔が乗せてあってカワイイ。
周りの景色ともよく調和してますね。



連日の雨のせいか、川は遊歩道ぎりぎりまで増水。
いつもはきっと透明できれいな川なんでしょうか。



途中から遊歩道がなくなると、一気に道が悪くなります。

ツアー客らは馬に乗って進むので、
私たちはひたすら馬の足跡を追いかけて進むのですが、
お馬さんたちは川の浅瀬をじゃぶじゃぶ通ったりするので
何度も足跡を見失い、道に迷いそうに。

川を越え、坂を上り、倒れた丸太を越え。
なんだか気分はもはや、アドベンチャー。

シューズも泥だらけ&川の水でぐしょぐしょ。



途中休憩。心が折れかかっています。
が、山は美しい。



道を進む間、周りにはめったに人はいないし、
標識や看板も皆無なので、
あとどのくらいかもよくわからないまま進みます。

そろそろ引き返そうか、と思ったところで向かいから馬が。

木騾子まであと10分とのことなので、
勇気をだしてさらに前進。

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そしてついに到着!!!
標高3680m!



写真じゃ良く見えないけど、あたりは一面の花畑。

牛や馬がのんびりと草をはんでいます。

曇りだけど、ここまで頑張ってきた分、
突然広がる目の前の景色に感動。

晴れていれば、この先がもっときれいだそうですが、
曇りだし時間もないし今日はここまで。

近くの山小屋に入り、ランチ休憩。

真っ暗だけど、かまどで燃える薪の香りに心温まります。

とても静かで、聞こえるのは薪がパチパチ燃える音と
私たちがラーメンをすする音のみ。

なんだかとっても心が静まります。
カップ麺もいつもより美味しい。



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ゆっくり休んだら元来た道をさっさと戻ります。

ところが、途中道を間違えて、
遊歩道に出るはずが馬用の道を突き進んでしまいました。

馬用の道でも大丈夫なのですが、
とってもぬかるんでるし、そこら中糞だらけなので
困ったな、引き返そうかな、なんて思いましたが、
行きとは違う景色の美しさに押され、そのまま前進。

途中、降ったり止んだりを繰り返していた曇り空が晴れて、
四姑娘山を拝むことができました。
尖ったスマートな美しさはまさに女性的。





こっちの道来てよかった!!

そして、野生のパンダには会えなかったけど、
びっくり!パンダ顔の牛の親子に遭遇!



さらに進むとまた遊歩道に合流し、
午後5時半には無事トレッキングを終えることができました。

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