2012-01-11

「男ばかり!! 人だかり!! バングラ田舎バザール。」 2011/12/23

結婚式を終え(といっても翌日は新郎の自宅でおもてなし)
無事新婦を連れ帰ったところで、
しばらく休んだのち渡邉さんから

「夜のバザールにお茶を飲みに行こう」

とのお誘いを受け、徒歩で10分ほどかけて近所のバザールへ向かいました。

バザールといっても華やかなものではなくて、
薄暗い中(電力不足)のちょっとした商店の集まりといった感じ。
そして田舎の村なので、それほど大きなものではないのです。

とはいえ、さすがに村の中心部だけあって人は集まっており、
雰囲気は賑わっています。
しかも、そこに居る人は全て男性。
基本的に女性は夜に外出することは無いそうです。

結婚式や、そのほかでも感じるけれど、
バングラの田舎では、女性は家の中に居るものとして
いまなお周囲に扱われるようです。

イスラムの国なんだな~と感じる部分ですね。


さてバザールの中には
薬屋さん、八百屋さん、魚屋さん、服屋さんと
まぁ様々な商店がそろっております。

特に面白いのは喫茶店で、
大勢で込み合っていて、みんなでお茶をのみながら
テレビを見てはしゃいでいます。

ここで、驚いたのは
私達のような外国人が歩いていると、
珍しさからか周りに人が集まってくることです。



しかも、私がそれを面白がって
写真を取るものだから余計に人が集まったようで、
どこに行っても人だかりに囲まれていました。

ロンジー(腰巻布)を買いにお店に入った時も、
お店の中まで人がぞろぞろ付いてくるから面白い。


みなさん別に何を言う訳でも、する訳でもなく、
ただじっと僕らの事を見て楽しんでいました。
ちなみにロンジーショッピングでは、最終的に
この写真の右端のオジサマが

「俺がプレゼントする!
オレのプレゼントが受け取れないなら、お前らとはこれっきりだ!」
みたいな事をおっしゃていたらしいので(笑)
私達も、それならばと快く受け取らせて頂きました。
様々なことが見えてくる
夜のバングラ田舎バザール。

外国人女性一人ではオススメできないけど、
是非一度体験してもらいたい空間です!!


以上


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「美しきバングラデシュ バングラ田舎旅」 2011/12/22

この日から三泊四日の間
ダッカを離れて北部のキシェルゴンジ県と呼ばれるエリアを
周遊させていだきました。

案内してくれたのははAPU卒業生の金川(かながわ)さん。
(彼女の卒業生インタビューはいずれ紹介します☆)

彼女は現在JICAの青年海外協力隊員として派遣されています。

金川さんとは偶然にダッカで知りあうことができ、
その際に彼女の派遣先の町や一緒に仕事をしているベンガルの人々などを
紹介してくれるとの申し出をいただき、

今回はその言葉にどっぷり甘えさせていただきました(笑)!

そこで、
まずはダッカから長距離バスで移動。
四時間半をかけてキショルゴンジ県の中心郡と呼ばれるエリアに到着しました。

その晩は金川さんの住む家に一泊させていただくことに。

同じ大学の友人とはいえ、
女性一人暮らしのお宅に泊まらせていただくわけですから、
まずは大家さんにご挨拶に向かいます。

「もし大家さんにダメって言われたら、近くのゲストハウスに泊まってね。」
と事前に言われていたので、多少構えていたものの、、、、



蓋をあけてみれば大家さんともすぐに打ち解ける事ができました。
特にこちらが政治の話を持ち出したのが、大家さんの壺にはまった見たいです(笑)。

ちなみに、
この晩は大家さん宅で晩御飯もご馳走になりました。

さて翌朝。

霧が立ち込めすっかり冷え込んだ田舎道を
原付で40分ほど走り、

金川さんが「お兄ちゃん」と慕うこの街(郡?)の若きリーダー
ムシュールさんにお逢いします。


この方は
お会いした瞬間、パッと見で既にオーラが違っていて
スゴイ方だということが解ります。

金川さんのベンガル語通訳を頼りながら、
さんから、地域の抱える課題や、その課題へのアプローチ方法などを
たっぷり伺うことができました。
(これは勉強になった!!)

その後、
ムシュールさんの近所の子どもたちを交えて、
村の中を散策させてもらいました。


とにかく子どもが良い笑顔で笑う!!
とても心豊かな印象を受けたのでした。

ムシュールさん宅でお昼御飯をご馳走になったあと、
私達は再び原付で次の村へと向かいます。

実はこの日の午後、
ある村で結婚式が開かれるというので、
それに参加することになっていたのです。




次の村へは約一時間半の道のり。
その道中にはバングラのどかな田園風景が続くのでした。

この国の風土と人々の心の豊かさには脱帽です!!
さて、次回はバングラ三度目の結婚式!!

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2012-01-10

「ダッカで散髪&ショッピング」 2011/12/21

この日、まずは午前中に散髪に向かいました。

こじんまりとしたお店ながら、
一通りの設備を整えており、
ご主人のはさみ裁きは軽快です。

店のアシスタントさんにカメラを渡して、
好きなように写真をとって頂きました。

結果は上々でしたが、
想像よりも激しい刈り上げにされた事には驚きました☆

値段はたったの100タカ(約100円)
安いな~!!!

また、この日の午後は
CSホストの奥様と
ニューマーケットと呼ばれる市場へ
お買い物に出かけます。

ここは
観光客の皆さまにも強くオススメしますよ!!

もうとにかく巨大で、何でも売っています。
飽きることなく、ベンガル人の日常を垣間見る事ができますし、
ご自身のお買い物も楽しめるのではないでしょうか?


ともあれ市場全体を一日で
全部見て回ることは不可能でしょう。


奥様もずんずんと市場を歩き回っては、
交渉を繰り返し、次々に品物を購入して行きます。


新果物・野菜、キッチン用品まで大漁ゲットです。



また写真のように、注文してから絞められる
新鮮な肉類を購入するのがこちらでは一般的です。
(道理で肉料理が美味いわけや。)




で、最終的に僕が思った事は

「やっぱり女性の買い物に付き合うのは疲れるな~」

でした(笑)

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「バングラ流 お葬式」

この日のホスト宅に帰ると
シプーさんの表情がすこし強張っています。

訳を聞いてみると

「実は今朝、親しくしていた知り合いのおじいちゃんが無くなったんです。」

とのことでした。

そのおじいちゃんは
ダッカのアートユニバーシティでは大変有名な方らしく、
随分昔から学生たちの絵のモデルなどをしていて、
その人柄から多くの学生に親しまれていたとのことでした。

「なので、私は今夜大学に行って彼の絵を描くんです。」

とシプーさん。
そこで、私も連れていっていただきました。


大学の構内につくと、
既に人だかりが出来ています。

なんと、その中心には
無くなったおじいちゃんの遺体が在るではありませんか!

実はバングラでは、
死者が出た時に、
自宅と職場や親しい人が多い場所に
遺体を運んで、その場でお別れをすることが良くあるそうです。

現場は不思議な雰囲気で、
多くの人がおじいちゃんの遺体に花を手向けていました。

その後、
その場でシプーさんがおじいちゃんの絵を描きだします。




周りにはたくさんの人だかり、
いくつかTVクルーも来ており絵を描く彼に取材なども
行われていました。

絵を描いた後は皆で
おじいちゃんの遺体とともに夜の公園へと移ります。


その後、
遺体は車で運ばれて行きました。

なんとも、ユニークな体験でしたが、
結果としてバングラデシュの人々に
益々親しみを持つことができました。

以上

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2011-12-31

「ソーシャルって何?」 グラミンバンク訪問 2011/12/15

ある日グラミンバンクの本部へ飛び込み訪問。
意外と簡単に中に入ることができて、
郵便物仕分室長さんと仲良くなることができました。




彼はグラミン勤務歴20年のベテラン。

彼の目から見た
グラミンバンクの裏話をたくさん聞かせていただきました。

それらを踏まえて感じたこと。
日本ではグラミンバンクあるいはその関連企業が行う事業を
いわゆる「ソーシャル」なものとして捉えていることが多いですが、
彼らにとってはただ単にバングラに無かったものを
一つずつ発展の度合いに合わせて提供していっただけのことだ、
ということです。

「きっちり利益上げてます!」ってことでした。

実はBOP(Base of the Pyramid)ビジネスなどの呼称も
あくまで(経済的に発展しきった)先進諸国の視点からみて
そう呼んでいるケースが多く、現地の人達にとっては
対象はあくまで発展段階にある自国民でしか無いのです。

生活水準の向上、その過程は
先進諸国の発展の道のりとそれほど変わらないと思います。

ただ唯一先進諸国の歴史と違いがあるとすれば、
あらゆる意味で技術が極端に進歩しているということでしょう。

例えば
以前は全国に電線をひいてから
各家庭に固定電話を普及させることで
通信網を整備していたのに対して、

現在では
各地に中継地点をつくって
携帯電話を普及させればこと足りるのです。

そういった事から、
あらゆる経済活動においてレバレッジが効きやすい状態に
なっているのだと思います。

それらの違いを踏まえておかないと、
(私達がそう言った観点から世界を見つめてしまっていることに気付いていないと)
「ソーシャル」と呼ばれる活動の本質や、このバングラという素晴らしい国の現状を見誤ることになります。

以上

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