2013-04-25

世界一周旅を終えて、今思うこと① 「人間」について

ブログを書くのもずいぶんと御休みしておりました。

 コロンビアでの例の事件以来、
パソコンも携帯も持たずにきてしったので、
物理的にブログを書いてUPすることが難しかったためです。

とはいえ、旅の終盤、南米大陸での四カ月を
身軽に動きまわれたことは本当に良かったと感じています。

なぜならネットに縛られなくて済む分、
身体と直感だけを頼りに、純粋な「旅」らしい経験を積むことができたからです。


 
 さて、なにわともあれ、無事日本に帰国できたことを御報告するとともに、
自分自身の為にも、今回の旅を総括して、その学びをこれからまとめていこうと思います。


最初のテーマは「人間」


旅の途中(たしかエジプトあたり、、)ふとしたことから気づいたのですが、
「人間」って言葉は良く出来ているんです。

私にとって、

この言葉には「『自分』とは何者か?」という問いへの答えが隠されていました。


どういうことか?

この「人間」という言葉はヒトという種の一個体を表しています。
一人のことを表すのに「人の間」と書き表すのです。

言い得て妙、、ですね。

考えてみると、
「私」は私一人ではその存在を認識し得ません。

「私」は常に、「私とは違う誰か」との相対的な関係の中に認識しうるものではないでしょうか?

「私」は「私だけ」では成り立ちえず、
「私以外の全ての存在」が会って始めて「私」足り得るのではないでしょうか。


言い換えれば、

「私」が存在するためには常に「他者」との「関係」が必要だってこと。

その「関係」が無ければ「私」は自我を育み、独立した存在として成立しえないのです。


そうであるならば、、

 

「私」=「『私』と『他者』との『関係』の総和」だと言えます。


そして「『私』と『他者』との『関係』」は、言い換えれば「人と人の間」のこと。 
つまり、「人間」なのです!

ね、良く出来てると思いませんか?


ですので、

「『自分』とは何か?」という問に対しての答えは、

『自分』とは、「『自分』が出逢ってきた『他者』との『関係』の総和」


だと、この世界旅を通じて気づくことができたのでした。

そういう哲学を腹に据えることができた私自身は、
これから先、以前よりもさらに自信をもって「誰かの為に」という言葉を使えるようになれそうです。

なぜなら「誰かの為に」は、ダイレクトに「自分の為に」と同一なのですから。



以上






 

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