個人的な感想だが、
改めてアンコールワットは偉大だ。
水の豊かな(ある意味で強大な)風土に
築かれた都市が石造りであるのは、当然のことだと思う。
だとしても、やはりアンコール遺跡群は
その規模が尋常では無く大きい。
人工物として築き上げられた石の建造物も、
これほどの質量を誇ると、もはや自然そのものの美しさを有するようになる。
自分にはあたかも、「東京」という人工物の膨大な集積が、
複雑系としての魅力を放つのとリンクして感じられた。
また遺跡細部を丁寧に見ていくと、
なんとも日本人好みの「わび・さび」が
感じられることも大きな魅力だ。
苔生した岩肌、
どこからともなく微笑みかける
石造の微笑み。
そういったものに、
「心の安らぎ」を感じる感性を持っている人には
いつまでも飽きずに居られる場所だ。
年齢は関係ない。
むしろ成熟した人ほど良いかもしれない。
チャンスがあれば人生で一度、
じっくり訪れて頂きたい場所です。
以上
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