日本人ってなんだろう?
よく使われる言葉「日本人」
その定義は人それぞれで、実はとても曖昧。
答え出す必要があるとは思わないけれど、
ここアイスランドで面白い発見をしましたので紹介。
前回ちょっと触れたましたが、
レイキャビクではアイスランドの大学生向け日本文化クラスや、
日本人コミュニティの日本語クラスを見学しました。
両者を見学して改めて気づいたことは、
なんていうか日本よりも、より日本らしいってこと。
大学生向けの日本文化クラスでは、
「帯祝い」なんてのを紹介していました。
一方の日本語クラスは
主にアイスランドに住むハーフの子どもたちに
日本語を教える場です。
もう、その場自体が、すごく日本的だなぁと感じました。
僕の見た感じでは特に遠く日本を離れたお母さんたちからの
日本人であることを大切にしたい、守っていきたいという意思が感じられました。
思えば、ブルーノ・タウトの『ニッポン』を読んで以来感じています。
外に出れば出るほど、あるいは外の人たちから見ればみるほど、
純粋な「日本」が抽出されるものだなぁ、と。
逆にずっと日本にいて、
日本人として生きることに慣れ合ってしまうと、
返って「日本人」とはなにか、「日本」とは何なのか?
を見失ってしまうように思いますね。
我々が「日本人」であるということは、
そのために「日本人以外」が存在するということです。
「日本人以外」の人々が存在するから、
「日本人」という概念が成立するわけです。
至極あたりまえのことだけれど、
であるならば、何がどう違っているのかを冷静に観察し分析せねばなりませんね。
それを怠って自分勝手な「日本人」論を振り回していると、
返って外の人が見ている素晴らしい「日本」を損なってしまうことになりかねません。
そして、何がどう違っているのかを知るというのは、
それは知識としてではなく、おそらく体験として主体的になされるべきものではないでしょうか。
旅をしていて思います。
国籍、肌の色、宗教を問わず、
その体験を持った人々の語る「日本」のまぁなんと美しいことか。
みなさんも是非。
以上
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その定義は人それぞれで、実はとても曖昧。
答え出す必要があるとは思わないけれど、
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両者を見学して改めて気づいたことは、
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もう、その場自体が、すごく日本的だなぁと感じました。
僕の見た感じでは特に遠く日本を離れたお母さんたちからの
日本人であることを大切にしたい、守っていきたいという意思が感じられました。
思えば、ブルーノ・タウトの『ニッポン』を読んで以来感じています。
外に出れば出るほど、あるいは外の人たちから見ればみるほど、
純粋な「日本」が抽出されるものだなぁ、と。
逆にずっと日本にいて、
日本人として生きることに慣れ合ってしまうと、
返って「日本人」とはなにか、「日本」とは何なのか?
を見失ってしまうように思いますね。
我々が「日本人」であるということは、
そのために「日本人以外」が存在するということです。
「日本人以外」の人々が存在するから、
「日本人」という概念が成立するわけです。
至極あたりまえのことだけれど、
であるならば、何がどう違っているのかを冷静に観察し分析せねばなりませんね。
それを怠って自分勝手な「日本人」論を振り回していると、
返って外の人が見ている素晴らしい「日本」を損なってしまうことになりかねません。
そして、何がどう違っているのかを知るというのは、
それは知識としてではなく、おそらく体験として主体的になされるべきものではないでしょうか。
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