2011-07-06

丹巴② 一山越えて隣町へ

今朝は合計5時間の山越えトレッキングです。
朝から気合を入れてのぞみます。

朝7時、宿の主人に中路の入り口まで送ってもらいます。
ご主人の車、フォルクスワーゲン。
こういうとこに住んでるんなら4駆とかのほうが
安心じゃないのかな…なんて余計なお世話。

山道をつづら折りにガンガン登っていきます。
通学途中の小学生が笑顔でヒッチハイクしてくるのが印象的。
(拾わないけど)

毎日こんな山登ってるのか~と脱帽。

30分ほどで着いたのは、
「こんなのとこに人が住んでるのか?!」
というような山の上。

けれど、中路への門が開かれると、
なにやら観光案内所か宿のようなものが出現。



一面にトウモロコシ畑も広がり、向こうの方には
石の塔もちらほら。

朝靄がかかって、なんとも言えぬ静かな美しさです。

さぁ、ここからトレッキングスタート!

山を越えて隣の村へ行くので、前半はひたすら登りです。

案内してくれるのは、50歳くらいのチベット人のおっちゃん。
羽のついた帽子がよく似合ってます。

彼には私たちと同年代の子どもがいるそうですが、
山で生活してるだけあって、息も乱さず登っていきます。

対する私たち、最初っから「ゼーハーゼーハー」。
おっちゃんに何度も「クーイーマ(できるか)?」と確認される始末。

空は曇りがかって、トレッキングにはまぁまぁの天気。

中華料理で私たちがなるべく避けてきた山椒の実が
通り沿いの木にたわわに実っています。
こんなに作ってどーするの!


木になってる赤いのが山椒。

道中には、牛、豚、鶏、ヤギ、いろいろおります。
特に牛や豚の放牧(お散歩?)コースは、やつらのう○こだらけ。
それにたかるハエも大量にいます。



けど、こういった姿をみて思うのは、
山の上とはいえ決して貧しい生活では無いんだな、ということ。

畑には作物が青々と茂り、ありとあらゆる種類の家畜がいる。
食べ物も水もなさそうな、殺伐とした風景ではありませんでした。

そして、丹巴もこの村もそうだけど、子どもが多い!
本当に一人っ子政策してるの?というくらい、
人口比に対する子どもの割合が高そうです。

山ですれ違う子たちは、はにかみながらも挨拶をしてくれて
とっても可愛い。

カメラを向けただけでお金を要求してくる
バナウェイ(フィリピン)の子どもたちとはえらい違いです。
(それだけ観光客の数が違うということでしょうが)

話をトレッキングに戻しましょう。

ずばりしんどいです。

でも景色はいつまでたってもキレイ。
さすが、「中国一美しい村」といったところでしょうか。



バンバン写真を撮っていきたいとこですが、
なんと!途中、カメラが壊れるというアクシデントが!!!

誤って岩に打ち付けてしまい、物理的にへこんじゃったので、
どうやら直すのは難しそう…ショック。

というわけで、今後の撮影は全て iphone で。

そんなこんなで、ようやく頂上!
反対側の村が見渡せます。絶景!!




すごいところに家があるなぁ。。

あぁ!ここでおにぎりが食べられたらサイコーなのに!!!

まだお昼ではないし、当然おにぎりもないので、
ここでは軽くおやつ休憩。

しっかり休憩したら、下りはちょろいもんです。
ひょいひょい降りて行きます。

おっと、ガイドのおっちゃん、ガイドそっちのけで
ここから本格的にきのこ&山菜採りに入ります。

晩御飯のおかずかと思いきや、町で売るそうな。

我々もワラビ探しを手伝います。

途中休憩。


さて、下りに入ると体力的には楽ですが、道が滑ってよくない。

千明は合計3回もすっころびました。

おっちゃんが見るに見かねて、
危険そうなところは全部手を引いて支えてくれました。

手を繋いでさくさく山を下りていく二人に、賢太郎思わず、
「千明~俺を捨てないでくれ~~」

学校帰りの小学生。岩の陰でお昼ご飯の様子。




山を下りたら川の向こうで宿のご主人がお迎えに来てくれています。



下りはちょろいなんて言ってたけど、もう、身体はまさにヨロヨロ。

重たい体を引きずって、なんとか遅めのランチを食べに行き、
後はもう、ベッドへばたんキュー。

以上、合計300元のトレッキングでした。
(含む、送迎、ガイド、中路への入場料×2人)

0 件のコメント:

コメントを投稿