2010-12-31

カウチサーフィン③ 上海

上海を中心とした今回の中国旅、
3回目にして最後のカウチサーフィンは
中心部から地下鉄で1時間くらい離れた場所にある
郊外のニュータウン、佘山です。

駅からの風景。
アパートががんがん建っています。



このエリアは、最近高級住宅地として発展している、
と2回目のカウチに聞きましたが、
私たちが向かったのは、どうやら一般人が住むエリアのようです。



しかし、建物はたくさんあるものの、
まだまだ空室が多い様子。
どうやら、政府が佘山をベッドタウンになるよう
アパートをたくさん建てたものの、
実際、入居希望者があまり出ず
空室のままになっているところが多いそうです。

今のところ、街には買い物をする場所も少ないみたいですが、
巨大なショッピングモールが建設中なようなので、
今後中心部のさらなる発展に伴い、
佘山に住む人も増えそうです。

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前置きが長くなりました。
こちらが今回お世話になったお宅。



中国に住んで7年になるアメリカ人夫婦のご家庭です。
彼らは中国で2人の子どもを出産したそうな。



このご夫婦、以前は中国北部や
朝鮮族の住む地域にも住んだことがあるそうで、
興味深い話を色々聞かせてもらえました。

たとえば、上海人は街角でよく口げんかをしていますが、
北部では実際に手が出ることが多いそうで、
流血沙汰になるようなけんかを何度か見たとのこと。

また、日本に対して良くない感情を耳にするのも
北部では多かったとか。

これらはきっと都市部と田舎の違いもあるでしょうね。

また、北部では銭湯が多いそうで
これは是非一度試してみたいものです。

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こちらのお宅には可愛い猫も住んでいます。



あまりの人懐っこさに、二人ともめろめろ。



カバンにつけたお守りに夢中。

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最後に記念撮影。




今回のご家庭では
残念ながら1泊しかできませんでしたが、
日本についてもよくご存知だったので、
いろいろ話がはずみ、楽しかったです。

カウチサーフィンでは、毎回
日本の家族や風景、結婚式などの写真を見せたり、
泉都大祭の映像を見せたりします。
また、互いの文化についてもいろいろ話し合ったりするので、
とても英語の勉強になりますよ。

がっつり留学に行くお金は無いけど、
せっかくだから旅先で英語を鍛えたい、という方にも
カウチサーフィンはオススメではないでしょうか。

中国から投資の話3

中国から投資の話③
2010年大納会も終わりました。

年末の一万円越えを期待していた
皆さんにはまずまずといったところでしょうか。

さて、この目で確認してきたものをいくつか紹介。

下記の写真はCトリップ(中国株)の
上海南駅に構内ブースですね。

こちらの銘柄は上海万博開催前に
証券マンから勧められた方も多いはず。


このように観光に関する様々な場所で
利用者集めをしております。

列車待ちの客に無料会員登録の
勧誘中。

ホテル予約からの
手数料収入などを稼ぎ頭にしています。

私たちが訪問した主要な鉄道駅では
どこでもブースを出していましたが、
みたところ、お客さんの反応はいまいち。

万博熱も冷めて新たな一手に苦慮しているように思います。


つづいては、以前にもお話した
KFC(ヤムブランズ、米国)
について。

どこに行ってもあります。
駅の中にも、駅の外にもカーネルおじさん。
毛沢東の肖像よりも、良くみかけます。(本当です。)

現時点(12月末2010年)での株価では手が出しづらい
というご指摘はもっともですが、
株価下落時のポートフォリオ追加候補としては
外せないのでしょう


中国の鉄道について
上記の写真は蘇州駅の一部です。

新幹線のホームが
拡張されようとしています。


上海南駅の様子。
空港ターミナルかと思いました。

鉄道が中国国内のもっとも
重要な移動手段であることは
今後も変わらないと思います。

つくってもつくっても
追いつかない。
そんな雰囲気すら漂います。

ただ印象的だったのは
新幹線(和諧号)車内でのCM
「中国にはすでに新幹線を作る自前の技術があります。」
という内容です。

技術大国日本というイメージは、もはや
幻影になりかけているのかも知れません。


 最後に
この写真のように
至る所で建設ラッシュをみかけます。
しかも、その一つ一つの規模が街単位。

「そんなに人がいるのか!?」
ってくらい、ショッピングモールやら
マンション群やらが
建設されています。

中国でできた友人いわく
いまなお上海の不動産価格は
上昇の様相を呈しているとのこと。

しかも
投資用でなく、中級家庭の住居用物件がです。
これに関しての真偽は確かではありませんので、
おのおの確認してください。

以上


2010-12-30

上海の宿―レイフォント、周辺の食事情

海外での宿探しですが、
基本的には以下3つのサイトを使用します。

Hotels.com (ホテル)
Hostels.com (ユースホステルやゲストハウス)
Couchsurfing.org (ホームステイ)

中国を夫婦2人で旅した場合、
必ずしもドミトリーが一番安い!というふうにはならず、
ホテルでもかなりリーズナブルに宿泊できます。

今回特に長く滞在したのが、Hotels.comで予約した
『レイフォント上海南浦ホテル』です。

ごくごく普通のビジネスホテルで、
アメニティもいろいろ揃っており、新しく清潔。
部屋でのネットは有線接続、
テレビは映画が見放題、
毎日ミネラルウォーターがサービス、
英字新聞もあり。

連泊すれば1人分が1,000円をわります(ダブルルーム)。
この価格だと、200~300円の差で
下手なドミよりもよっぽど快適に過ごせちゃいます。

窓からの眺めもまずまずです。


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さらに、このホテルのいいところは立地。
上海には結構長く滞在していましたが、
私たちが勝手に想像していた『中国』のイメージに
一番近かったのが、このホテルの周辺エリアでした。

ホテル前の雑多な通り。


洋服屋の前ではミシンを出して衣類の修繕。


肉や野菜などいろんなものがある道端市場。


雑多だけど危険な感じは全くありません。
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また、食べ物関係も豊富。

中国風クレープ?トルティーヤ?
3元(約36円)


アツアツとろとろ胡麻団子
1個1元(約13円)


なんでも炭火焼
(牛・鶏・羊、野菜、キノコ、魚)
1串1~2元(約13~26円)


他にも、揚げパン、肉まん、ラーメン、
チャーハン、焼きそば、麻辣湯等々
安い中華が何でも揃ってます。

また、以前にも書きましたが、
私たちお気に入りの定食屋『華必和』も
このホテルの近くです。

ここは寧波発の中国式ファーストフード店で、
中国全土にチェーン展開しているそうな。
野菜もたっぷりで旅先での偏りがちな栄養を補ってくれます。
http://www.huabihe.com/



以上、上海の宿情報
『レイフォント上海南浦ホテル』でした~。

2010-12-27

カウチサーフィン② 上海

杭州から上海に戻りました。
今回、南京に続き
中国で2度目となるカウチサーフィンのお宅へ。
旦那さんがエンジニア、奥さんが大学で英語を教えている
若い中国人カップルです。

家に着いたら早速
旦那さん手作りのご馳走でもてなしてくれました。

スープも魚もとても美味しかったです。
素晴らしい腕前。
料理は勉強したわけではなく、自然と覚えたそうです。


そして、上海蟹!たぶん、上海蟹です。
とっても濃厚なお味。
一緒にいただいた甘めのお酒とよく合います。

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そしてこの夜は、上海のカウチサーフィンユーザーによる
クリスマスパーティーがあり、
私たちもお邪魔しました。
集まった人数は20人強、半分以上が中国人かな。
主催者は上海在住のドイツ人です。
そのほか、フランスやインドから来た人もいました。


一般的に中国人には、
旅人に無料で部屋を提供する、
というカウチサーフィンのシステムは理解しがたいようで
その理由の一つに、
住環境があまりよろしくない、
ということがあるそうです。

パーティーに来ていた中国人は
やはり若い人ばかりで、
職場でもそれなりの地位にあり、英語も堪能でした。

話した人は、皆さん、日本のアニメやマンガ、
ドラマやファッションに興味があり、改めてびっくり。

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ちなみにここが私たちの寝た部屋。
二晩お世話になりました。


本棚には本がぎっしりです。

3LDKのお宅で、彼らが言うには、
『都市部で働く中国人の一般的な家』
だそうです。

最後に記念撮影をパチリ。

2010-12-26

杭州 おら、こったら綺麗なとこだと思ってねがった~☆

地上の楽園、杭州
町の中心部には大きく美しい湖『西湖』

 
やって着ました杭州へ
ここは何やらいままでの都市とはちがいます。

駅を出るとさっそく
観光地らしくたくさんの人が声をかけてきます。

それらを一切無視して
ユースホステルがある方面に向かうバスを探していると
ニコニコ笑顔のおばちゃんが
背後から急に話しかけてきます。
「あなたたちのバスはK7であっちよ」

「なんで、わかるんや!」
「いかん、金を要求される~!!」
「・・・・・?」
笑顔のまま、おばちゃんは
去っていきました。

おばちゃんに言われたとおり
バス停に向かうと、確かにK7のバスが。

乗車待ちの列に並んでいると
またしても、新たなおばちゃんが話かけてきます。
「あんたたちどこ行くの?」
「いや~あっちのほうにね」
「それなら、このバスよ」
「うん、しってるけどね、ありがとう」
「ほら、乗るわよ」
と先導されます。

おばちゃん、我々の後ろの席に座り
「ここのご飯が美味しいのよ」
「宿はどのへんなの?」
やら聞いてきます。

「いかん、これはこのまま
宿かなんかの勧誘される~~!」

「・・・・」

おばちゃんは私たちと同じバス停で降りましたが、
そのまま何事も無かったように
反対方向に歩いていきました。

「なんやったんや?一体」

といったように
杭州ではいろんな人がフレンドリーに話しかけてきます。
しかも、どうやら本当に親切なだけです。
モノも売られませんし、ぼったくられもしません。


さすが地上の楽園

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さて、ここ杭州では
公共レンタサイクルシステムがとても充実しています。

300元(前金+デポジット)と身分証(パスポート)を用意して
市内各所にあるICカード売り場へ

ICカードを作るとその時点で
レンタサイクルを利用できます。


こんな感じの自転車。
一時間以内に自転車をスタンド(市内各所に点在)
に戻せば無料、
その後一時間ごとに1元ずつ課金されていきます。

なので、一時間以内ごとに
スタンドに寄りさえすればず~っと無料。
しかも、基本どこのスタンドに返してもOKだから
どこでも乗り捨てができるわけです。

ICカード返却時も、利用した分だけを
さしい引いて全額戻ってきます。
(私たちは2日間丸々利用して、1元引かれて、599元バック)
これは利用価値大!

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自転車のことについて
電話をかけて聞く姿。

自転車をゲットした私たちは
早速、西湖一周へゴー!

さすがに、綺麗なところです。
湖の周囲が丸ごと公園や観光名所。

さすがに広大な国、中国。

こんな贅沢な土地利用
日本じゃできません。

 いや~どこもかしこも
空気が澄んで気持ち良い。

湖の周りは緑がいっぱいです。

しかも驚いたことに
ここでは、道路を渡るときに
バスが自転車に道を譲ってくれます!
(中国では初体験!)

安心してサイクリングが楽しめるのです。


西湖の堤を自転車で駆け抜ける!
ここは是非一度たずねて欲しい都市です☆

その際は、もちろん自転車に乗ることをオススメします!

2010-12-23

南京~杭州へ

Beppie & Gert 一家との
別れを惜しみつつ南京を発ちます。

この日の移動は深夜1時発の夜行寝台列車。
鉄道好きの千明氏はわくわくMAXです☆

写真は早く列車に乗りたくて
高速移動する千明さん

列車は硬臥と呼ばれる
寝台では安いほうの席。

3段ベッドで一番安いのが、一番下のベッド。
我々は一番下、南京~杭州まで1人131元

列車到着が深夜ということもあり
車内はとても静かで
私たちもスムーズに眠りに着くことができました

朝は杭州到着の1時間半前に
けたたましい音楽とともに
明かりがつけられ
強制的に目を覚まされます。

列車内は
ご飯を食べたり、顔を洗ったり
お茶を飲んだりと
皆さん思い思いにすごしております。

中国の鉄道では
列車内でも駅でも
どこでもお湯が用意されています。

みなさんそのお湯を使って
お茶やカップラーメンをいただくってわけ。

意外と快適なものですから
(財布に余裕が無く)
心に余裕があれば
是非お試しを!

2010-12-20

カウチサーフィン① 南京

みなさんはカウチサーフィンという
システムをご存知でしょうか?

詳しくはこちら
http://www.couchsurfing.org/home.html

我々夫婦は、別府にいるとき
友人からその話を聞きました。

それから1ヶ月ほどがたち、
上海に来てからしばらくは
その存在を忘れていました。

けれど、上海で1週間ほど過ごし、
どうやったら現地の人ともっと関わりがもてるだろうか、
と考えていたときに、
ふとカウチサーフィンのことを思い出したのです。

とにかくやってみよう!
と思い、手始めに南京で探しあてたカウチが
中国の合弁企業で働く南アフリカ出身のご家庭でした。

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彼らが住むエリアは、広大な敷地に
60件ほどの家が並ぶ高級住宅地。



てっきり外国人専用かと思いきや、
住人の8割が中国人というから驚きです。
都市部の中国人は本当にどんどん裕福になっていっているんですね。



大きなエントランスにはもちろん門番が常駐してます。

敷地の中央には広々とした池と・・・



そしてアヒル?が!!



ここの区画の家は、ほとんどが同じつくりだそうですが、
中国人的には家の入り口が水辺に向いていると良い
ということで、水辺に面した家は、
それだけで価格が2倍になるそうです!

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家の中もとても素敵で、
半地下から4階まである洋風のつくりです。



キッチン。



暖炉のあるリビング。



私たちがステイした半地下の部屋。

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旅が大好きな彼らは、
世界のいろんな文化に興味を持っており、
私たちの話を熱心に聴いてくれました。

日本の祭りや泉都大祭のこと、
待機児童や独居老人といった社会問題、
私たちの夢、日本や中国の会社や結婚、
食文化などなど・・・

英語で説明するのは難しいですが、
お互いの国や中国についていろいろ意見を交わし、
とても勉強になりました。

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夜は3食も晩ご飯をご馳走になってしまいました。
彼らの素晴らしいホスピタリティには
感謝の一言です。

一緒に食べた串焼き。



ほしいものを自分で選ぶスタイルです。



何カ国もの言葉で乾杯を交わしました。



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子どもとのクイズゲーム。



賢がおった折鶴。



お別れ前の記念撮影。



一味違う旅や人との交流に興味がある方は、
ホストする側、泊まりに行く側を問わず、
カウチサーフィンに挑戦してみてはいかがでしょうか。

蘇州から南京へ 高速鉄道

大好きな蘇州に後ろ髪を引かれつつ、
一路南京へ向けて出発です。

今回はなんと高速鉄道、
中国版新幹線『和諧号』の旅です!

料金は1人105元(約1365円)。
倍の時間をかければ、半額以下で買えるので、
かなり奮発しちゃいました。

期待に胸が膨らみます!

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こちらは蘇州駅の待合室。
新しくて広く、天井が高くてとても開放感があります。





トイレ兼給湯所、KFC、土産物屋、
本屋などがそろってます。



時間が来たら、ここからホームに下りていきます。
なんか飛行機の搭乗口みたい。

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いよいよ乗車時間になりました!



ホームの隣では、せっせと
拡張作業が進んでおります。



記念にパチリ♪



車内は日本の新幹線とそっくり。

これは2等の様子。
1等は4列シートです。

乗り心地は静かで快適。
変な車内音楽もありません。

賢太郎はぐっすりと眠りに入ってしまいました。

そして、何より早い早い。
時速300キロ以上出てます。

約1時間半で、あっとゆーまに南京に着きました!
南京では、初!カウチサーフィンのご家族とご対面です!