2012-11-14

ピストル強盗に襲われました。 後日談③ 反省、事件を繰り返さないために。

ここボゴタにはたくさんの旅人がいます。
日本人も大勢いるし、女性の一人旅もよく見かけます。

みんなが、みんな物を取られたりするわけではありません。
ましてやピストル強盗に会う旅人などめったにいるものではないのです。

では何故自分が先日のような被害にあってしまったのか?
私なりに検証し以下に列挙してみたいと思います。


今後ボゴタを訪れる人の参考になることと、
必要以上にボゴタを恐れている方の誤解を幾分かでも溶かすことができれば嬉しいです。


反省①情報不足

今回の出来事を引き起こした最大の原因は情報不足です。

私はガイドブックの類を一切持っておらず、ボゴタの情報を事前に集めることを怠っていました。
なので、危険度についてもケニアのナイロビ並の警戒をしていれば問題ないだろうと
タカをくくっていたのです。

私が被害にあった場所は、いわゆるスラム地区の入口に当たる場所でした。
しかし、私は事件のあとにそのことを知ったのです。

というのも事前に訪れた観光案内所でも、そのことは教えてもらえなかったし、
カウチホストも何も言ってはいませんでした。

ただ、事件後になると、
「一人であんな場所にいったら危ないに決まってる」

という回答を両者からいただきました。

地元の人達にとっては、その地域が危険であることは当たり前のことすぎて、
逆に注意を喚起する必要性すら見過ごされているのです。

今回私が強盗に襲われた地区は
安宿街および観光中心地からわずかに200メートルほど登った地域でした。
観光客がふらふら歩いていれば、偶然に辿り着く可能性は十分にあると思います。

ですので、くれぐれも、宿のスタッフさんなどに
行ってはいけない地域はどこか?と訪ねてから行動することをおすすめします。


反省②単独行動

二点目にあげられるのは、
単独行動は避けるという点でしょう。

これも旅人にとっては至極あたりまえのことですが、
ボゴタにおいてはたとえ昼間でもできうる限り誰かとともに
行動することをおすすめします。

マチを歩いているアジア人の数が極端に少ないので、
普通にあるいていても目立ってしまいます。

複数で歩いていれば、
目をつけられても襲われる可能性は格段に減らせるはずです。


反省③カメラ撮影

私は危険地帯の入り口ふきんでも、カメラ撮影をしていました。
ローカルな人々の暮らしの様子を撮るのが好きなので、
路地の様子や、家族連れの様子などを、なんの警戒も無しに撮っていたのです。

これはあまりに、軽率な行為でした。
私にとっては世界の中の一つの生き方として尊ぶべきものであっても、
スラム地区の人々自身にとっては、それは不甲斐ないもの、恥ずかしいもの
だったりするのかもしれません。

もし、そうであったとするならば、
私が気軽に写真をとっていることは、彼らにとってとても不快なことだったろうと思います。

そういった怒りを強盗という形でぶつけられたのかもしれないな。
と感じています。

彼らの本心はわかりませんが、
いづれにせよカメラなどの貴重品を堂々と持ち歩いている行為自体
旅人としてはあまりに軽率だったと反省しています。


以上が個人的な反省です。
経験豊富な旅人からは失笑されることは覚悟しておりますが、
コレを機に皆さんが少しでも気をつけて、同じ目に合わなければなによりです。



ただし、今回の出来事を通して
私自身は失ったものよりも、むしろ

思索、読書に当てる時間。

友人との絆。

人生への感謝。

というように、はるかに多くのものを得ることができました。


与えられるべくして、与えられた経験だったんだなと実感しております。
生きているから言えるのですが、、、。


以上



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