ブルガリアをはじめとして、オーストリアやチェコの中心部では日本料理店、特にお寿司のお店をたくさん見かけます。
けれど、興味深いことに
私が覗いてみたお寿司屋さんにはどこにも日本人などいませんでした。その多くは中国出身の方が営んでいました。(経営はわからないけれど、少なくとも従業員は、)
で、実際に何軒かの寿司を試してみましたが、その味が、、、。
「不味い」とまでは言いません。
が、日本人からするととても美味しいとは言えないと言うレベルなんですね。いままで日本で食べた中で一番美味しくない池袋の回転寿司屋よりも、味のレベルは落ちます。もちろん、高級店には入れば別なんだろうとは思いますが、、、、。
しかし、そんなお店でも、結構な数のお客さんで賑わっているのです。しかも地元の人たちにとっては「美味しい」らしい。
考えてみると、世界で人気のある
「日本食」ってかならずしも日本人にとっての「美味しい日本人」とは限らないんです。
特に思い出すのはタイ、バンコクでの出来事。MBKの中にある日本食を提供しているチェーン店に入ったところ、そこの食事の不味さといったらない。
なんというかケミカルな味ですね。
当時は
「これを日本食として紹介されることが許せない。」
なんて思ったけれども、そんな私の思いとは裏腹に、
実際にはお店はタイ方に人気らしく激混みでした。
(ちなみにレストランは中国のOISHIブランド経営。)
断っておきますが、他国出身の方が下手な日本食を提供しているからといって、そのことをとやかく言うつもりはありません。
むしろ、その商才や図太さに敬意を持っているくらいです。何の修行もした事ない日本人が中華料理やをやろうとは一般的には考えないでしょう?
そんなことよりも、私がこの経験から学んだことは二つ。一つは日本人にとっての「本物」でなくても寿司を中心に「日本食」はヨーロッパ各地で人気があるということです。
もう一つは、現在、その「日本食」を世界に広める役割が、日本人ではなく他国出身の方々に委ねられているということです。
だとすれば、
この分野にはたくさんのチャンスが眠ってますね。
そんなことを感じております。
以上
次は「アートな街ベルリン」@ドイツ
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