2011-06-13

ちょっとがっかり、兵馬俑

中国を代表する遺跡、兵馬俑。

私たちも華清池のついでに行ってまいりました。
ちょうど同じバス路線なので。

行ってみた感想:

敷地がでかすぎる。
チケットカウンターから兵馬俑までが遠すぎる。
「え、これだけ…?」

という感じです。



ちょっと前評判が高すぎたんでしょうね。
そして私たちの背景知識も足りなかったんだと思います。

すごくないわけでは、もちろんないです。
秦の始皇帝は最初に万里の長城を造った人でもあるし、
ダイナミックだな~、とは思います。

そして始皇帝陵墓も含め、この工事に費やされた人民の労働力はすさまじいな、とも思います。



しかし、私たちの結論。

「もう遺跡と呼ばれるものは見ないことにしよう」
「やっぱり、自然遺産がいいね」

北京で見た万里の長城は遥かなる山の尾根にそって
長城がずっと連なっていたから感動したんでしょう。

1つ学んだ兵馬俑見学でした。


PS:

しかしこの夜、千明の夢の中に
兵馬俑がずっと出続けたので、
やはり、そこそこのインパクトはあったんだと思います。

世界八十八湯温泉道 第11湯 華清池

『世界八十八湯温泉道』
これは私たちが愛し、誇りにしている別府の温泉文化そのものと、
『別府八十八湯温泉道』を世界中に広めるための取り組みです。

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西安から東へ約35kmの驪山のふもとにある温泉です。

ここに、唐の時代の玄宗皇帝と楊貴妃が入っていたという
浴槽の遺跡が発見され、展示されています。

温泉は現在でも湧いており、入場客も入浴可能。
もちろん、私たちは温泉目当てでやってきました。

この辺りには温泉のあるホテルが結構多いようです(バスから見えました)。

西暦747年、唐の玄宗皇帝がこの地に宮殿を建てるよう命じたそうですが、
その華清宮はとっくに壊れてしまいました。

現在の華清池は清代に再建されたものに基づいて修復され
私たちが訪れた今でも園内の整備・拡大が続いていました。

拡大に伴って、入場料の値上げがなされる予定だそうです。

源泉。他にも2つあります。



源泉のそばには温泉分析表。



手湯。こちらは無料。



平日だというのに園内は中国人ツアー客で溢れていました。

びっくりしたのは園内のトイレ。
センサーで流れるタイプですが、センサーが全く働かないので
どのトイレも悲惨な状態に…(涙)
見かけだけの近代化はやめて…

個人的には温泉地の後ろの驪山にもひかれました。
登ると気持ちよさそう。
60元くらいでケーブルカーも出てます。



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≪一般情報≫

温泉地名:驪山温泉
営業時間:9:00~19:00(夏期)、9:00~18:30(冬期)
華清池への入場料:夏場70元、冬場40元(値上げの可能性あり)
入浴料:128元(個室、単人部屋)
泉質:炭酸ナトリウム、二酸化珪素、アルミナ、酸化ナトリウム、
硫黄、硫酸ナトリウム等、豊富なミネラルを含む

アクセス:西安駅前の東側から緑色で遊5(306)の公共バス(兵馬俑行き)に乗る。
西安から約35キロ。だいたい45分ぐらい華清池に到着(6元)。
兵馬俑と組み合わせて1日観光するとちょうどいい。


≪評価≫

清潔さ:2
泉質:3
人情/ホスピタリティ:3
コストパフォーマンス:3
興味をそそるユニークさ:3
雰囲気:2
合計:16点

≪コメント≫

園内にはいくつか入浴施設がありますが、
どれも同じっぽいです。

私たちが入ったのはこちら、『長湯』。



(廊下)



20元の共同浴場があると聞いていましたが
掲示されているメニューにそれらしき項目が無いので、
一番安い『単人湯』(シングルルーム?)にしました。

係のおばちゃんがお湯をドボドボ入れてくれつつ
お湯の出し方・止め方を指導してくれます。

タオルやシャンプーなどのアメニティは別料金。



打たせ湯風なのかシャワー代わりなのか、
浴槽の上部に蛇口が2つ、湯船の中に1つ。

水がでる蛇口はありません。

お湯は無味無臭ながら、柔らかくて気持ちいい。
普通に日本で湯船につかっている感覚に襲われます。

温度は41度くらいかな。

天井は吹き抜けで湯気がこもらず快適。

上がったら浴室の横の簡易ベッドで休憩できます。
特に時間制限はありませんでした。



お風呂の造り的に、風情とかは全くありませんでしたが
たっぷりのお湯で気持ち良く入浴できました。



2011-06-11

西安で城壁サイクリング

西安で楽しみにしていたことの1つ、
城壁サイクリング!!

西安の城壁は、隋・唐の時代に造られた土塁(城壁)をもとに、
明の時代に本格的に築かれたそうです。

西安は『古都』というイメージからかけ離れた都会ですが、
町の中心部にどかっと位置するこの城壁はカッコ良い。

高さ約12メートルで見晴らし抜群!
全長はだいたい14kmとのことで、
長すぎず短すぎず、サイクリングにぴったりです。

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さて、まずは城壁に登らねばなりません。
私たちは宿に近い南門から登りました。

入場料は一人40元。


レンタサイクルは、西門や東門から登ってもあったと思います。

ちなみに、城壁でサイクリングするのに
自分の自転車を城壁の外から持ち込むのはダメっぽいです。

南門を登って、右でも左でも、
少し歩いたところにレンタサイクルスポットはあります。


料金は100分で1台20元、デポジット200元。
二人乗り用の自転車もあり、こちらは40元。
100分で余裕で一周できます。

行ってきます!!

私たちと同じタイミングで日本人の中年のおじさま2人が
なぜか2人乗り用自転車を借りて走って行きました。

「あんまり揺らさないようにね」
「ゆっくり行こうね」

ラブラブか?!
面白すぎる光景でした。

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気を取り直してレッツゴー!

城壁にはトイレや飲み物を売っているところもあります。
自転車はGIANT製。

城壁の道が、かなりぼこぼこの石造なので、
道中パンクしないかヒヤヒヤしました。

私たちがサイクリングを始めたのは夕方5時くらい。
炎天下を避けてきたので快適!

北門の近くまでくると西安駅が見えてきます。


いつも人でごった返している駅前。


南門から北門まで来たところ。
やっと半分!

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残り3分の1くらいのところでアクシデント発生!
なんと北京で買ったお気に入りのビーサンが壊れてしまいました!


鼻緒の部分がちぎれてしまったのです。
大ショック!!


まだまだ先は長い!
新しいビーサン買いに行くぞー!

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その後、サイクリングを終えた私たちは
急いでショッピングセンターへ向かい
140元(1820円)で新しいビーサンをゲットしたのでした。

ちなみに、北京で買ったビーサンは12元(156円)。
その価格差、10倍以上。。

とにもかくにも、楽しいサイクリングでした☆

2011-06-10

上海―西安 夜行列車の旅

上海から西安への移動は夜行列車です。

この切符は、万里の長城へ行った際、
八達嶺駅のガラガラなチケットカウンターで
並ぶことなくスムーズに購入できました。



ちなみに、今までは鉄道の代理店みたいな所で
外国人も切符を購入できていたのですが、
2011年6月1日以降、中国で高速鉄道の切符を購入する場合、
直接駅で購入しなければならなくなったそうです。

北京で「北京―上海」の切符を代理店で購入しようとしたら
ことわられてしまいました。

そして、列車によっては、切符購入の際、
中国人も外国人も身分証明書の提示を求められます。

中国での切符販売は、新幹線以外は
いまだに対面方式が主流です。
(上海駅の一部の切符売り場には、
新幹線以外の電車の切符を購入できる自動券売機がありましたが)

そのため、主要な駅では切符売り場に長蛇の列ができ、
中国語のできない旅人にかなりのフラストレーションを
与えてきたと思います。

国としてもスムーズな切符の購入を
重要な課題としてとらえているらしいですが、
(たまに鉄道のCMなんかを街中で見るので)
いつになったら解決することやら。

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さて、話を上海駅へと戻します。

私たちが乗る電車は上海始発。
19:58発ということで、駅でお弁当を購入。

乗ってみたら車内販売もありました。
カップめんとか果物、飲み物、おやつ、新聞に地図なんかも。

電車に乗る人はみんな大量の荷物を持っているので、
遅れて電車に乗り込むと
自分の荷物を置く場所がない!なんてことにもなりかねません。
気をつけましょう。

幸い、今回は大丈夫でした。



今回の席は、『硬臥』。
3段ベッドの真中の段です。

以前一番下の段に席をとったら、
人が寝てるのに当然のように中国人のおっちゃんたちが
覗き込んできたり座ってきたりしてイラっとしたので、
一番下は避けました。

ちなみに、一番上は登るのが大変そうだけど、
足元に荷物置き場があってよさそうです。

誰にも邪魔されることなく
ぐっすり眠って朝には無事西安駅へ到着!

2011-06-09

中国の宿① 天津・北京・上海

今日まで私たちが中国で滞在した宿と
その周囲のご飯屋さんをまとめてご紹介。

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天津

『格林豪泰天津白堤路店 (GreenTree Inn Tianjin Baidi Road Hotel)』

中国に多数の店舗を持つ GreenTree Inn です。
Hotels.comで安い部屋を予約しました。


部屋に窓がないことと、
シャワー室の水はけが悪いこと以外は
普通の快適なビジネスホテルでした。

滞在日:2011/5/25~5/28(3泊)
価格:169元/泊/2人(ネット予約はさらに割引)
アメニティ:ビジネスホテルなので一通りそろってました。
ミネラルウォーターやタオルも毎日サービス。

≪感想≫

このホテル、周囲にご飯屋さんが何もない!と思いきや、
1皿5~10元の安い食堂(工事現場のおっちゃんとかが来る)や、


中国西方のムスリムの食堂(中国国内どこでもある食堂)、


1つ10元のボリューミーなお弁当屋さん(美味い!!)


以上は徒歩圏内にありました。

ほっ。

さらにラッキーだったのは、バスに乗ってうろうろしたところ
ホテルのある白堤路沿いに温泉施設と
超美味しい串焼き屋を発見したことです。


他、特筆事項なし。

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北京

『北京鼓韵青年旅館 Drum Tower Youth Hostel』

中国はユースホステルが充実してて好きです。
どこも結構雰囲気が良い上に、設備も充実。

滞在日:2011/5/31~6/4(4泊)
価格:50元/泊/人(ドミトリー)
予約:Hostels.com
アメニティ:なし
お気に入りポイント:コインランドリー、物干し場、どこでもWIFIアクセス可



≪感想≫

屋上やロビーの共有スペースが快適なユースホステル。

どこもトイレが詰まりがちでしたが、
スタッフがほぼ一日中掃除してまわってるようなので
まあまあ快適でした。

電車やバスでのアクセスも◎。

近くにはコンビニや美味しくて安い串焼き屋がたくさんあります。
繁華街も徒歩圏内。

賢のお気に入り食堂。おばちゃんが気さくです。

青空串屋。

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上海

『City Central Internatio​nal Hostel』

上海は前回長居しましたが、また違うエリアに宿泊。
これがなかなか当たりでした。

滞在日:2011/6/5~6/9(4泊)
価格:40元/泊/人
予約:Hostels.com
アメニティ:なし
お気に入りポイント:コインランドリー、乾燥機、格安レンタサイクル、朝食無料、広いドミ




≪感想≫

こちらもなかなか雰囲気が良いホステルです。
当初、男女混合6人部屋のドミトリーを予約していたのですが
先方の手違いで4人部屋をあてがわれました。ラッキー。

ドミにしては部屋もベッドも広くて快適。

WIFIがつながるのは1階のロビーのみですが、
居心地がよい雰囲気なので、まあ良し。

立地は観光エリアから離れているものの
地下鉄の駅に近いので移動には問題なし。

近くにお気に入りの食堂確保。

1つは公園近くのショウロンポウ屋。
もう1つはユニクロやZaraの入ったショッピングセンター横の『桂林米粉』。

夜には道沿いに服屋が並び、夜市が誕生。
ローカルかつ賑やかで楽しいエリアでした。