行き方。
まずはレイキャビク市内から郊外の長距離バスターミナルへ移動。
その後、長距離バスでHveragerðiクヴェラゲルジへ向かいます。
乗換やらなんやらで、
クヴェラゲルジに着くまでに一時間四十分を費やしました。
ともあれ、アイスランドの人はとにかく親切なので
尋ね尋ね進めば簡単にたどり着けます。
そう、クヴェラゲルジという街までは簡単に、、、
クヴェラゲルジについたら、
バスを降りたところにある売店で町の地図をもらいましょう。
んでもって、
温泉はどこ?
と訪ねてみれば、
老夫婦が困った笑顔とともに
遠いよ?
との返答が返ってくると思います。
胸によぎる 不安を振り切って、お礼を言いつつ売店を後にしましょう。
とりあえず、老夫婦が指差す方角に向かって町をあるいてみてください。
途中驚いたことに、
別府、鉄輪温泉でおなじみの地獄釜がレストランに併設されています。
EARTH COOKING だって、かっこいい。
さわやかな青空と、果てしない荒野、そこにたなびく白い湯煙にひそかな興奮を覚えながら、
次第に人気のない山道へと入っていくことになります。
美しいアイスランドの広大な大地がひたすらに続きます。
世界中、ここでしかみたことのない風景。
進めば進むほど、期待とともに不安が膨らんでくることでしょう。
本当にこの道でいいのか?と自問自答しましょう。
たぶん、大丈夫です。
温泉にむかうまでの途中には看板はたった一つしかありません。
矢印、右の3キロ先が目指す温泉地帯です。
あ、気がついたら雨がふりだした。
気がついたら、びしょ濡れで歩きながら、
レイキャビクで買ってきたランチボックスを開けています。
雨に濡れながら、歩きながらのランチ。
しかし、一向に温泉らしきものは見えてきません。
それどころか、誰も歩いていません。
残された唯一の希望は、山影の奥に、わずかに、しかし確実にたゆたう白い湯煙。
それがまるで灯台の灯のように、私たちを導いてくれています。
町のバス停から歩くこと約三時間。
何もない、だれもいない、果てない荒野の中に、
灰色の重みのある泥水がぼこぼこと煮え繰り返っております。
ついにたどり着きました。これが今回の秘湯です。
野趣あふれる、なんて表現じゃ足りません。
完全天然、地球丸出し。
タオル?脱衣所?
そんなアメニティなんてもちろん無し。
それどころか、浴槽の深さすら見当もつきません。
探しまわった結果、
唯一この天然浴槽だけが、
人類が足を踏み入れることを許されているようです。
いざ!!!
その場で水着に着替えて、
恐る恐る浴槽に足をつけてみます。
温度は40度程度、
外気温7度のアイスランドの露天風呂としてはパーフェクト!!
泉質はというと、
明礬温泉にも劣らない特濃の硫黄泉。
ちなみに不穏なガスは漂っていません。
ちなみに底に足は着きません。
一体どれほど深さがあるのやら、怖くて確かめられん。
けれど、この浴槽は360度アイスランドの雄大な自然に囲まれているのです。
なので雰囲気は満点。
これぞ、秘湯。
大自然むき出しのアイスランドだからこそ体験できる極上温泉です。
温泉好きには是非経験してもらいたいなぁ!
しとしと雨が降ったりやんだりする中、
たっぷりと温泉を満喫しました。
帰りは下り道なので、街まで二時間ちょっと。
夕方5時過ぎのレイキャビク行きで帰路へとつきました。
あぁ、楽しかった。
以上
注① この浴槽には看板などありません。
ご自身の五感を研ぎ澄まして、探し当ててくださいね。
注② 帰りのバスの本数が限られているので日帰り希望者は早めの出発を心がけましょう。
ただし、いざとなればクヴェラゲルジにも宿はあります。
以上
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