2012-11-13

ピストル強盗に襲われました。 後日談① 助けてくれた人々。

旅を再開する前に、
コロンビア、ボゴタでの経験から学んだことをシェアしておきたいと思います。


事件直後、
パニック状態に陥っている私を
現場近くの教会施設へと招きいれてくれたのは
教会のロベルト神父さんでした。

彼は私をなだめるために

怪我はないか?
犯人は何人だった?
何を取られた?

英語でゆっくりと質問をしてくれました。

私が少し落ち着いてくると、

ロベルト神父は自分がデトロイト出身であること。
ボゴタに来て13年たっていること。
自身もこれまでに三度強盗にあっていること。

について話してくれました。

そして、事件から一時間後、
私が警察署に連れて行かれる直前に、
神父さんは財布から80000ペソ、約3500円を取り出して、
私に握らせてくれました。

私が、それは受け取れません。
とお断りすると。

君の気持ちがわかる、
けれど、いまは持っていきなさい。返す必要なないからね。

と右手にギュッと押し付けて
そのまま部屋の中へ戻ってしまいました。



それから、4日後。
ようやく事件を冷静にみつめ、
精神的なショックから立ち直りつつあった私は、
ボゴタを離れる前にどうしても神父さんにお金を返し、一言お礼を言いたいと思い、
再び教会へと足を運んだのです。


再び教会を訪れた私に
神父さんは大変驚かれていました。

そして私がお借りした80000ペソを返すと、

どうしてわざわざ返しに来たのか?
この近くにくるもの怖かっただろう?

と聞かれました。
それに対する私の答えを聞いた神父さんは
ひどく感心をした様子で、かつ嬉しそうでした。そして、

よかったら、明日の12時にもう一度ここに来なさい。
ランチに招待するよ。教会のみんなにも紹介しよう。

と心温かいお招きをいただきました。

翌日、約束通りに再び教会を訪れると、
ロベルト神父以下八名の職員さんと、
お一人のお手伝いのオバサンとともに大変美味しいランチを頂くことができました。

みなさんは、私の抱いていた教会のイメージとはだいぶ違い、
大変陽気で、日本のことを質問されたり、スペイン語を教えて下さいました。

短い時間でしたが、
笑いの絶えない素敵なランチタイムとなりました。


別れ際、ロベルト神父から

君の旅の無事を祈っている。
再び訪れることがあれば、いつでも連絡をしなさい。

そう言われました。

あの出来事で新たに得たものの一つが、
このロベルト神父との御縁でした。


以上

教会のスタッフとのランチ、写真奥がロベルト神父


次は後日談② コロンビアで万一被害にあった場合の盗難保険申請について.




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