2012-01-14

「最貧国とよばれる豊かな国バングラデシュ」 日本考

ミャンマー、バングラと連続して
多くの気づきを与えられた気がする。

中でも、印象的なのが、
バングラデシュという国の豊かさを
見せつけられたことである。
え?と思う方もいるかもしれない。
でも、私の触れたバングラデシュは確かに豊かだった。

ダッカでは、
人々の心の豊かさに魅入られた。

例えば、在る時はダッカ駅で、
ベンガル人のオジサンに
インドまでのチケットの値段を聞いたら、
自分では答えが解らないオジサンは、
わざわざ途中まで自分が並んでいた列を離れて、
チケットカウンターに訪ねてくれて、回答をしてくれた。
その後オジサンは、また列の最後尾に並びなおした。

また、ダッカでは芸術を愛する人々、
その人達の豊かな文化も目の当たりにすることができた。

一方田舎では、
日本の田舎も顔負けの美しい田園風景が広がっていたし、
そこに住む人々、特に子どもたちの創造力の豊かさには驚かされた。

それらを実感した、いま、私は

「この国のどこが最貧国なんだ?」

と疑問を抱かずには居られない。


勿論、ダッカの街中では
毎日ゴミを漁るような生活をしている
子どもたちもたくさん見かけたし、

物乞いをする老人やお母さんの数も
これまで訪れた国の中ではダントツだった。

しかし、時に、その人達の表情の中にさえ、
満面の笑みを見つける事ができるのだ。


とはいえ、
数字とデータだけで世界地図を眺めるのが大好きな人達にとっては
間違いなくバングラデシュは最貧国だろう。
(最貧国の定義はウィキペディアで確認してね☆)

また大変悲しいことだけれど、
この世界にはバングラデシュなどの国々に
ある意味で「貧しい国」で居続けてもらわなければ困る人も大勢いる。
(薄々は気付いていたけれど、その事も改めて意識させられた。)

そして、その人達にとっても、バングラデシュは「貧しい国」で
ありつづけるだろう。


いずれにしろ、
賢明な皆さんには
機会があれば是非バングラデシュを訪れて、(先入観を持たずに!!)
人々と触れ合って、風の臭いをかぎ、土に触れてもらいたい。

そうすれば、きっとこの国がどれだけ豊かな国か感じられるはずです。


と同時に、これらの事から、
やはり私達の住む日本という社会も

いま、
また「豊かさ」の定義そのものを見つめなおさなければ
ならない時機に突入しているのだな~。

と強く実感させられています。

「カネじゃない、経済成長でもない。
もう少し違う尺度で世界を見つめ直そうぜ!」

なんて事を、
例えばTPPの議論の前段階で
世界に向けて主張出来たらカッコいいと思うけどな~。

以上

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